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26_救急救命士が行う処置②【救急救命士国家試験対策】


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国家試験定期試験出題内容のまとめ

【救急救命士が行う処置②】

1. 気管吸引と酸素療法

  • 吸引圧: 通常100mmHg前後が推奨されるが、粘稠度が高い場合は150mmHg程度必要。

  • 吸引時間: 15秒以内に行う。

  • 酸素投与: 長期酸素投与には加湿が必要。

  • フェイスマスク: 軽症から中等症の低酸素血症に使用。

  • リザーバー付きマスク: リザーバーが虚脱しないよう十分な酸素流量を供給する。

  • 頸椎損傷時の人工呼吸: 下顎挙上法で頭部を固定し、頸椎軸を安定させる。

2. 人工呼吸と胸骨圧迫

  • 人工呼吸時の注意: 乳児は足底を刺激して反応を確認。小児の呼吸停止時には12~20回/分で人工呼吸を行う。

  • 胸骨圧迫:

    • 小児・乳児は胸の厚さの1/3まで圧迫し、テンポは100~120回/分。

    • 乳児の1人CPRは2本指圧迫法で行う。

    • 合併症として最も多いのは肋軟骨解離と肋骨骨折。

  • 自動式心マッサージ器: 傷病者の移動時や長時間搬送時に使用。

3. 電気ショックと心電図解析

  • 適応波形: 心室細動と無脈性VTが適応で、心静止やPEAは適応外。

  • 小児への使用: 未就学児には小児用パッドまたは小児用モードで実施。

  • 電気ショック合併症: 電極パッド部位の熱傷がよく見られる。

  • 除細動後: 頸動脈拍動の確認は5~10秒で行う。

  • AEDの使用: 心電図解析は車両を停止させた安全な場所で行う。

4. 静脈路確保と薬剤投与

  • 静脈留置針のゲージとカラー:

    • 24G(黄色)、22G(濃紺)、20G(ピンク)。

  • 穿刺角度: 皮膚面に対して約15°。

  • 穿刺回数: 2回まで、再穿刺は中枢側で行う。

  • アドレナリン投与: 8歳以上の心停止傷病者に対して行う。

  • ブドウ糖投与: 血糖値50mg/dL未満かつ15歳以上の傷病者が適応。

5. アナフィラキシーとエピペン使用

  • アナフィラキシー: 全身的な激しいアレルギー反応で、呼吸・循環の異常が突然発生。

  • エピペン使用: 自身で使用困難な場合、救急救命士が使用可能。使用後は必ず医療機関に搬送し、使用の事実を医師に報告。

6. 体位管理と止血

  • 体位管理:

    • セミファウラー位: 頭蓋内圧亢進や高血圧の傷病者に適応。

    • 足側高位: 循環血液量減少性ショックや極度の貧血に適応。

    • 腹臥位: 背部に損傷があり仰臥位ができない場合に適応。

  • 止血:

    • 直接圧迫止血法: 最初の選択。

    • 止血点圧迫法: 直接圧迫で止血が困難な場合に使用。

    • 緊縛法: 使用時には装着時刻を記載。

7. 新生児対応と分娩補助

  • 臍帯クリップ: 臍輪から5~10cm離して装着。

  • アプガースコア: 出生後1分と5分後に評価。

  • 救急車内での分娩: 車内温度を37℃以上に保つ。


問題

  1. 気管吸引の吸引圧は、おおむね________mmHg前後が推奨されるが、粘稠度の高い分泌物があればより高い圧(________mmHg程度)を要する場合もある。

