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【JORDAN】Air Jordan 11 RETROパフォーマンスレビュー
(本レビューはブログ「エントレ」の内容を転記+リライトしたものです)
今回はJordanブランドから発売されているAir Jordan 11 RETROのパフォーマンスレビューをしていきたいと思います。
MJが1回目の引退から現役復帰したシーズンのプレイオフで着用したモデルとして注目されていた本モデル。
MJ主演の映画「Space Jam」でも着用されたモデルとしてファッション界隈でも大人気のモデルとなっています。
オリジナルは履いたことがないのであくまでレトロとしてのレビューになりますがオンコートでのパフォーマンスはどうなのかレビューしていきたいと思います。
Air Jordan 11 RETRO
今回レビューするAJ11は元々カジュアルモデルとして発売されたカラーでオフコートで履こうと思って購入したものでした。
しかし、購入して足入れしてみたところ「バスケで使えるやつ、、、」となって思わずオンコートで使用してしまったという経緯があります。
バスケで履けると感じたのはこれまで購入してきたAJ11とはソールの感触に違いがあったからなんですが詳しくはソール反発性の項目で書きたいと思います。
購入モデル基本情報
Color:Platinum-tint/University-Red/Sail
Last:Grobal
Size:29cm(my size)
Insole:SIDAS Action 3D
デザイン
AJ11といえばマイケルジョーダンが機能性だけでなくフォーマルなデザインを要望した結果生まれた独特のデザインが特徴です。
AJ11が発売された1995年はレザーを使用したモデルが多い時代でしたがそんな中でエナメルとバリスティックメッシュを組み合わせたデザインはバスケ以外の界隈でも好評を博しました。
なんですが、このカラーはカジュアルモデルということもありエナメルはヌバックに変更されよりファッショナブルな仕上がりに。
ホワイトベースのAJ11はいくつも発売されていますがヌバックのおかげもあってかなり柔らかいホワイトでオフコートで履くにはかなりいいデザインだと思っています。
アクセントの赤のおかげもあってかなり爽やかかつ綺麗。
と言いつつバスケで履いてしまうあたりが基本はやはりバスケットマンだと感じる瞬間でもあります。
バスケで履いてしまうとフォアを多用するタイプなのでトゥに屈曲跡がつき新品感がすぐになくなってしまいますが靴は所詮消耗品という考えなのであまり気にせず履き続けます。
サイズ感
エナメル仕様もそうですがAJ11のアッパーは全体的に薄めで前足部に割と余裕のあるつくりなのでパフォーマンスモデルとしてジャストサイズを購入するならハーフサイズダウンが良い感じ。
オリジナルはもっとアッパーが分厚かったとのことですがレトロは今後もこの傾向だと思うので履いたことがない方は一度試着できるといいですね。
オフコートで履くモデルはマイサイズでとりあえず購入してしまうので余裕がでたスペースはソックスの重ね履きで調整。
履き口からヒールにかけてはパディングとヒールカウンターがしっかりあるので思ったよりガッチリめに抑えてくれます。
逆にソックス1枚だとアッパーが薄いけどフレキシブルではないのでフィット感はそこまで得られない感じかと。
これはこれまで履いてきた他のAJ11レトロでも感じていたのでバスケでAJ11を履こうと思う方は参考にしてみてください。
シューレースは丸太紐ですがレースホールの数が多いためレースアップするとソックスを重ねた分のパディングと相まって中々心地よくロックダウンしてくれます。
個人的にはレースアップした時の感触はエナメルよりヌバックの方が好み。
耐久性
AJ11をバスケで履いたのはこのカラーが初めてでしたが耐久性で心配な部分はアッパー側面部、特に小指のあたりでしょうか。
左右の切り返しなどでダメージを受けやすいこの部分、アッパーが薄い分ダメージはもろに入ります。
ソールがかなりカッチリしてるセッティングなので横方向の荷重に対してアッパーにダメージは入りやすい印象。
