人生はビギナーズ
マイク・ミルズ監督の「人生はビギナーズ」を鑑賞した。
「20 century woman」が好きで、他の作品も観たいと思っていて、最新作の「C'MON C'MON」は映画館で観ることが出来た。
20 century womanは何回観ても飽きなくて、ときたま無性に観たくなる作品。
なかなか見つけられにくい繊細な感情が表現されていて、そこ!そこなのー!とぐっとくる場面が多々ある。
「人生はビギナーズ」もそのような場面があって、涙が流れた。
主人公オリヴァーが動物に育てられたとに言うシーン。
内面の感情について質問することを嫌がられ、推測することを強いられた子供時代を皮肉まじりに表現する。アナは、何でも聞いてという。
オリヴァーが解放された瞬間だと思った。
また別のシーン、
オリヴァーはアナに一緒に住もうと家に招く。
しかし不協和音が流れ、同棲は解消に。
その後仲直りするのだけれど、
彼女はそのときの彼に
なぜ私を追い出そうとしたの?と。
彼は言葉にしなかったけれど態度で彼女を追いやってしまっていたのだ。
彼は幸せが長続きすることがないと深層心理で思い込んでしまっていて、それがそうさせていた。
仲直り後これからどうする?との会話に分からない。で物語りは終わるのだけれど
このことに気づけた彼は大丈夫な方向に向いていくと思った。
他者との関わりを恐れずに向き合っていこう。
それは怖いことではなく、常に新鮮さをまとう楽しいことなんだよな。
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