  2. 気管吸引の吸引時間は________秒以内にとどめる。

  3. 医療機関での長期酸素投与では必ず________が行われる。

  4. フェイスマスクは比較的軽症から中等症程度の________に使用することが推奨される。

  5. リザーバー付きフェイスマスクは、吸気時にリザーバーが________しないだけの酸素流量が必要である。

  6. デマンドバルブのデマンドとは「________する」「需要」、バルブは「弁」という意味である。

  7. 頸椎損傷が疑われる外傷傷病者では、下顎挙上した状態で傷病者の頭部を両膝で固定し、________軸を安定させて人工呼吸を行う。

  8. 気管カニューレには、人工呼吸用の________のあるタイプと________のないタイプがある。

  9. 両手によるEC法は、片手によるEC法に比べ、より________が密着する。

  10. 頸椎損傷が疑われる傷病者の補助換気時で傷病者の体動が激しい場合は、________軸の安定にとくに注意が必要である。

  11. 気管切開孔は、長期の人工呼吸管理のため気管に開けられた________である。

  12. 気管カニューレのカフがあるタイプでは、人工呼吸用バッグをカニューレの________に直接接続して換気する。

  13. 人工呼吸器使用中は、________系合併症に気づきにくい。

  14. 手動引き金式人工呼吸器は________時に用いられることが多い。

  15. 小児の場合、呼吸数________/分未満の徐呼吸は呼吸停止を待たずに人工呼吸を開始する。

  16. 胸骨圧迫は、傷病者を________の上に仰臥させて行う。

  17. 乳児に対して1人でCPRを行う場合、胸骨圧迫は________指圧迫法で行う。

  18. 小児・乳児の胸骨圧迫は1分間に________〜________回のテンポで行う。

  19. 小児・乳児の胸骨圧迫の深さは胸の厚さの約________が沈むまでとする。

  20. 胸骨圧迫による合併症として最も頻度が高いものは、________解離と________骨折といわれている。

  21. 自動式心マッサージ器の適応は、傷病者の移動時、________搬送時、揺れる救急車内、さらには特定行為などの実施時に使用を考慮する。

  22. 気管挿管の位置確認に用いる波形表示タイプのカプノメータは、________中の心拍出量の非侵襲的指標ともなる。

  23. 突然の心停止は、多くの場合、________が原因といわれている。

  24. 心室頻拍による心肺停止では、救急救命士が________であることを確認する必要がある。

  25. 除細動器の目的で心室細動や無脈性VTに対し直流通電を与え、________を取り除き、洞調律に戻すことである。

  26. 救急救命士が行う電気ショックの適応となる心電図波形は________と無脈性VTであり、心静止、________は適応外である。

  27. 未就学児(おおよそ________歳)までの傷病者に対しては、小児用パッドまたは小児用モードで電気ショックを実施する。

  28. 包括的指示下除細動プロトコールにおいての頸動脈拍動の確認は________~________秒で行う。

  29. AEDの使用による頻度の高い合併症の一つが電極パッド貼り付け部位の________である。

  30. 救急救命士による電気ショックは、________の指示の下に行うことが認められている。

  31. 心電図の解析は安全な場所に車両を________させて行う。

  32. 心臓機能停止の傷病者は________確保の適応である。

  33. 静脈留置針のゲージ数が________である時、カラーコードは黄色である。

  34. 静脈留置針のゲージ数が________の時、カラーコードは濃紺である。

  35. 静脈留置針のゲージ数が________の時、カラーコードはピンクである。

  36. 静脈路確保では穿刺部を________綿で消毒する。

