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志望大学の選び方と受験スケジュールの注意点 #39

代表浅見がstand.fmで音声配信を行っています

このチャンネルでは
パラリアを経営しながら、大学院で自習の研究も行っている代表の浅見が

大学受験を控えた高校生・浪人生と
そのお母様お父様に向けて

受験に関する情報をお伝えしていきます
今回は志望大学を決める際に考えることについて
お母様お父様向けにお伝えします

音声配信はこちらから!

高校から追い立てられる前に志望大学の選び方をチェック

高校によりますが
志望大学のことについて
急に話しが出てくる可能性があります

志望大学を書く用紙が配られて
滑り止めも含めて
書かなければいけないタイミングが来た時に慌てないように
志望大学を選ぶ際の注意点をお伝えします

志望大学の対策方法が明確になる

まず学校から追い立てられる前に
滑り止めも含めて志望大学をすべて
決めておくことはとても重要です

もちろん
余裕を持って準備するという意味もありますが
それ以上に

受験する大学が全部出揃うことで
科目ごとの対策が明確になります


例えばよくあるのは英語ですが
滑り止めも含めてすべての志望大学の過去問を見て
もし英作文が出題されないということがわかれば
英作文の対策をする必要はなくなります

滑り止めは必ず受ける

次に
そもそも滑り止めを受けるかどうか
何校受けるかという問題ですが

基本的には第一志望と
それに近い第二志望
いわゆる実力相応校といわれるところが1校~3校
滑り止めが1校~3校


これくらいが目安になります

大学受験当日はかなり特殊な日なので
ぶっつけ本番いきなり第一志望の大学ですと
普段通りの実力を発揮できない可能性があります


私が実際に目にしているのは都内の状況のみですが
都内の場合
試験日程は曜日に関係なく定められているので
思いっきり通勤ラッシュ時に移動するハメになります


ラッシュになる前に家を出るという選択肢もありますが
始発とかそのレベルでないと
なかなかラッシュを避けるのは難しいです


普段とは違う電車に乗って
満員電車に揺られながら
試験直前のプレッシャーを感じながら移動するのはかなりきつく

試験会場の大学についた時は
すでにへとへとになってしまうことも少なくありません

地方から受験しに都内に来る場合
ほとんどは近くのホテルに前泊したりするかと思いますが
多少値段が高くても
移動が楽なところにするのがオススメです

満員電車での移動は本当にストレスフルなので
肉体的にも精神的にも不利です
大学受験とはどういうものなのかを
体験しておくという意味で
滑り止めを最低1校は受験した方が無難です

志望大学が多すぎるのはリスクが高い

その上で、何校受けるかという問題ですが

これは多すぎても少なすぎてもよくないです

受験はどうしてもその日の時の運も絡むので
受験校が少なすぎると
全敗のリスクが高まります


ではたくさん受ければいいかというと
受験校が多すぎる場合のリスクもたくさんあります

まず
受験費用がかさみます

大学によりますが
1校受ける際の相場は3万円前後と言われています

合格したところで進学する気がまったくない大学は
当然志望すべきではありません


加えて見落とされがちなリスクですが
残り半年の学習計画の中で
過去問演習の分量が大幅に増えてしまいます

大学ごとに出題傾向は異なるので
志望大学の過去問はどんなに滑り止めの練習用であったとしても
1~2年は解きたいです

1つの大学の対策をするのに過去問を解くということは
1科目60分~120分で3~4科目やることになるので

それだけで半日使ってしまいます


志望大学が増えると
やらなければいけない過去問が増えたり
大学によって対策が異なるため

対策しなければいけない大学が増えることで
直前の学習計画がばらついてしまいます


さらに
同じ偏差値でも
大学によって解きやすさもぜんぜん違うので

候補に挙がっている大学は過去問を解いてみて
解きやすい方の大学を
滑り止めにするのも有効です

文系の方が少し受験回数が多くなる

それらを踏まえ
一般的には文系の方が
3校前後多く受験する傾向があります

理由としては
文系で勝負になる英語と国語は
出題された文章が読みやすいか読みにくいかによって
結果が大きく変わるので
理系と比べて若干運要素が強いからです


逆に言えば
例えば早稲田や慶應が志望大学で
模試の結果から見て
やや届かない実力だったとしても

早慶が第一志望であれば
何回かチャレンジすると
ラッキーで受かる可能性もあります


あくまても一般的な目安ですが
第一志望を含め
理系で5校前後
文系で8校(回)前後
に落ち着く場合が多いです

2日以上連続の受験はオススメできない

受験校の数の目安をお伝えしたところで
さらに注意点ですが

基本的に2日以上の連続受験は
おすすめできません



理由は2つありまして

1つは先程お伝えしたことと関連するのですが
1日受験するだけでかなり体力を消耗します

2日連続だと
前日の疲れが残ってしまう可能性があるというのは
もちろんなのですが

それ以上に復習の時間が取れないことが問題です


1日目に入試本番でできなかった分野があったとして
その日はへとへとなので
帰ってから復習する元気がなく

弱点がわかっていながらも
対策出来ていない状態で2日目の入試になってしまい
そこで同じ分野が出題されて失点する
という悪循環になってしまいます

もちろん
その2日連続が第一志望だったりする場合は仕方ないので
絶対2日続けてはいけないというわけではありませんが
滑り止めを決める時には
2日連続を避けるのがオススメです

受験校を決める時の注意点についてお話してきましたが
これらが基本的な注意点になります

このあたりは細かい話しが色々あるので
個別にご相談がある場合はコメントやレター等でご連絡ください

====まとめ====

入試本番は緊張しながら移動するので疲れます

第一志望で実力が発揮できるように
滑り止めは最低1校は受けましょう

滑り止めの候補になっている大学は一通り解いてみて
解きやすい大学を滑り止めにしましょう

2日連続にすると
体力的にきついことに加えて復習するタイミングもないので
できれば避けましょう

==========

実際の生徒指導の様子は、インスタライブで発信しておりますので
よかったらそちらも観ていただけたら嬉しいです

過去のライブを再編集したものです


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