フライワイヤーを多用してた頃のハイパーダンクなど薄いアッパーのモデルには耐久性の面で良い印象はありません、突き破っちゃうので、、、
他の部分でいえば履き口の部分まで生地が薄めなのでプレイ中に良く擦れるタイプのプレイヤーはすぐに破れそうな印象です。
ここまでが採点外レビュー項目。
ここから採点対象のレビュー項目になります。
ソール反発力【17/20点】
オフコートで履こうと思って購入したこのカラーのAJ11をなぜバスケで履こうと思ったかというと今まで履いてきたAJ11のレトロに比べてクッションのセッティングがしっかりしていたからです。
これまで履いてきたAJ11レトロのミッドソールは薄すぎでアウトソールに直に乗っている感じでパフォーマンスモデルとはお世辞にも言えません。
ミッドソールが薄いならAJ1のようにリジットなソールの仕上がりならそれはそれでバスケしやすいんですがAJ11レトロの場合ひたすら不快。
オフコート着用と割り切って今まで履いていたAJ11がこのカラーではミッドソールの厚みもしっかりあってカーボンプレートの反発もしっかりと感じられるセッティング。
一般的な日本人の方には固いと感じられるセッティングですがこれが私にとってはとても心地よいレベルでした。
これまで履いてきたAJ11のレトロを採点するなら10~12点ぐらいです。
ソール剛性(屈曲復元力)【18/20点】
ソールのセッティングがしっかりしていることもありソールの剛性はかなり高め。
アウトソール直上に配置されているカーボンプレートも良好に機能します。
フォア加速を多用するタイプのプレイヤーにとっては"この剛性だよね"と言いたくなる心地良さ。
ただし、アッパーが薄いのでまともに履くと寿命はすぐに迎えてしまいそうなのがちょっと惜しいところです。
フィット調整【15/20点】
レースホールが多めの機構になっているうえアッパーが薄いことも幸いしてレースアップによるフィット感の調整はしやすいです。
ただアッパーが薄いけど足にフィットするマテリアルではないので厚めのソックスorソックス2枚履きで内側のパディングの調整をしてあげないと心地よりロックダウンにはならないかな、という印象。
グリップ【20点】
ソールパターンはソリッド部分はヘリンボーンパターンを採用、トランスルーセントの部分は幅の太い波状パターンになっています。
エッジを多用しなければ主にソリッド部分で接地するといますがソリッド部分のラバー粘土は柔らかめでかなり強力に床を捉えます。
それじゃエッジで接地すると滑るの?と言われるとこちらもかなりがっちり床を捉えて止まってくれるのでグリップ面で不満を感じることはないかと思います。
人によってはソール剛性の高さから使いにくい接地面はあるかもしれません。
接地感【9/10点】
接地感はしっかりとしたソールセッティングの割に良好。
個人的には 絶妙な接地感で接地感が薄すぎずかなり好みです。
ただ、一般的には少し接地感は薄めといわれる仕上がりなので接地感を重視する方にはマイナスポイントになる部分かなと思います。
ヒールの掴み(踵の抜け感)【8/10点】
ソックス2枚履きで調整していますがアッパーが薄いため全くブレを感じないかというと嘘になるヒールの掴み具合です。
プレイに支障はありませんがヒールを多用すると顕著にブレを感じそうなので少し注意したいところです。
総評
Lowカットを含めるとこのAJ11が4足目のレトロになりますがバスケで履けそうなミッドソールをしていたのはこのカラーのみ。
他のカラーはミッドソールが薄すぎorオフコートでちょっと着用しただけでヘタるレベルなのでバスケには使えないセッティングでした。
オリジナルを履いたことがないのでこのカラーのセッティングがどこまでオリジナルを再現できているか体験できていないのが残念なところ。
とはいえミッドソールがしっかりしているAJ11はパフォーマンスモデルとして見た時に十分な性能を持っていることは間違いないので今後AJ11を買うときはバスケで使えるかも?を念頭に物色しようと思います。
ミッドソールがしっかりしている場合のパフォーマンスは十分試合でも使えるレベルなのでデザイン含めてテンション上げて履いていけるモデルではないかと思います。
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