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【NY挑戦の記録】SHOPPE OBJECTエントリー準備を始めるよ!の巻

こんにちは。
テキスタイルブランドPARANOMAD(パラノマド)の原田美帆です。
このnoteは京都・丹後の小さなテキスタイルファクトリーが挑戦するNYマーケット開拓の航海日記です。泥くさいホフク前進で進む日々を、ここに記録していきます。このnoteを通して、海外販路を目指す方とつながり、パラノマドを応援してくださっている方にオンタイムで活動をシェアし、アウトプットを通して挑戦と向き合う場にしていきたいと思っています。

本命どこいってん

先週は欧州(弾丸)視察ツアーやSurface Designに振り切ってて本命SHOPPE OBJECTが放置気味でした。それには前者の打ち合わせが続いたことと、もう一つ大きな理由があります。それは頭に大きくのしかかる「めんどい」の四文字!(爆)。SHOPPE OBJECTのエントリーには、めちゃくちゃ気合が入る。めちゃくちゃ気負っているからこそ、すんごいヨイショがいる!その負荷から逃げていたんです。それが圧縮されてメンドイという身も蓋もないワードに変換されていました。

さてエントリー!

こちらがエントリーページです

これはウェブから誰でも見られるページです。今日はこのエントリーフォーム内の
【message】と【ABOUT / BIO】のテキストを作成し、アドバイザーの方へ確認をお願いするところまでやりました・・・!やるとスッキリ、充実感です。

このテキスト作成にあたり、8月渡航前のカンパニーシートをベースにして再構築することができました。何回もアップデートして、少しずつカタチにしていく。一足飛びの魔法なんかないんですよね。

↑note内のリンクから、この時に作ったカンパニーシートをご覧いただけます。そこからアプデされた【message】がこちら!

MESSAGE

<PARANOMAD>
PARANOMADは、海の京都・丹後で2015年に創業したテキスタイルブランド。丹後は1300年続く絹織物の生産地として京都の着物文化を支えてきました。創業者 原田美帆は2015年に移住し、現代に受け継がれた伝統産業と職人に出会います。その高い精神性と感性に共鳴し、丹後の自然・文化・営みからインスピレーションを受け「UNIQUE TEXTILES FROM TANGO」としたテキスタイルを生み出しています。現代のライフスタイルにアップデアートしたテキスタイル製品を通して丹後産地の営みを伝え、世界から人々が訪れるきっかけになればと願い活動しています。

<SHOPPE OBJECTで発表するテキスタイルについて>
『TATEIWA』
立岩は丹後半島北部の海岸にある巨大な柱状玄武岩の名称。日本海にそそり立つ姿は、神々が降り立ったような神秘性に包まれています。古代からいくつもの伝説・神話・民話をもつ地域の象徴であり、大陸との交流の玄関口でもありました。海風から身を守るブランケットに砂浜の色合いと岩肌のテクスチャーを映して。丹後の吐息が聞こえるようなHOME TEXTILEを展開します。

『TATEIWA』シリーズの特徴は、手紡ぎに近い糸が生み出すふくよかな風合いと、テキスタイルの質感を際立たせるボタニカルプリント。ボリュームがありながら、軽く肌触りのいい生地はブランケットやクッションカバーにぴったり。1点ずつ京都の工場で手作業によるハンドプリントが行われて、全てが唯一無二のオリジナルピースです。

本シリーズの提案から、丹後とニューヨークがつながり、新しい交流が生まれることを心から願っています。

これまでNOMADICテキスタイルとしていたシリーズを、TATEIWAと名付け直し、ストーリーの源流を探りながら構築しました。名称はまだ変えるかもしれません。

ABOUT / BIO

<PARANOMADの歩み>
2015年 創業 丹後でリサーチを開始
2016年 創業者がテキスタイル設計・製織の技術を学び始める
      日本の産地で作られた生地を用いたオーダーカーテンの設計・制作をスタート
2018年 初めて自社で製織したオーダーカーテンを納品
             以降、国内外でのPOP UP、展示会出展などを続ける
2023年 自社工場MADOをオープン

<創業者の経歴>
1981年 兵庫県生まれ
2005年 京都市立芸術大学彫刻専攻卒業
2007年 同大学院彫刻専攻修了
2007~2011年 住宅メーカーでインテリアコーディネーターとして勤務
2011~2014年 現代彫刻家のアシスタントとして活動
2015年 京都・丹後に移住し、PARANOMADを創業

原田は祖父の影響で幼少期からアーティストを志し、芸術大学を卒業後にはインテリアコーディネーターとして空間デザインとビジネスを学びました。現代アートの制作現場での経験を経て「ひとつの窓のためにオリジナルのテキスタイルからカーテンを作りたい」というアイデアを抱き、2015年丹後にてPARANOMADを創業。

PARANOMADは、原田美帆のニックネーム「パラ」と窓を意味する「窓(MADO)」を掛け合わせ、「nomad(遊牧民)」も取り入れたブランド名です。テキスタイルが生活に寄り添い、人生を共に旅する存在となることを願っています。自社工場「MADO」は、丹後の織物の「窓口」となることを目指しています。


<丹後産地との出会い>
2014年、職人と直接連携できる環境を求めて国内の織物産地リサーチを開始しました。知人の紹介を受けて丹後地方の地域活性プロジェクトに参加し、職人とのつながりを得ます。丹後半島は京都北部に位置し豊かな自然に恵まれ、古代から貿易や文化の交流が盛んな歴史があります。着物の産地としても有名でした。都市部からほどよく離れており、制作に集中できる環境として移住を決断します。

<織物産業と出会う>
丹後に移住後、初めて目にした織物の美しさ、工場の風景、そして職人たちの高度な技術と感性に圧倒されました。特に初めて機織り機の動きを目の当たりにした際、まるで雷に打たれたような衝撃を受けました。織物は一見平面に見えますが、実際には経糸と緯糸が立体的に交差し、機織り機は上下左右に大きく動き、空間の中で織物が出来上がっていきます。テキスタイルの中に彫刻を再発見し、この地での創作活動が動き出します。

<地方の豊かさと叡智>
今、日本では地方移住のムーブメントに注目が集まっています。過密化した都市生活への疑念や人間らしい暮らし方の回復などの要因があります。PARANOMAD創業者も大阪郊外のニュータウンで生まれ育ち、地方へ移住した一人です。そこで出会うものは土や森や海の匂い、都会では失われてしまった人々の叡智。現在は過疎化した山間地域は、昔からものづくりの宝庫でした。自然と暮らしが循環し、人間らしく生きることのできる土地で作られたテキスタイルは、豊かさの本質を備えたものと考えています。

オンタイムでシェアすること


【message】【ABOUT / BIO】とも、本日書きたてのホヤホヤなので、これから手直しがあると思います。アドバイザーさんのご助言でも変わってくると思います。が!この中間地点でのシェアはすごく面白いんじゃないかと個人的には思っています。いやそんなところまで開けっぴろげにしなくても、、と心配してくださっている方もいるかもですが、概ね楽しんでもらえるか、ちょこっとでも何かの参考になれていればと。完成版を楽しみにしててくださいね!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。SHOPPE OBJECT、ニューヨークのマーケットについて質問、こんな情報が知りたい!リクエストなど気軽にコメントください

PARANOMAD
原田美帆


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