  37. 静脈路確保では皮膚面に対して約________°の角度で皮膚を穿刺する。

  38. 静脈路確保において、穿刺から回路接続後、穿刺部確認までに要する時間は________秒以内とする。

  39. 静脈路確保の穿刺は________回までとし、再度穿刺を行うときは、初回の穿刺部位よりも中枢側で行う。

  40. 救急救命士によるアドレナリン投与の対象者は、________歳以上の心臓機能停止傷病者である。

  41. アドレナリン投与の効果は、当初認められた________、循環、皮膚、粘膜などの症状の変化から評価する。

  42. アナフィラキシーは全身生の激しいアレルギー反応であり、________と循環の異常が突然発症して急速に悪化する。

  43. アナフィラキシー症状を認める傷病者は________を処方されており、自分自身で使用することが困難な場合に救急救命士が使用する。

  44. エピペン使用後は、症状の改善の有無にかかわらず医療機関に搬送し、________を使用した事実と、症状の変化を医師に報告する。

  45. ブドウ糖投与は血糖値が________mg/dL未満であることと、________歳以上であることの2つをともに満たす傷病者が適応である。

  46. 血糖値の測定は________指示に基づいて実施される。

  47. ブドウ糖溶液の投与が完了したら傷病者の________レベル、バイタルサインを確認し、医師にその旨を伝える。

  48. 体位管理で相対的に胸部を低くすることで心臓の________を増やし、静脈還流量を増加させ、ショックを改善する。

  49. セミファウラー位の適応は________病変による頭蓋内圧亢進の傷病者、高血圧の傷病者である。

  50. 足側高位(ショック体位)の適応は循環血液量________性ショックの傷病者、極度の貧血の傷病者である。

  51. 腹臥位の適応は________に損傷があり仰臥位にできない傷病者である。

  52. すべての外出血に対する第1選択の止血法は、________圧迫止血法である。

  53. 四肢の動脈性出血で、直接圧迫止血法によっても止血が困難な場合適応となる止血法は、________圧迫止血法である。

  54. 緊縛法による止血をおこなった際には装着________を止血帯付近に書いておく。

  55. 第1臍帯クリップは新生児の臍輪から________〜________cm離し挟圧する。

  56. 新生児の評価は晩出________分後及び________分後にアプガースコアを採点する。

  57. 救急車内で分娩補助を行う場合には、車内温度を________℃以上に保つ。

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解答

  1. 気管吸引の吸引圧は、おおむね100mmHg前後が推奨されるが、粘稠度の高い分泌物があればより高い圧(150mmHg程度)を要する場合もある。

  2. 気管吸引の吸引時間は15秒以内にとどめる。

  3. 医療機関での長期酸素投与では必ず加湿が行われる。

  4. フェイスマスクは比較的軽症から中等症程度の低酸素血症に使用することが推奨される。

  5. リザーバー付きフェイスマスクは、吸気時にリザーバーが虚脱しないだけの酸素流量が必要である。

  6. デマンドバルブのデマンドとは「要求する」「需要」、バルブは「弁」という意味である。

  7. 頸椎損傷が疑われる外傷傷病者では、下顎挙上した状態で傷病者の頭部を両膝で固定し、頸椎軸を安定させて人工呼吸を行う。

  8. 気管カニューレには、人工呼吸用のカフのあるタイプとカフのないタイプがある。

  9. 両手によるEC法は、片手によるEC法に比べ、よりマスクが密着する。

  10. 頸椎損傷が疑われる傷病者の補助換気時で傷病者の体動が激しい場合は、頸椎軸の安定にとくに注意が必要である。

  11. 気管切開孔は、長期の人工呼吸管理のため気管に開けられたである。

  12. 気管カニューレのカフがあるタイプでは、人工呼吸用バッグをカニューレのコネクターに直接接続して換気する。

