【第0301稿】タダ飯のために名前を変更する台湾人の本気度がすごい
台湾のスシローで「名前に鮭魚(さけ)」が入っていると無料になるというキャンペーンを行ったところ、戸籍上の名前を鮭魚に変更して寿司を無料で食べたという人が135人いた、とのこと。
すげぇな台湾人。
で、ここでもちろん疑問に思うのが、「名前ってそんなに簡単に変更できるものなの?」ということ。調べてみると、どうやら台湾では人生において3回まで改名が出来るらしい。
え?なんで?
って思うよね。親からもらった大切な名前を自分の一存で、今回においては寿司をタダで食うために改名し、しかも大切な改名チャンス3回のうち2回を使ってしまう(改名→戻す、で2回)なんて…。
ではなぜ3回まで改名出来るのか。調べたよ。
まず、前提として。
台湾の名字は1文字であること。そして名字の種類は1500程度しかないこと。台湾人の名前は2文字が多いこと。それらを合わせると、同姓同名が大量に発生してしまうのだ。
台湾で一番多い同姓同名(男性)は「陳冠宇」さん。
人口2300万人に対し、約3900人いるらしい。
(参考:https://jp.taiwantoday.tw/news.php?unit=190&post=74716)
ちなみに日本では「田中実」さんが最多。
人口1億2000万人に対し、約5300人。
(参考:https://myoji-yurai.net/myojiNamaeRanking.htm)
で、同姓同名が大量発生するとどうなるか。例えば「凶悪な犯罪者」と同姓同名になる。あるいは「親族の中に同姓同名がいる」、「学校や会社、近所などに同姓同名がいる」というケースがあるため、改名する機会が3度まで設けられているとのこと。
はぁー、なるほどねー。
それ以外にも、名前が長いとか低俗、下品だとか、そういう場合にも変更出来るらしいが、それは日本も一緒。他にも養子縁組したとき、それを解消した時なども改名の機会になるらしい。
中でも一番面白かったのは、「運気が下がった時」に改名するのだとか。なるほど台湾は風水や運勢を重んじている国なので、そういうこともあるんだね…。
(参考:https://taiwanmarcos.com/change-name/)
・・・・・・。
ふと思った。
もし。もしだよ?
他の飲食店が。
じゃあ仮にマクドナルドが。
「うちもそのキャンペーンやります!」
っつって。
「名前に麥當勞(台湾でマクドナルドの意)が入っている人は無料!」
なんてやると。
すでにスシローで名前を変更している135人のうち数人が飛びついたら…
(陳さんなら)今後一生「陳麥當勞」という名前になるんだね…。
どうなるドナルドドッキドキ。
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