【第0451稿】やっぱり中村悠平はすごかった!という話をします。
CSファイナル1試合目は見事我がスワローズが宿敵巨人を倒し、アドバンテージを含め2勝目を獲得。出来ればこのまま4連勝して欲しい…っ!
塩見の2塁打、村上の犠牲フライ、サンタナの2ランHRなど、打線の活躍もあって結果は4-0。中でも奥川投手が八百坂選手に投じたフルカウントからの渾身のストレートは、奥川投手がいかにこの1年で成長したかを見せつけるような、答え合わせの1球だったと思う。
でもね。
世間が騒いで奥川を褒めれば褒めるほど、私はこう言いたい。
中村の捕球術のおかげでもある、と。
改めて奥川の投球を見て欲しい。三振を取る瞬間は10~11秒。
分かる?審判はストライクと判定しているけど、俺が見る限り多分ボールなんだよね。
でも中村のミットの動きをよく見て欲しい。
ミットが必要最小限、最短距離の動きでボールをストライクゾーンに持って行っている。
これは俺なりの分析なので、正しいかどうかは分からないんだけど…普通のキャッチャーであれば、ミットを構えてボールを捕り、その後ストライクゾーンに少しミットをズラすというイメージ。
青枠はストライクゾーンね。
これだと、ボールを捕る、ミットを動かす、ミットを止めるという3つの行程が必要になるし、なんなら止める動作が甘いと過剰にストライクゾーンの真ん中付近まで動いてしまう。もちろん、腕が大きく動くと審判の印象も良くない。
でも中村の場合はこう見える。
最初からキャッチするときに、ミットを少しひねって(回転させて)おいて、ボールをキャッチした瞬間にミットを元の状態に戻す(逆にひねる)。
これだと、最初に無理な姿勢になっている反面、捕った後は元の状態に戻すだけだから止めるという動作も要らなくなるし、腕自体はさほど動かないので後ろから見ている審判にも「動かしている」というのが分かりにくいと思うんだ。
もう一度gifアニメーションを見てみると…?
ほら、ミットが回っているように見えるでしょ。
この「ミットを動かしてボールをストライクゾーンに移動させる」のが、いわゆるフレーミングというヤツで、中村は今シーズンこれが格段に上手くなったと思う。
投手からしたら、ストライクかボールかギリギリの所に投げておけば、中村さんがストライクにしてくれる!という信頼が生まれ、特に奥川のようなコントロールの良い投手はズバズバと見逃しの三振が獲れるようになるわけだ。
あ、元々コントロールの悪い投手にはこういうの出来ないから。だから全員が全員恩恵を受けるわけでは無いということだけ言っておく。誰のことだとは言わないけどね。
もちろん打線でも貢献していると思う。オスナとサンタナの間で良いつなぎ役にもなっているし、捕手で.280近く打っているので、陰のMVPという評価は頷ける。でもその根幹にあるのは捕手としての技術であることを忘れてはいけないのだ。
CSファイナルから日本シリーズへ。
ムーチョのすごさや頑張りはきちんとファンに伝わっているよ!
だからこのまま投手陣を支えて日本一まで突っ走ってくれ!
絶対大丈夫!
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