  13. 人工呼吸器使用中は、呼吸系合併症に気づきにくい。

  14. 手動引き金式人工呼吸器はCPR時に用いられることが多い。

  15. 小児の場合、呼吸数10/分未満の徐呼吸は呼吸停止を待たずに人工呼吸を開始する。

  16. 胸骨圧迫は、傷病者を硬い床の上に仰臥させて行う。

  17. 乳児に対して1人でCPRを行う場合、胸骨圧迫は2本指圧迫法で行う。

  18. 小児・乳児の胸骨圧迫は1分間に100120回のテンポで行う。

  19. 小児・乳児の胸骨圧迫の深さは胸の厚さの約1/3が沈むまでとする。

  20. 胸骨圧迫による合併症として最も頻度が高いものは、肋軟骨解離肋骨骨折といわれている。

  21. 自動式心マッサージ器の適応は、傷病者の移動時、長時間搬送時、揺れる救急車内、さらには特定行為などの実施時に使用を考慮する。

  22. 気管挿管の位置確認に用いる波形表示タイプのカプノメータは、CPR中の心拍出量の非侵襲的指標ともなる。

  23. 突然の心停止は、多くの場合、心室細動が原因といわれている。

  24. 心室頻拍による心肺停止では、救急救命士が心停止であることを確認する必要がある。

  25. 除細動器の目的で心室細動や無脈性VTに対し直流通電を与え、細動を取り除き、洞調律に戻すことである。

  26. 救急救命士が行う電気ショックの適応となる心電図波形は心室細動と無脈性VTであり、心静止、PEAは適応外である。

  27. 未就学児(おおよそ6歳)までの傷病者に対しては、小児用パッドまたは小児用モードで電気ショックを実施する。

  28. 包括的指示下除細動プロトコールにおいての頸動脈拍動の確認は510秒で行う。

  29. AEDの使用による頻度の高い合併症の一つが電極パッド貼り付け部位の熱傷である。

  30. 救急救命士による電気ショックは、包括的の指示の下に行うことが認められている。

  31. 心電図の解析は安全な場所に車両を停止させて行う。

  32. 心臓機能停止の傷病者は静脈路確保の適応である。

  33. 静脈留置針のゲージ数が24である時、カラーコードは黄色である。

  34. 静脈留置針のゲージ数が22の時、カラーコードは濃紺である。

  35. 静脈留置針のゲージ数が20の時、カラーコードはピンクである。

  36. 静脈路確保では穿刺部をアルコール綿で消毒する。

  37. 静脈路確保では皮膚面に対して約15°の角度で皮膚を穿刺する。

  38. 静脈路確保において、穿刺から回路接続後、穿刺部確認までに要する時間は90秒以内とする。

  39. 静脈路確保の穿刺は2回までとし、再度穿刺を行うときは、初回の穿刺部位よりも中枢側で行う。

  40. 救急救命士によるアドレナリン投与の対象者は、8歳以上の心臓機能停止傷病者である。

  41. アドレナリン投与の効果は、当初認められた呼吸、循環、皮膚、粘膜などの症状の変化から評価する。

  42. アナフィラキシーは全身生の激しいアレルギー反応であり、呼吸と循環の異常が突然発症して急速に悪化する。

  43. アナフィラキシー症状を認める傷病者はエピペンを処方されており、自分自身で使用することが困難な場合に救急救命士が使用する。

  44. エピペン使用後は、症状の改善の有無にかかわらず医療機関に搬送し、エピペンを使用した事実と、症状の変化を医師に報告する。

  45. ブドウ糖投与は血糖値が50mg/dL未満であることと、15歳以上であることの2つをともに満たす傷病者が適応である。

  46. 血糖値の測定は包括的指示に基づいて実施される。

  47. ブドウ糖溶液の投与が完了したら傷病者の意識レベル、バイタルサインを確認し、医師にその旨を伝える。

  48. 体位管理で相対的に胸部を低くすることで心臓の前負荷を増やし、静脈還流量を増加させ、ショックを改善する。

  49. セミファウラー位の適応は頭蓋内病変による頭蓋内圧亢進の傷病者、高血圧の傷病者である。

  50. 足側高位(ショック体位)の適応は循環血液量減少性ショックの傷病者、極度の貧血の傷病者である。

