保育園を増やせばいいってわけではない!②
保育園ありきのがっつりフルタイムな働き方だけではなく、ライフステージや子どもの成長に合わせて働き方を変えられるのが理想ではないでしょうか?
まずは、働き方改革!
働き改革とは?
国全体で取り組んでいかなければいけない、少子高齢化に伴う生産年齢人口(15~64歳)の減少を改善するための改革です。
第二次ベビーブームに生まれた団塊ジュニアが労働力として加わった約24年前、約8000万人がピークでした。40年後には、その生産年齢人口がピーク時の半分の4000万人台に突入します。
すでに2021年現在、65歳以上の人口が0~14歳の人口を上回っている高齢化社会です。団塊ジュニアが高齢者になる頃には「超高齢化社会」がもう見えているってことです。
このままでは、生産力が低下します。つまり、日本の国力自体が低下するのです。
具体的な対策は、
①働き手を増やす(潜在的労働者である子育て中の女性や高齢者、外国人)
②出生率を上げる(子どもの数を増やす)
③労働生産性を上げる
です。
子育て中の女性にとって働きやすい職場づくり
子育て中の女性が働きやすい職場を作れば、①も②も③も実現すると思います。
女性が働きやすい職場は高齢者や外国人、障碍者だって働きやすい職場です!
女性が働きやすい職場であれば、第2子、第3子も!
生産性を上げる対策として、長時間労働の解消、同一労働同一賃金、テレワークの拡大、ムダはぶきなど、すべて女性が働きやすくなる策ばかりです。
保育園を増やす=女性が働きやすくなるという考え方はここでどこかに置いておいてください。
平成30年法律第71号の概要、
「労働者がそれぞれの事情に事情に応じた多様で柔軟な働き方を選択できる社会を実現する働き方改革を総合的に推進するため、長時間労働の是正、多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等のための措置を講ずる」ことこそが、働き続けたい女性にとっての理想であり、一億総活躍の目標とすべきことではないでしょうか?