見出し画像

第133号 / フリーランスセラピストDAOが盛り上がってきました / フリーランスセラピストDAO今後の構想 / 精神科の看護師の知見をフリーランスに活かすためには? / 予備知識がなくてもわかる「Web3」の基本的な考え方 / 障害者支援に関する事業計画 / 他

> Freelance Therapist Magazine
> 2022年11月25日 第133号
 フリーランスセラピストDAOが盛り上がってきました
> 1.学びが深まる情報
 フリーランスセラピストDAO今後の構想
> 2.質問回答
 精神科の看護師の知見をフリーランスに活かすためには?
> 3.気になった記事
 予備知識がなくてもわかる「Web3」の基本的な考え方
> 4. 新米社長日記
 障害者支援に関する事業計画
> 他

どーも、ゆうとです。

今年から運営し始めている「フリーランスセラピストDAO」が少しずつ盛り上がってきました。

こちらはdiscordというサービスを利用して運営しているオンラインコミュニティで、今後フリーランスのセラピスト活動を見据えている、もしくはすでにフリーランスとして活動しているような人同士が交流できる場になります。

discordというのはslackやチャットワークのようなコミュニケーションツールで、いろんなチャンネルの中でテキストで話したり、時には音声やZoomのようにオンライン顔出しで話せたりもします。

参加人数は現在30〜40名程度ですが、多種多様な人が集まってきました!

資格としては理学療法士・作業療法士・看護師・言語聴覚士・柔道整復師など、立場としても学生・病院勤務・フリーランス・経営者など様々です。

チャンネルの種類も以下のようにけっこう増えてきました。

・雑談や普段感じていることなどを気軽に話すチャンネル
・資格ごとに分かれて同業種の中で話すチャンネル
・メンタル、スポーツなど分野ごとで話すチャンネル
・ビジネスやweb3など
・各プロジェクトに関するディスカッション

最初はとりあえず雑談や普段感じていること、同業種内での交流やしやすい印象ですかね。

そこからいろいろな学問やビジネス・web3について学んでいけると良い勉強になると思います。

だんだんコミュニティメンバーとの交流が進んできて、プロジェクトに関わっていけるとより面白さが増すでしょうね!

つい最近立ち上がったものとしては、「セラピストの英語学習」プロジェクト。

アメリカ留学の経験もある言語聴覚士のconさんが、今後英語の勉強にも力を入れていくとのことで一緒に勉強していくグループとして立ち上がりました。

その他にも鍼灸学生のjimawataくんが「scienceデータベース」プロジェクトとしていろんな学問的な知見を整理して交流を進めていく方法を考えたり、「政策提言」について考える、「自費 × マーケティング」に関して考える、などチャンネルも増えてきました。

このようなプロジェクトに参加してみるのもありだし、また新しいプロジェクトを立ち上げるのもあり。

興味があれば一緒に交流してみませんか?(無料です)

今回の記事ではこのコミュニティの今後の構想についても考えていることをまとめてみるので、よかったら読んでみてください。

=======

セラピスト/トレーナーとして今後副業やフリーランスとして独立を考えている方はこちらの無料メルマガを購読してみてもらえたらと思います!

https://tashirowy.wixsite.com/website/mailmagazine

このマガジンではフリーランスセラピストとして活動している筆者が同じような働き方を目指すセラピスト/トレーナーの方にとって有益になる情報や、最近のセラピスト/トレーナー業に関係するニュースで気になったものを深掘りした内容を書いています。

1本200円で毎週金曜17:00に連載しており、月だと4本で800円になりますが、継続して購読すると600円/月になっており少しお得です。

初月無料ですので、よかったら試しにでも購読してみてください。

あと筆者は小さな株式会社を作って運営もしており、フリーランスとしての活動だけでなく組織作りや経営に関する知識・経験も後半でまとめているのでそちらに興味がある方も読んでみてもらえると嬉しいですね。

それでは今回もよろしくお願いします。

1.学びが深まる情報

フリーランスセラピストDAO構想

先ほど最近のコミュニティの様子を書きましたが、今後の構想についてここから書いてみようと思います。

まずDAOという名前についてですが、これはDecentralized Autonomous Organizationの略で分散型自律組織という形態。

最近トレンドになっているweb3という概念から出てきたものになりますね。

ですので、将来的にはトークンやNFT、ブロックチェーンのスマートコントラクトという技術も活用して継続的に運営されるコミュニティにしていけたらなーというのが長期的な構想ではあります。

手段としてはこのような技術も使っていけたらと思いますが、根本的なビジョンとしては「フリーランスのセラピストとして活動する上でのインフラ」のような場を作れたらいいんじゃないかなーと考えました。

以前このようなツイートもしましたが、今後コメディカルの有資格者の仕事に関して人口減少が進む日本においては供給数が多すぎてあふれてしまうことが予想されています。

そうなるとコメディカル系の国家資格をとったとしても病院や施設で働くのではなく、フリーランスとして活動する人も増えてくることが予想されますがなかなかその方法について学べる場が少ないのが現状。

今年自分としては「フリーランスセラピストの教科書」というコンテンツも作りましたが、これを読むだけでもまだ自立は難しいでしょうし、自分がサポートできる人数にも限界があります。

そこでコミュニティとしてフリーランスのセラピスト活動をサポートしあえる場があるといいんだろうなーということを思いコミュニティ運営を始めた感じですね。

自分のイメージとして1人のセラピストがフリーランスとして自立する中では、以下のような仕組みがあるといいんじゃないかと考えています。

・小さい副業のような案件を紹介してもらえる
・自分の商品/サービスを決めるサポートを受けられる
・自分の商品/サービスを営業していく方法を学べる
・新しいスキル、ノウハウを学ぶ
・自分の事業をスケールする方法を学べる
・仲間と共同でプロジェクト運営をしていく
など

様々な立場の人が集まるコミュニティができてくるとお互いに支え合いながら成長できる場になってくるようなイメージがあるんですよね。

例えば自分であればある程度フリーランスのセラピストとしての自立度が高まってきていますが、対応できる法人案件にも限界があるので一部の仕事を今後フリーランスを見据えている人に振っていくのもありだと考えています。

それもお金として報酬を支払うこともできれば、トークンを使って体験してもらうのも仕組みとしてはできるでしょうね。

そしてそのトークンを使えば、自分の商品/サービス作りの相談や営業方法のレクチャーなども受けられるというような仕組みができれば、お金を使わなくてもお互いの価値交換ができる可能性も考えられます。

また一定の量のトークン運用に参加して人に提供されるNFTのようなものを作れると、簡単な資格のような感じで、そのNFTを持つ人がノウハウを指導する側に回れるといった制度設計もできるでしょう。

今の日本ではトークンに金銭的な価値をつけるのは法制度上やりにくいですが、NFTに関してはお金で買ったり交換したりもできるので、プロジェクト運営においてうまく活用していくことでビジネス的なメリットを受け取ることもできるようになってくると予想されます。

まだ完全に具体的な言語化が難しい領域ではありますが、「フリーランスのセラピストとして活動する上でのインフラ」作りは今後も進めていけたらと思いますし、ぜひ一緒にディスカッション・協力しながら作り上げていきましょう!

2.質問回答

精神科の看護師の知見をフリーランスに活かすためには?

今回は上のような質問への回答を考えてみようと思います。

ここから先は

4,161字 / 3画像

¥ 200

より読者のみなさまのためになる記事執筆の活動費にあてさせてもらえたらと思っています。もしよければサポートお願いします!