  51. 腹臥位の適応は背部に損傷があり仰臥位にできない傷病者である。

  52. すべての外出血に対する第1選択の止血法は、直接圧迫止血法である。

  53. 四肢の動脈性出血で、直接圧迫止血法によっても止血が困難な場合適応となる止血法は、止血点圧迫止血法である。

  54. 緊縛法による止血をおこなった際には装着時刻を止血帯付近に書いておく。

  55. 第1臍帯クリップは新生児の臍輪から510cm離し挟圧する。

  56. 新生児の評価は晩出1分後及び5分後にアプガースコアを採点する。

  57. 救急車内で分娩補助を行う場合には、車内温度を37℃以上に保つ。



練習問題

問題1
気管吸引の推奨される吸引圧はどれか?
A) 50mmHg
B) 100mmHg
C) 150mmHg
D) 200mmHg
E) 250mmHg

答え: B) 100mmHg


問題2
気管吸引の吸引時間の上限として推奨されるものはどれか?
A) 5秒
B) 10秒
C) 15秒
D) 20秒
E) 30秒

答え: C) 15秒


問題3
医療機関での長期酸素投与時に必ず行われるのはどれか?
A) 酸素濃度の測定
B) 加湿
C) 気管挿管
D) 血圧測定
E) 温度管理

答え: B) 加湿


問題4
フェイスマスクが推奨される傷病者の状態はどれか?
A) 呼吸停止
B) 低酸素血症
C) 血圧低下
D) 心肺停止
E) 無呼吸

答え: B) 低酸素血症


問題5
リザーバー付きフェイスマスクを使用する際、リザーバーが虚脱しないために必要なものはどれか?
A) 高流量酸素
B) 低流量酸素
C) 高圧酸素
D) 加湿酸素
E) 空気流入

答え: A) 高流量酸素


問題6
デマンドバルブの「デマンド」の意味はどれか?
A) 弁
B) 要求する
C) 配給する
D) 測定する
E) 制御する

答え: B) 要求する


問題7
頸椎損傷が疑われる傷病者に人工呼吸を行う際、頸椎軸の安定を保つために固定される位置はどこか?
A) 胸部
B) 頭部
C) 腰部
D) 骨盤
E) 脚部

答え: B) 頭部


問題8
気管カニューレのタイプに存在しないものはどれか?
A) カフ付き
B) カフなし
C) 温度調整機能付き
D) 呼吸用
E) 通常用

答え: C) 温度調整機能付き


問題9
両手によるEC法の利点は何か?
A) 圧力の軽減
B) マスクの密着
C) 換気の制御
D) 血流の維持
E) 呼吸の安定

答え: B) マスクの密着


問題10
頸椎損傷が疑われる傷病者に補助換気を行う際、特に注意が必要なのはどれか?
A) 呼吸音
B) 気道確保
C) 頸椎軸の安定
D) 血圧の測定
E) 酸素飽和度の確認

答え: C) 頸椎軸の安定


問題11
気管切開孔の目的として適切なのはどれか?
A) 胸骨圧迫の支援
B) 血圧安定のため
C) 長期人工呼吸管理のため
D) 体温調節のため
E) 血流維持のため

答え: C) 長期人工呼吸管理のため


問題12
気管カニューレのカフ付きタイプでは、何に接続して換気を行うか?
A) マスク
B) 喉頭マスク
C) 人工呼吸用バッグ
D) 経口エアウェイ
E) デマンドバルブ

答え: C) 人工呼吸用バッグ


問題13
人工呼吸器使用中に気づきにくいのはどれか?
A) 呼吸系合併症
B) 血流減少
C) 心拍異常
D) 低酸素症
E) 胸骨圧迫の不良

答え: A) 呼吸系合併症


問題14
手動引き金式人工呼吸器がよく使用される場面はどれか?
A) 静脈路確保時
B) CPR時
C) 酸素投与時
D) 血圧測定時
E) 輸血時

答え: B) CPR時


問題15
小児の場合、呼吸数が何回以下で人工呼吸が必要か?
A) 5回/分
B) 10回/分
C) 15回/分
D) 20回/分
E) 25回/分

答え: B) 10回/分


問題16
胸骨圧迫を行う際、傷病者をどのように配置するか?
A) 柔らかい床の上
B) 硬い床の上
C) ベッドの上
D) 椅子に座らせて
E) 背もたれに寄りかからせて

