38_神経系疾患【救急救命士国家試験対策】
国家試験定期試験出題内容のまとめ
【神経系疾患】
1. 痙攣と不随意運動
不随意運動: 大脳基底核や錐体外路系の障害により生じる、意識とは無関係の異常な運動。代表的な不随意運動には、振戦(震え)、舞踏運動(激しい手足の動き)、ジストニア(筋肉の持続的な収縮による異常姿勢)が含まれます。不随意運動は痙攣とは異なり、意識障害を伴わないことが多いため、鑑別が必要です。
痙攣: 全身または部分的な筋肉の異常収縮を伴う運動発作。てんかんや低血糖、頭部外傷などによって引き起こされ