パラリア本郷東大前の「自学自習」をご紹介します
このnoteの概要
こちらのnoteをご覧いただきありがとうございます。
パラリア本郷東大前の鈴木・木元です。
定額通い放題、毎日通える個別指導 自学自習型 大学受験塾の
「パラリア本郷東大前」では、
これまでたくさんの親御さん・生徒さんと面談をさせていただきましたが、
その面談の際に、
「他の生徒さんはどういった経緯で入って来られたのですか?」
「生徒さんは週に何回くらい来て勉強しているのですか?」
「自習塾だと、やっぱり勉強ができる生徒さんが多いですか…?」
など、いま在籍している生徒の状況について、よく質問をいただきます。
どんな生徒が通っているか、やはり気になるものですよね。
そこで、パラリアの生徒について、個人情報に配慮しつつ2人紹介いたします。
皆さんからの反響があれば、他の生徒についても随時紹介いたします。
パラリアの簡単な紹介
その前に、このnoteでパラリアについて初めて知る方もいらっしゃると思うので、どんな塾なのか簡潔に紹介します。
(詳しくはHPをご覧ください。記事の最後にURLを載せております)
・自学自習で学習を進める大学受験塾
・定額通い放題、毎日通える個別指導塾
・スタッフは学習計画の設定、進捗の管理、学習方法の提示、進路相談、質問対応、その他学習に関するあらゆるサポートをします
・バイトを募集していないので、講師の質が保たれています
生徒の紹介項目
次の項目から、生徒の個別事情について紹介します。
以下の内容でお伝えします。
●生徒情報
・学校属性
・入会時期
・志望大学
・パラリアに来る頻度
・パラリアに来る時間帯
・入会理由
・入会理由②
●指導方法
・全体観
・各科目について
(情報が多くなるので、今回は文系・理系で1人ずつにします)
生徒紹介の前に、
「各生徒の家からパラリアまでの所要時間」をリストアップします。
近い順に、
・歩いて数分〜10分ほど
・自転車で15分ほど
・電車で20分〜1時間以上
家から遠い生徒の中には、学校からパラリアが近いという理由だけでなく、学校も遠いのにもかかわらず、わざわざ通ってくれている方もいます。
ただ、毎日制のため、休日も気軽に通えるご近所の方が、全体としては多いです。
高2生(理系)の場合
【鈴木 記載】
●生徒情報
・学校属性:偏差値55ほどの私立高校
・入会時期:高2の9月に入会
・志望大学:難関私大 工学部志望
・パラリアに来る頻度:ほぼ毎日来る
・パラリアに来る時間帯:放課後、午後18時ごろから
・入会理由:学校の生徒と受験意識の差を感じ始めた
・入会理由:今まで受験に向けて真剣に取り組んでなかったので、自学自習で苦手な単元を1から勉強したい
●指導方法
【全体の指導方針】
入会当初は、以下のような学習状態・目標設定でした。
・出てきた公式や定理を当てはめるだけで、理解はしていない
・間違った問題は、見て確認したら2回目は解けるはずだから、次の問題に進む
・いまの状態からあと1年で難関私大に受かりたい
そこで、この生徒には2つのことを指導しました。
1つ目は、公式や定理の意味や成り立ちを問い続けることです。
難関大学では、公式や定理を当てはめるだけで解ける問題はほとんどありません。
受験生が見抜けないように複雑になっているので、公式や定理の意味や成り立ちを根底から把握することが不可欠です。
2つ目は、見て理解した問題をすぐに解いてもらうことです。
すると、その生徒は入会当初のうちは、途中で手が止まり解けないのです。(多くの生徒であてはまります。)
「わかる(理解する)」と「できる(解ける)」は大きく異なります。
それらを通じて、
自分は正しい学習方法で取り組めてなかったことを体験してもらいました。
その結果、理解を深めようと自発的に質問したり、チェックテストの重要性に気付くようになりました。
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【数学】
1から学習し直す必要がある理解度だったので、『やさしい高校数学』(=解説の詳しい、基本問題で構成された問題集)を用いて、学校の授業で扱っている単元を1日2〜4問ずつ取り組みました。分からないところを質問しつつ、完璧に解けるようになるまで取り組み終わった日に、ランダムでチェックテストをしています。
