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【NY挑戦の記録】思わぬ方向から評価を受けることがある、の巻

こんにちは。
テキスタイルブランドPARANOMAD(パラノマド)の原田美帆です。
このnoteは京都・丹後の小さなテキスタイルファクトリーが挑戦するNYマーケット開拓の航海日記です。泥くさいホフク前進で進む日々を、ここに記録していきます。このnoteを通して、海外販路を目指す方とつながり、パラノマドを応援してくださっている方にオンタイムで活動をシェアし、アウトプットを通して挑戦と向き合う場にしていきたいと思っています。


京都府知事賞を受賞!

先日noteで投稿した『TANGO TEXTILE EXHIBITION/第75回丹後織物求評会』で、PARANOMADのテキスタイルが京都府知事賞をいただきました。なんと、びっくりでした。毎年、賞は老舗の織元さんたちが受賞するもの、私は関係ないと思い込んでいて。だからこそ、誰もが投票できるオンライン人気投票に全力集中していたのですが。

受賞作品はコラボパワーの結晶

今回、受賞したテキスタイルは<シーサイド佐竹 - 『別湯』 SEASIDE SATAKE -Betto>のために制作したコラボレーション作品です。

撮影:上⻄亮平(RiLi)

テキスタイル制作はPARANOMAD、色彩のコンセプトと選定を渡邊健太さん、塚本加世子さんが行い、友禅染の工房アートユニさんにて仕上げていただきました。丹後の風景をイメージした「深海」「錆色」「砂浜色」を手描き友禅で表現しています。

撮影:上⻄亮平(RiLi)

ディレクションのセンス、染めの技巧が1枚のテキスタイルに集結して、グンと強度が上がったのですね。これは本当に一人ではできないことで、数あるテキスタイル群の中からこの1枚が受賞に至ったことも納得です。やっぱり、掛け合わせの分母も火力も違うのだから。

渡邊健太さん

塚本加世子さん

アートユニさん

思いがけない受賞

こうして振り返ってみると、本当にいいテキスタイルなのですが、「これが受賞できるように全面に押し出して行こう!」とはしていませんでした。オンラインの人気投票には他のテキスタイルをエントリーしていますし。

自分がコレ!と思ったものと評価を受けるものが違う、ということがあるんだなあと体感しました。自分が作ったものの価値を客観的に測れていないということですよね。

この経験をNYに活かす

はい、もうこの流れしかありませんよね!今回狙っているNY出展、メインで展開するテキスタイルのシリーズだけではなく、他の質感や色彩のものもバックに持っていっておこうと思いました。そこは素材から手がけている強み、もしかしたらサブで用意したものの方が注目されるかもしれない。(とはいえ、メインにかけた資金、資材、時間のロスたるや心身に響きそうですが)

オンライン投票に応援をお願いします!


10月31日まで、オンラインとInstagramの人気投票は続いていますので、一票を入れてもらえると嬉しいです!

オンラインにエントリー中のSILK UNIVERSEと京都府知事賞受賞のNOMADIC TEXTILEは、実は同じ構造をしています!いわば兄弟姉妹のようなもの。糸や密度設計ひとつでこれだけ表情を変える。織物の宇宙は、こんなにも面白いのです。

オンラインにエントリー中のSILK UNIVERSEと京都府知事賞受賞のNOMADIC TEXTILEは、実は同じ構造をしています!いわば兄弟姉妹のようなもの。糸や密度設計ひとつでこれだけ表情を変える。織物の宇宙は、こんなにも面白いのです。

このテキスタイルと


このテキスタイルは素材と密度が違うだけで同じ構造!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。SHOPPE OBJECT、ニューヨークのマーケットについて質問、こんな情報が知りたい!リクエストなど気軽にコメントください

PARANOMAD
原田美帆


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