【NY挑戦の記録】丹後というアンカーにあやかれ!の巻
こんにちは。
テキスタイルブランドPARANOMAD(パラノマド)の原田美帆です。
このnoteは京都・丹後の小さなテキスタイルファクトリーが挑戦するNYマーケット開拓の航海日記です。泥くさいホフク前進で進む日々を、ここに記録していきます。このnoteを通して、海外販路を目指す方とつながり、パラノマドを応援してくださっている方にオンタイムで活動をシェアし、アウトプットを通して挑戦と向き合う場にしていきたいと思っています。
ロケハンしてきました
今日は雨の降る中、間人の立岩へ。
ジオパークにも認定された、丹後を代表する名称のひとつです。ここをPARANOMADが制作するテキスタイルのひとつ、ノマディックシリーズの世界観とむすびつけて、ストーリーテリングを再構築しています。
と、実直にオープンに書いちゃうのですが。もともと、立岩を見て思いついたテキスタイルではありません。出来上がったテキスタイルから、これは立岩に見立てることができるなぁと思ったんです!(爆)
卵が先か鶏が先か
カラーリングもテクスチャもばっちりはまる。じゃあこれは当てずっぽうかと言うと、それは違う。丹後に移住して9年、この風土と景観が身体に染みてきたから生まれてきたものだと納得したんです。無意識に見てきたものの結晶、現れ。もし私が都会でものづくりをしていたのでは、おそらく出来てこなかった。
アンカーにあやかれ
ものづくりで生きていこうとする。自社ブランドを販売ルートにのせる。これは本当に至難の業(PARANOMADにとっては)。魑魅魍魎の跋扈する戦場。いや、戦いたくない。バトルしたくないし、平和な価値観のシェアで生きていきたいって思うけれど、販売のための棚を獲得することは、負けられない戦いなのです。現時点では。
その時に、強力な武器となるアンカー。生成AIによってほとんどのことが可能になる時代に、ほかでは置き換えができないもの。それは、私にとって丹後そのものだ。時間の蓄積によって築かれたもの、土地の物語。PARANOMADテキスタイルには、丹後をベースにしているから生まれてきたテクスチャとカラーリングが詰まっているんだと再認識できたのです。
このあたりの思考の組み立ては、夏頃から少しずつやってきました。それが今日のロケハンでストンと腹落ちした感じです。この冬、ブランドのイメージ写真を立岩で撮影予定。そのためのロケハンでした。
さよならNYキャップ
雨が吹き荒ぶ天候、なんとか傘をさしつつ撮影していたら、、
なんと大のお気に入りのニューエラキャップが突風で日本海へ。あっという間に沖に流されて海ゴミになぬてしまいました。あぁ本当にゴミを作ってしまってごめんなさい。
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PARANOMAD
原田美帆