⇒単元のページを全て終えた後、外部模試で点数を獲るために、同じ単元を『基礎問題精講』(=入試で絶対解けるべき基本問題が多数収録されている問題集)の例題を解いて、チェックテストも行い、さらに基礎の定着を図ります。
⇒成果として、模試の大問の(1)〜(3)までのうち、(2)までは完答
いまも同じサイクルで単元に取り組んでいます。
高校数学の内容を理解することは、かなりの重労働です。
この生徒も、そこから逃げてしまい、ただ公式や定理の暗記で問題を解いていました。それにより、取り組んだことが翌日以降に定着していない状態に陥っていました。
いまは講師からの指摘やチェックテストにより
「(数学について)何も分かってなかったことが分かった」と感じたため、取り組みの姿勢は改善されてきました。
具体的な改善姿勢として
・定理などの理解が合っているか質問して、理解を深める
・理解が曖昧ということを講師に共有して、理解することから逃げない
といった具合です。
【英語】
『英文法を1つ1つわかりやすく』という、初めて学ぶ人も取り組みやすい問題集を使っている。
見開き一ページで一単元が完結しており、半分が説明、もう半分が問題という構成です。取り組み方法としては、
まずは説明部分を講師に説明できるまで理解する
→5単元ほど確認したら、ランダムで1つ説明してもらう
→問題を解く
→ランダムで1つチェックテスト
といった流れでした。
英単語は、数学・物理の理解のためにパラリアで時間を使いたいので、家や学校などで自主的に取り組むようにしています。
英語に関しては、中学の時から疎かになっていたため、中学英文法から始めました。分厚い問題集だと取り組む意欲がなくなってしまうので、まずは網羅されている物ではなく、シンプルで薄い問題集から始めました。
こちらも、理解度を確認するためにチェックを入れています。
5つずつにしている理由は
・1つずつだと覚えているだけになってしまう
・確認に時間がかかり、進度が遅くなりすぎる
ことを防ぐためです。
【物理】
もともと使っていた『リードライトノート』(=基本問題で構成された問題集)を用いて、
説明を見る→問題を解けるまで繰り返す(・質問する)→チェックテストする
のサイクルで行っていた。
しかし、記載されている説明が端的すぎて理解しにくいと判断したので、学習方法を変更しました。
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『宇宙一わかりやすい高校物理』という詳しい参考書を見て理解を深め、『レベル別問題集』という難易度ごとに分冊されている問題集に取り組み、チェックテストを行う、というサイクルに変更した。
ここでの生徒の学びとしては、本人曰く
「科目の勉強をする時、複数の本を組み合わせて学習する」
ということでした。
「(すべて説明されているはずだから、)1冊の本だけで学習できる」という固定観念があったそうです。
理解を深めるという点においては、複数の参考書を使った方が良いです。
・図が多用されて視覚的に書かれている
・理解するべきことのまとめ方が上手
・説明の文章がわかりやすい
・説明が端的な代わりにページ数を減らして抵抗感をなくす
など、実は参考書によってスタンスが異なるのです。
高2生(文系)の場合
【木元 記載】
●生徒情報
・学校属性:偏差値70ほどの中高一貫の私立高校
・入会時期:中3の2月
・志望大学:国公立大学 文系志望 とくに心理学など
・パラリアに来る頻度:ほぼ毎日
・パラリアに来る時間帯:放課後、4時ごろから
・入会理由:学校の定期テストで数学が壊滅的だった
・入会理由:通っていた集団塾が合わず、個別指導の塾を探していた
●指導方法
【全体の指導方針】
偏差値帯が比較的高い私立の中高一貫校に通っていることもあり、基本的な学習能力は高かったが…
入会当初は数学を苦手としていたので、『やさしい高校数学』で一から学び直しつつ、学校の教材を含め、チェックテストで解答を再現することに取り組んだ。このことで数学的な内容を頭に入れる際のやり方の基準を形成し、数学が壊滅的だった状況は脱した。
他方で、国語と英語は高い基礎力を持っているものの、以下で述べるように、英語では悪い癖が抜けきらず、国語も得意科目になるには至っていないので、それらが得意科目になるよう、高い基礎力を前提とした、プラスαの指導を中心としている。
