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【挑戦の記録】JFKで考えるこれからの道!の巻
こんにちは。
テキスタイルブランドPARANOMAD(パラノマド)の原田美帆です。
このnoteは京都・丹後の小さなテキスタイルファクトリーが挑戦するNYマーケット開拓の航海日記です。泥くさいホフク前進で進む日々を、ここに記録していきます。このnoteを通して、海外販路を目指す方とつながり、パラノマドを応援してくださっている方にオンタイムで活動をシェアし、アウトプットを通して挑戦と向き合う場にしていきたいと思っています。
あっという間のNY滞在。体調を崩すことなく、危険な目に遭うことなく滞在を終え、今は空港で搭乗を待っています。エアコン効きすぎで寒い!日本を離れている間に円安が大きく変化し、株価が大荒れして、広島と長崎の日があり、慰霊と国際政治がコンフリクトし、宮崎で地震があり。ニュースに触れない日々は孤独 / solitude の質を高めてくれますが、社会性は著しく低下しています。やべ!
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日本でも突撃する?!
初めての海外飛び込み営業。海外だから、できてしまった面もあると思っているのですが、これ日本でもできるんかな?と考えるのは自然な流れですよね。日本では、あこがれのお店に突撃営業…したことはありません。そんな強心臓もってない、もってない。けれど今回の経験を通して、日本でも目標とするお店に持ち込みをしたらいいじゃないかと思いました。NYのようにノーアポの突撃戦法がいいとは流石に思いませんが、お店のオーナーやバイヤーさんに見てもらう、意見をもらうことには積極的に動いていきたい。
作るサイドの自分から、キュレーションする・バイイングする側の人たちに意見を求める中で、売れよう売れようとする方にスケベになってくだろうか。ちょっと前に展示会のイベントトークで聞いた「作為的なものは、目も当てられない」という言葉がずしんと腹に響く。いや私もっと売れていかないといけない。売れることと生み出すもののクオリティを高めていくことは、少なくとも私にとっては直結していると思う。
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カテゴリと価格と
PARANOMADテキスタイルのラインナップには「プロダクト」と「アート」のカテゴリーがある。前者はレピア織機で織り上げた小規模量産(マイクロな数量だけど!)、後者はテキスタイルパネルなどの1点もの。手機の生産が加わると「クラフト」の位置付けもできる。
カテゴリが増えて、小売店への卸も計画的に商品作って、とすると価格帯の見直しも必要になってきそう。NYで見てきたオシャレな小売店、価格帯のメインゾーンは50ドルまで。もちろん作家ものやアンティークは100ドルや180ドルくらいまでであるけれど、お店の商品の1割くらいかな?と思う。卸値は平均して半分なので50ドルが小売価格なら卸値は25ドル、輸出なら送料やTAXも?計算するとめちゃくちゃ原価低くなる。何ができる?作家ものスタンスで180ドルくらいのものか、プロダクトラインでも少し高め70ドルくらいの価値付で、多少粗利を下げてでもまず置いてもらえるプロダクトを考えるべきか。スケベになってく。
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競合はどこだ
アートとクラフトの製品で粗利を上げられるようになれば、プロダクトラインの価格を調整することもできる(理論上)。そう、それにクラフトの価格帯も、どこを目指すか。もちろんクオリティも価格も高く!がベースですが、引っかかるのがNYでたくさん見てきたインド製の手織りテキスタイル。原材料もクオリティも高くて、あの価格、、、決して同じ土俵でファイッする訳じゃないけれど、手織りに対するプライシングが、こっち(NY)の人にとってさほど高くないんじゃないかと思えて。同じ手織りでも、日本で私のファクトリーで手織りすることの強みは何なのか。デザインか、製法か、つくる背景まで含めて、考えていくところです。比べられるものではなくて、比べるものがないものに。
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次は報告会!
NY最終日、結局観光はせずでした。前日までにチェックしたお店には行っていたので美術館に行ってもいいか、と思っていたけれどそわそわして無理でした笑。こういう時、心身ともにリフレッシュする切り替えが出来ないのは、決して真面目ちゃんアピールではなく、課題だと思っています。
今日はかなりハイレベルのお店にカンパニーシートを持っていき、でも店員さんに言い出せなくて(接客で忙しそう+休憩でいなくなってしまった!)、手紙を添えて資料を置いておいたり、これまでにメールやDMをしているお店に「何度もごめん!ボスにメール見るようリマインドしてください」とお店のスタッフさんにお願いしに回りました。あとはジャパンソサイエティ、インテリアショップリサーチと時間ギリギリまでNYを移動しまくり、そしてやたらメトロの乗り間違えてしまう日でした!ま
帰国したら、報告会の準備に取り掛かります!
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。SHOPPE OBJECT、ニューヨーク市場、私自身の取り組みについての質問やこんな事が知りたい!リクエストなど気軽にコメントください。
PARANOMAD
原田美帆