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Superfeet【GREEN】パフォーマンスレビュー
(本レビューはブログ「エントレ」の内容を転記+リライトしたものです)
バスケをするにあたってバッシュ選びはパフォーマンスを発揮するうえでは重要な要素の1つです。
そのためバッシュ選びに凝る方は割と多いですがバッシュ選びに凝るならもう1つ凝っておきたい製品があります。
それはインソールです。
純正のインソールでも十分性能が高いバッシュは多いですがインソールを変えてみるとフィット感が向上したりソール性能をより効率的に引き出すことができたりすることがあります。
つまり、バッシュに合うインソールを入れるとパフォーマンスアップに繋げることもできるというわけです。
もちろん逆のパターンもあるので色々試して確認する必要があります。
ただ、どんなインソールがいいか色々試すのは大変という方は多いと思います。
そんな方のために今回はSuperfeet社のインソールであるGREENのパフォーマンスレビューをしていきます。
この記事を読んで興味が出た方は是非手持ちのバッシュで試してみてください。
Superfeet-GREEN-
アメリカを拠点としたインソールメーカーのSuperfeetが足病医学に基づいて作成したインソールがGREENです。
バイオメカニズムに基づいてデザインされた形状が足を適切にサポートするように開発されています。
インソール材質構成
GREENの材質構成としては高密度フォームをベースに足裏に接する表面部分にはPE生地による表面加工が施してあります。
踵から中足部にかけてナイロン製のスタビライザーが足裏をサポートする構成になっています。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60803100/picture_pc_346ac43eb2838d72654b7a910f3a8734.png?width=1200)
ベースとなる高密度フォームについては詳細は分かりませんでしたが触った感じではHDPE系のフォームではないかと予想されます。
厚さはそれなりにありますがかなり密度の高いフォームのようで沈み込みはほとんどありません。
各部詳細
前足部には足裏をサポートするような部品はないため高密度フォームと表面生地でバッシュ内をカバーする形になります。
スタビライザーが踵から中足部にかけて大きくカバーしていますが足指の屈曲の邪魔になることはなくスムーズに屈曲させることができるようになっています。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/60803107/picture_pc_5eb57df6911eb29942234a64cc001fa0.jpg?width=1200)
画像は既に何度も使用した後のもので恐縮ですが、そのおかげで足指の屈曲点とスタビライザーのカバーしている範囲が重なっていないことが確認できると思います。
GREENのヒールカップはSuperfeetを象徴するデザインの1つでかなり深い設計になっています。
このヒールカップに踵がすっぽりハマり踵の肉を正しい位置に補正してくれることで足が本来持つサポート機能を発揮させることができます。
Superfeetではこのヒールカップやスタビライザーの形状などで特許を取得しており独自の技術として製品を設計しています。
Superfeetのサイジングは足の大きさではなくこのヒールカップに踵が綺麗に収まるかどうかで判断します。
長さだけ見て合わせてしまうとヒールカップに踵が収まらなかったり逆にスペースに余裕がありすぎたりして性能を最大限引き出すことができないのでご注意ください。
要試着!
使用感
実際にGREENを入れてバスケをしてみた感想を書いていきます。
アーチサポート
Superfeetのインソールはスタビライザーがかなり肉厚に作られているうえアーチサポートはかなり高めに設定されているためアーチが低めの方には下から突き上げるような感覚を覚えるかもしれません。
実際私はGREENを使い始めた頃アーチが若干低めだったので強烈にアーチをサポートされているように感じられました。
ただし、Superfeetのすごい所は履き続けることでこのアーチサポートに合わせてアーチが徐々に改善していくことです。
使い続けることで矯正器具のように働きSuperfeetが理想とするアーチを形成していくことができます。
私の場合はこれに加えて身体操作のトレーニングを続けたこともあってアーチはかなり改善し今はGREENを入れてバッシュを履いても突き上げるような感覚はなく心地よいサポートと感じられるようになっています。
ヒールカップ
肉厚のスタビライザーと高密度フォームよって形成されたヒールカップは強力に踵をホールドしてくれます。
多少踵のブレを感じるようなバッシュでもGREENを入れることでピタッと踵が収まりプレイ中のブレをかなり軽減してくれます。
また、踵の肉を適正な形に補正してくれるので硬いヒールカップに乗っているのに衝撃を吸収する性能が上がったように感じます。
これが本来の足の衝撃吸収性能か、と驚くこと間違いないかと。
注意点としては肉厚のヒールカップが踵の位置を純正インソールより高くして足の前傾を強調するのでバッシュのパディングがうまく機能しなくなる可能性があるという点でしょうか。
踵のブレは抑えられるけど抜け感が強調されてしまう可能性があるということなのでバッシュとの相性が求められる部分です。
足指の屈曲
GREENの構成上前足部をサポートする機能はないため足指の屈曲に影響はありません。
自然な屈曲をさせることができます。
しかし、前述したアーチサポートやヒールカップの機能によって足の機能は最大限発揮されるので単純に足指を屈曲させるよりは動きやすくなります。
パフォーマンスへの影響
このインソールを入れて20足ほどバッシュを履いてプレイしてきましたがパフォーマンスがアップするかどうか当たり外れがあり要確認という感じです。
試着して次のような傾向があるバッシュは相性外れの可能性が高いです。
・踵の抜け感が強調されてしまう
・フォアクッションが柔らかすぎて大きく沈む感覚がある(プレイ中の前傾強調)
・前足部、特にトゥーボックスの空間が元々大きい
・元々アーチサポートがしっかりしている
・元々前傾が強い
実際にプレイしてみて判断するのが一番ですがGREENありきでモデルを選ぶのであれば参考にしておいた方が良いかと。
また、もう1点気になるのは表面生地の滑りやすさです。
抗菌加工もされていてありがたいですがコンフォートな乗り心地にするためなのか結構滑ります。
グリップソックスなどで対策しないとトゥーボックスの空間が大きいモデルだと逆にストレスになることも。
相性外れの傾向の逆でアーチサポートが弱いモデルや後傾が強いモデルはそれらを解消する方向に働いてくれると思います。
シューズ内の前傾後傾についてはプレイヤーの好みもあるので絶対の項目ではありませんが。
そんなGREENを入れて体感できた効果としては、、、
・足底筋膜炎の軽減、解消
・踵滑液包炎の軽減、解消
・バスケ後のアーチ崩れの軽減
・踵のブレ低減
・フォア加速の押し出しやすさ
以上5点が体感できました。
バッシュとの相性が試されるのでハマるモデルだと性能が1段階引きあがったように感じます。
逆に外れるとストレスが溜まることもあるのでそういう場合はSIDASのアクション3Dを入れることが多いです。
サイズ調整やフィッティング調整の確認も含めて試着だけでは分からない部分もあるので好みのモデルがGREENと相性がいいかは運次第。
ハマると強い高性能インソール
今回はSuperfeet社の高性能インソールGREENのパフォーマンスレビューを書きました。
モデルによって相性があるインソールですがハマった時の性能は文句なしなので1個持っておいて損はないインソールだと思います。
これまで20-30種類のインソールをバスケで試してきましたがバッシュの性能を1ステップあげるようなインソールは中々ないのではと思います。
まだ社外インソールを試したことがないという方には是非オススメしたいインソールだと思いますので この記事を読んで興味をもったら是非試してみてほしいと思います。
仮にバスケで合わなくても普段履きのシューズにいれることでアーチ矯正の効果は間違いないので買って損をすることはないインソールだと思います。
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