【NYつぶやき】ホットな丹後ウェーブを乗りこなせ!の巻
こんにちは。
テキスタイルブランドPARANOMAD(パラノマド)の原田美帆です。
このnoteは京都・丹後の小さなテキスタイルファクトリーが挑戦するNYマーケット開拓の航海日記です。泥くさいホフク前進で進む日々を、ここに記録していきます。このnoteを通して、海外販路を目指す方とつながり、パラノマドを応援してくださっている方にオンタイムで活動をシェアし、アウトプットを通して挑戦と向き合う場にしていきたいと思っています。
今回は、ファクトリーでの忙しい3日間を振り返りたいと思います。今週は滋賀、東京、愛知、京都市内から多くの方に訪れていただき、14名の来客がありました。デザイナー、バイヤー、問屋、学生さんなど幅広い属性と年代の方々です。なんとnoteを通じて出会った方も来てくれました!!
MADOファクトリー
MADOファクトリーとは、私の工場の名称です。丹後産地の窓口となるような場所にしたいと思って名づけました。オープンしたのは2023年4月ですが、その前から見学社さんやツアーの受け入れをしていたのでリノベ完成前にきてくれたことのある人は「あの場所が!めっちゃ変わってる!」と驚き称賛してくれました。笑。
丹後!やばい!
14名の来訪者さんは、個人的なつながりで会いにきてくれた人だったり、丹後のものづくりツアーの参加者さんだったり。みんなに共通していたのは、MADOファクトリーの見学だけではなく、他の工房も見て回っていたこと。そこでみんなが口々にしたのが「丹後!やばい!」。ええ、そうなんですよ。織物と機械金属という地場産業をベースに、それだけにとどまらない作り手がそこかしこでやばいものを作っているエリアなんです。
最終日には東京でMIZENというブランドのディレクターをされている寺西さんとモリーさんが来訪。彼らは国内外の極上の素材に精通し、最高峰の機屋さんと協働されています。目利きの2人はMADOと師匠の工房を巡り目をキラキラさせながら「丹後、さらにすごいことになってきましたね」と言ってくださり、その輪の末端にいさせてもらっているんだとすごく嬉しかったです。この3日間で外部から来た人々が「丹後というエリアがどれほど盛り上がっているか」を再確認させてくれ、そこにいることの幸運を改めて実感しました。
波に乗れ!
物事がうまくいったり、人がライジングする時って、その人の資質や努力も大きいですが、そのエリアや世代が盛り上がっていたという要素も存在しますよね。例えば、歴史に名を残した戦国武将が約10年の間に集中して生まれた人だったり(先日コテンラジオで聞きました!)それと同じように、今丹後でものづくりの大きなうねりが生まれようとしている。何百年にわたって職人さんたちが積み上げて歴史の上に強烈なパンチが加えられて、エクストリームなクラフトエリアが爆誕しようとしてる。そのエリア、タイミングに自分のクリエイティブがあると、自分の実力以上のものが相乗効果として生まれるんじゃないか。いやそのはずだと言うふうに改めて思いました。
ニューヨークへの販路開拓に取り組む中で、「どんなものが合うのか」「丹後の魅力をどう伝えるか」と迷走しかけたりもしますが、丹後の波に乗っていると思えば、もっとエネルギーが湧いてくる!丹後ウェーブが私をNYへ連れてってくれる!と思えました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。SHOPPE OBJECT、ニューヨークのマーケット、PARANOMADの取組について、◯◯が知りたい!など気軽にコメントください!
PARANOMAD
原田美帆