【第0287稿】ようやく”全米が泣いた”の意味が分かった気がする

要するに、全米の方々は「お涙頂戴」にひどく弱い感動しやすいというか、泣きやすいというか。それはもうお国柄と言っていいんじゃないか?

と思える、そんなニュース記事がこちら。

申し訳ないことに、日本人である私がこの記事を読んでも全く涙は出ない。日本人だから、という表現が適切かどうかは分からないが、おそらくこれを読んだ大半の日本人はこう思うだろう。

「僕は2週間のうちに家賃3ヵ月分を払わなきゃいけないし、それは出来ない。何個もの仕事を掛け持ちしても、眠れなくても、食事をほとんど食べられなくても関係ない。前の5月から、3度目のホームレスになろうとしてる。なぜなら、人々が配達員にチップを払わないから。僕たちに5ドル払うのはそんなに難しい?」

お前、家賃3ヶ月も滞納する前にもっと他に方法は無かったのか?

あるいは、

そういう状況に陥った自分に問題があると思わないのか?

まぁ、本人からすれば「自分のせいじゃないのに」という意識が強いんだろうけど、日本人はこういう時まず「誰かのせいにするお前が悪い」と考えてしまうだろう。おそらくこの考え方が日本人のお国柄というものだ。

武士は食わねど高楊枝

そんなことわざがある。武士たるもの、清貧や体面を重んじる気風であれ。日本人はこれを美徳としており、憧れたり、こうあるべきだと思ったりするわけだ。だから日本にはチップという風習もないし、海外に行ってもイマイチチップを理解出来ない

ケチだからじゃないよ?理解が出来ないんだよ?

他にも、彼の言い分はどこをどう切り取っても「自分勝手」にしか見えない。例えばこれ。

「パンデミックのなかで命をかけてやっているのに、誰も気にしない」

その仕事を選ぶのはあなたの自由。それを命がけだというならば、外に出ている人達、通勤で満員電車に乗る人達、みんな命がけ

あなた”だけ”が特別なことをしているわけじゃない。


って思うよね?

男性によると、この動画を撮る前に終えた配達では、45分を要したという。さらに、配達先の近所にを停められるところがなく、オーダー主に家の外に出てきてくれないかと頼んだけれど、そうしてくれなかったため、駐車代に3ドル(約330円)がかかったそう。そしてその配達でウーバーイーツ側から彼に支払われたのは2.5ドル(約280円)で、オーダー主からのチップは1.5ドル(約170円)だったという。

これはもうUber Eatsという仕事を選んだ時点でこういう点を考慮出来ていない男性の方に責任がある、と言えなくもない。45分かかる配達先を、どうしてあなたが請け負うのですか?と。もっと近くに住んでいる人が請け負えば、そんなに時間もかからないでしょう?と言いたい。

てか家賃が払えず困窮している割に、自動車で配達してんじゃん。まずそれを売るなりして金を工面しろよ。日本のUber Eatsの配達員は大抵自転車だぞ?ガソリン代をかけて45分走って配達して、儲けが出ると考える方がおかしいだろ。

そんなやり方をしているのに、客に対して「5ドルくれ」って…。

どうしてこれがお涙頂戴になるのか俺には理解が出来ん

つまり、アメリカ人はこういう訴えに弱く、涙もろい。だから少しでも感動するような映画は「全米が泣いた」という評価になる。

ということは?

「全米が泣いた映画」=「面白い映画」とは限らない


ってことだろ。
「ウーバーイーツ配達員が”号泣”」しても、別に何とも思わない

まぁ、いずれにしても「ガンバって働きなさい」ってことだわ。

チップ?もちろんやらん。

#UberEats #ウーバーイーツ #チップ #全米が泣いた #日記

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