【第0342稿】試される日本語力、問われる洞察力、鍛えらえる精神力。
近所のコンビニで、
「よりどり3点300円!」
という商品がありました。皆さんはこの商品、
何種類あると思いますか?
あるいは、
何種類くらいあって欲しいですか?
日本語は古来より、数を数える際は「1つ」「2つ」「3つ以上」という明確な区分があります。分かりやすい例で言えば、
「どちらにしようかな」
この場合、対象物が2つであることが分かります。これが「3つ以上あるよ」と思う人は、ちょっと日本語を勉強し直してきてください。
ちなみに3つ以上ある場合は、
「どれにしようかな」
となります。つまり「どちら」は「2つのうちどちらか1つ」という意味の省略であり、「どれ」は「複数個あるうちのどれか複数個」という意味の省略になります。
話を戻しますが。
「よりどり3点300円!」
の場合はどうでしょうか?「よりどり」は「選り取り」、つまり「選んで取る」ということです。選ぶというからには、最低2つ以上の対象物が必要ですが、この場合「選んで取る」を「3点」行うことが出来るわけで、つまりこの場合対象物は3種類以上ある、と考えるのが普通です…よね?
2種類しか無いんですよ、これが。
思わず自分の目を疑いましたよ。え?1個118円のゼリーが3点で300円なのに対象となるゼリーは2種類のみ?
うそでしょ?
いや、まぁ。日本語的には間違っていないんだろうけども。
じゃあもう2点セットで200円で売れば?
って思いませんかね?2種類しかないゼリーを、なぜ3点300円で売ろうと考えたのか…不思議で仕方がありません。絶対「2点セット」と銘打った方が売れると思うわけです。
ええ、もちろん買いませんでしたよ?
3種類以上あれば買ってましたけど、それが何か?
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