専業主婦が働き始める理由③社会とつながっていたい
30代~40代の岡山在住の主婦300人に「働きたいですか?」と尋ねたところ、ほぼ全員が「働きたい」と答えました。
そして、働きたい理由については、複数回答とし、下記の結果になりました。
「働きたい理由」ベスト3
①自己実現のため
②お金のため
③社会とつながっていたいから
①社会とつながっていたいから
これはマズローの5つの欲求のピラミッドの真ん中部分の欲求です。
専業主婦でいられるという状況下では少なくとも生理的欲求と安全欲求は満たされていると考えられます。その次の段階社会的欲求が専業主婦では満たされない人が多くいるということです。
アンケートの結果からもわかるように、
③社会とつながっていたいという欲求は、つまり、社会的欲求です。
「社会から離れてしまっている」「社会とつながりたい」と思う子育て中の女性は少なく有りません。
子育ては「孤育て」と言われることもあります。24時間のほとんどを子どもに費やす生活が続くと、1日誰とも話していなかった!なんて日もあります。そして、気付いたら、視野も行動範囲も狭くなっている自分がいるのです。
また、ここで言う「社会」は、人間関係も重要なポイントになります。
「〇〇ちゃんのママ」と呼ばれる経験は子育て中の女性なら誰しも経験していると思います。「ママ」としてだけの自分以外にも妻として、嫁として、女性として、人として、いろいろな自分がいます。本来、様々な「集団」に属しているはずですが、子育てがスタートすると、行動範囲が狭まり、
母として妻として嫁として、家庭や親戚一族以外の「集団」に属していないことに気付くのです。