答え: B) 硬い床の上


問題17
乳児に対して1人でCPRを行う場合、胸骨圧迫に使用する手法はどれか?
A) 片手圧迫法
B) 両手圧迫法
C) 拳圧迫法
D) 2本指圧迫法
E) 拇指圧迫法

答え: D) 2本指圧迫法


問題18
小児・乳児の胸骨圧迫のテンポはどれか?
A) 80〜100回/分
B) 90〜110回/分
C) 100〜120回/分
D) 110〜130回/分
E) 120〜140回/分

答え: C) 100〜120回/分


問題19
小児・乳児の胸骨圧迫の深さはどの程度か?
A) 胸の厚さの1/4
B) 胸の厚さの1/3
C) 胸の厚さの1/2
D) 胸の厚さの2/3
E) 胸の厚さの3/4

答え: B) 胸の厚さの1/3


問題20
胸骨圧迫による合併症で最も頻度が高いものはどれか?
A) 肋骨骨折と肋軟骨解離
B) 胃破裂
C) 気管損傷
D) 心膜破裂
E) 頭蓋骨損傷

答え: A) 肋骨骨折と肋軟骨解離


問題21
自動式心マッサージ器が適応となる状況として正しいものはどれか?
A) 傷病者が座位の場合
B) 傷病者の移動時や長時間搬送時
C) 傷病者が意識のある場合
D) 傷病者が脈拍を持っている場合
E) 傷病者が呼吸している場合

答え: B) 傷病者の移動時や長時間搬送時


問題22
気管挿管の位置確認に用いる波形表示タイプのカプノメータは何の指標となるか?
A) 酸素飽和度
B) 心拍数
C) 呼吸数
D) 心拍出量
E) 血圧

答え: D) 心拍出量


問題23
突然の心停止で多くの原因とされているものはどれか?
A) 心房細動
B) 心室細動
C) 洞不全症候群
D) 心房粗動
E) 心房性期外収縮

答え: B) 心室細動


問題24
心室頻拍による心肺停止で、救急救命士が確認する必要があるのはどれか?
A) 心停止の有無
B) 呼吸停止
C) 血圧低下
D) 血糖値
E) 酸素濃度

答え: A) 心停止


問題25
除細動器の目的は何か?
A) 呼吸を再開させる
B) 血流を回復させる
C) 細動を取り除き洞調律に戻す
D) 酸素飽和度を向上させる
E) 血糖値を調整する

答え: C) 細動を取り除き洞調律に戻す


問題26
救急救命士が行う電気ショックの適応となる心電図波形はどれか?
A) 心静止
B) 無脈性VT
C) PEA
D) 心室性期外収縮
E) 心房細動

答え: B) 無脈性VT


問題27
未就学児(約6歳まで)の傷病者に電気ショックを実施する際に使用するのはどれか?
A) 大人用パッド
B) 小児用パッドまたは小児用モード
C) 標準パッド
D) 特殊パッド
E) なし

答え: B) 小児用パッドまたは小児用モード


問題28
頸動脈拍動の確認にかかる時間はどれか?
A) 3〜5秒
B) 5〜10秒
C) 10〜15秒
D) 15〜20秒
E) 20〜25秒

答え: B) 5〜10秒


問題29
AED使用時による頻度の高い合併症はどれか?
A) 胸骨骨折
B) 熱傷
C) 頭蓋骨損傷
D) 気管損傷
E) 心膜破裂

答え: B) 熱傷


問題30
救急救命士による電気ショックはどのような指示の下に行われるか?
A) 医師の直接指示
B) 包括的指示
C) 患者の同意
D) 看護師の指示
E) 自己判断

答え: B) 包括的指示


参考文献:救急救命士標準テキスト



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「聴いて学ぶ」救急救命士標準テキスト

26_救急救命士が行う処置②
 ①音声解説
 ②聞き流し1問1答

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