タイトル戦予選の戦い方~若獅子戦予選振り返り~
こんばんわ。
ここ最近バタバタしていて久しぶりのNote更新です。
ちょうど若獅子戦があったので、若獅子戦予選を振り返りながら自分なりのタイトル戦予選の戦い方を書いていこうと思います。
タイトル戦予選で大切なこと
システムの理解
まず、大切なのが予選のシステムをちゃんと理解することです。
若獅子戦では最初に4半荘打ちます。
そして、プラスの成績者+α(4の倍数になるように調整)の人が5回戦に進み、上位48名が2日目に進出します。
2日目も同様に最初に4半荘。
そして、上位24人が5回戦に進み、最終的に上位12人が勝ち上がりになります。
これは勝ち上がりの人数こそ違いますが、新人王戦など多くの予選ではこのシステムです。
目標を明確に
当然のことを言いますが、予選での目標は最終的な勝ち上がり人数に残ることです。
途中敗退者が確定する半荘はありますが、あくまでも目標は最後まで残ること。そのため、その可能性を最大化する選択をとるのが大切だと思っています。
よくあるのが初日の5回戦目。
「ベタオリしていれば初日通過はほぼ100%」
でもリスクを追って前に出ればポイントを上乗せできる可能性がある。
ただ、着順が落ちて初日敗退の可能性がある。
このようなケースたとえ初日敗退の可能性があっても最終的な勝ち上がり確率を少しでも上げられるならリスクを背負った方がいいです。
ボーダーの予想
同じようなシステム、参加者の予選のボーダーから最終的な目標の数字をイメージします。
公式ルールで行われる若獅子戦の参加人数であれば70~80p。
今回は80pを目標にしていました。
第8期若獅子戦初日
未だかつてないトラブル
前日に震える情報が入ってきました。
「空調設備故障により、会場の室温が30度を超える」
初日の集合時間は12時だったので8時に起きて半袖シャツと防暑グッズを買いに行くところからスタートしました。
いつも自分は会場に向かう時は、なにかトラブルが起きた時にタクシーなどでなんとか巻き返せる時間に到着することを意識しています。
会場に到着すると中には10人ほど。
思ったより暑くないなと思いました。
しかし自分の1回戦の卓が鳳凰戦で降級が決まった時の卓。
12000放銃したいやな記憶がよみがえります。
全員集まり席決め。
なんと席も一緒。
悪い予感というのは当たるものですな。
1回戦
西家スタート。
東1局。
南家に仕掛けが入りますが自身の手はこれ。
4m引いて9sツモしか考えてません。
「4m4m4m4m4m4m4m」と思ってるとおもむろに親が4mでツモ宣言。
親:「4000オール」
14m待ちのツモピンフ一通ドラの綺麗な手でした。
1m放銃しなくてよかったと思おう。
切り替えていきますがこの後がお地蔵さんタイムに入りました。
まさかの焼き鳥で箱ラス
1回戦:-39.5p
全119人中119位スタート。
ここで目標は4回戦までにプラスに戻すことに切り替えました。
2回戦
起親スタート。
4巡目にチートイドラドラのイーシャンテンまでたどり着きますが20004000親被り。
内心ダメだこりゃと思ってましたがリーチピンフドラ1をあがるなどしてオーラス。
ドラ6p
親33300
自31000
西26700
北29000
なんという接戦のオーラスなんでしょう。
早々に北家に役牌ポンが入りその後2副露目が入ります。
9巡目くらいに自身の手が
ここにツモ3mで聴牌します。
マジ長考。
押したい時に押せる理由ばかり探しちゃいますよね
押す理由
・残り筋9本
・仕掛けの8pが2巡目と早い→5pが自身からワンチャンスでドラ含みターツ完成してる可能性が低そう
・自身の手の価値の高さ
押さない理由
・ツモられても30000点残りそう
・12m1p落とせる
・6m両無筋
6mポイッ
「ロン」
ドラ含みやめろ!!!!
「1000」
2回戦:+2.0p
Total-37.5p
108/119位
3回戦
南家スタート
親番に4000オール、18000と突風が吹き75000点オーバー
5200放銃で親番落ちてオーラス68000点持ちほど。
2巡目にこのテンパイが入ります。
もちろんダマ。
3pであがりたいなぁとか思っているとまさかの親リーチ。
11600以上打つと2着落ちします。
現物も1枚。筋も11筋残りとかなので3筋くらいプッシュしたところで2000オールつもられ。あいつどっから押してんだよと思われていたことでしょう。
3回戦:+43.9p
Total+6.4p
50/119位
4回戦
北家スタート
3回戦の大きなトップでスコアがプラス域に。
4回戦で微沈み以上であれば5回戦には進めそう。
だけどそれだと上位48人厳しそう。
なんとかプラスしたいとおもい臨みますが南3局に6000オールを食らうなどして一気にピンチに。
公式ルールって3900放銃とかでも痛いなぁとかなる。
5200放銃とか軽いビンタくらい痛い。
それが急に6000点とかしんどいにも程がありますよねぇ
っていうのは置いておいてオーラス親番。
南3局大連荘食らいこの局が最終局です。
27100点持ち。
7巡目に1500の両面テンパイ
上家も仕掛けています。
28600の2着で終われば4回戦に進めます。
しかし、2900で浮く価値がデカすぎる。
そしてこのくらい素点のある沈みなら5回戦残る可能性あるという点から67p外しを選択。
次順1sツモ。
そして僥倖の5sツモ。
かろうじて30000点を確保します。
4回戦:+4.1p
Total:10.5p
50/119位
5回戦
なんとか5回戦に進みますが買ってきた1Lのスポドリが4回戦でなくなります。
記憶力いい方なんですが、正直5回戦あんま覚えてないです。
軽い熱中症?
そんな中無事に浮きで終了。
5回戦:+12.8p
Total+23.3p
38/48位で2日目進出が決まりました。
途中敗退が決まる回戦の戦い方
開始前の全員のスコア状況を確認する
途中敗退が決まる回戦では、開始時に全員がスコアを開示します。
スコアを持っている人は分散が小さい選択をとりやすく、逆にスコアを持っていない人は親番降りてくれません。
ここで1番ポイントになるのがスコアを持っていない人です。
特に4回戦ですが、大きくマイナスしている人は親番が落ちるとまともに手を組まなくなります。
そういう人よりも後に親番が回ってくる場合には、1人が手を組まないという連荘しやすい状況での親番をやれるのでスコアを伸ばすチャンスです。
また、スコアを持っている人は高く見える仕掛けには万一にも飛び込まないようにしてくれる傾向があるので、プレッシャーをかけやすくなります。
次回は激動の2日目について書こうと思います。