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【英語】
①学校で「長文で単語を覚える」速読英単語の必修編を使用しているが、学校では単語を覚えているだけなので、長文を訳せるかチェックしている。
②ただ、訳を覚えてしまう傾向にあるので、初見の英文をしっかり読めるように、『肘井学の読解のための英文法』で、文法を読解に生かす思考プロセスを学び始めた。
③学校に合わせて英文法の網羅系参考書のVintageを使い、細かいところも含めた英文法の理解と暗記を進めている。
④最近始めた東大英語を読むゼミ(毎週土曜)に参加してもらい、英語の総合理解度を確認するとともに、自分に何が足りないのかを自覚する機会としている。
英文法の基本の理解はあるものの、高校生によくあることだが、英語を読むのに英文法を利用せず、単語の意味だけ拾って、それをうまいこと自分の頭の中で並び替えて、英文の意味をとった気になるという癖が抜けきっていない。
なので、一度、授業などで読んだ英文は(覚えているので)読めるが、初見の英文は苦手という状態に陥っている。
この癖を矯正し、文法・構文を使って、この英文はこのようにしか読めないという説明ができる、しかも、それをほとんど無意識でできるレベルに到達できると、初見の英文にも対応でき、英語を得点源にできるので、それを目指して学習を進めている。
【国語】
①東大現代文を読むゼミ(毎週土曜)で、国語の総合理解度を確認するとともに、自分に何が足りないかを自覚する機会としている。
②受験直前でなければ、国語力を高める最良の方法は、自分の興味にしたがって読書し、それを要約などでアウトプットすることなので、本を読んで語り合う会を定期的に実施した。
③また、国語力を高めるもう一つの方法は、自分で文章を書いてみることなので、(これはほとんど塾の指導内容ではないが)本人に促したところ、趣味のサッカーのブログを開始して継続している。
国語は大学受験において扱いが難しい科目である。
第一に、国語は差がつきにくい。勉強しなくてもある程度は取れるし、勉強してもさほど取れるわけではない。
第二に、国語力をすぐに身に付けるのは難しい。日常で触れることのない数学や英語は正しく勉強すれば、その分だけ成果が出るが、国語はある意味でそれまでの人生全体・日常生活全体が勉強(本を読んだり、ニュースを聞いたり、人と話したりするなかで、自分で考えているか)であり、その積み重ねなので、ちょっとやそっと勉強しただけで大きな成果が出るようなものではない。
第三に、しかしながら、国語力ほど重要なものは何もない。どんな科目も言葉であり、どんな科目の教育もテストも言葉を通じて行われるので、言葉を理解し、言葉で考え、言葉で表現する能力は、すべての学習の基盤であり、国語力の有無が実際は全ての学習の結果を左右していると言っても過言ではない。
このような理解から、パラリアでは、国語に関しては、受験直前ならばテクニック的なことを身につける重要であることを認めつつ、そうでなければ、国語を勉強するというよりは、国語力が身に付いていくような習慣づけを日常生活レベル(話すこと、読むこと、書くこと)で行うことを重視している。この生徒の場合も、その方針による指導を行なっている。
おわりに
他の科目や進路指導など、伝えられることはまだまだありますが、長くなってしまうため、以上にて、パラリアの指導方法とその理由について紹介を終わりにします。
少しでも指導内容がイメージしていただければ幸いです。
・もっと他の生徒のことについても聞きたい
・こんなことも聞きたい
などがあれば、noteのコメントや、下記連絡先からご連絡いただけると幸いです。
また、
塾選びに迷っている
学習方法が分からない
など、相談したいことがございましたら、ぜひ一度面談や3日間の体験を通じてパラリアがどれほどのものなのか、体感してみてください。
面談と体験は無料です。
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「noteの記事を見て問い合わせました」
とご一報ください。
長文失礼いたしましたが、
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
パラリア本郷東大前講師
鈴木・木元