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女性が働き続けるということ③職場結婚

結婚により、仕事を中断または辞めなければいけなくなる場合があります。一昔前は「寿退社」(結婚をしたら会社を辞める)が一般的だった時代もありますが、今は、その言葉は死語となっています。

でも、希望しなくても辞めないといけなシチュエーションってどんな場合があるでしょうか?

家族で同じ職場はNG?

同じ自治体の職員同士(公務員)で結婚する場合、同じ部署・課には配属されません。
学校の先生もしかりで、同じ学校には配属されません。どちらかが転校になるようです。

小学生の頃、私の担任の先生と用務の先生が結婚しました。名前も次の日から変わりました。でも、用務の先生が別の学校に転任しました。
退任式をすることもなく、突然に。
その時に夫婦で同じ学校に勤めることはできない、と知りました。
2人が話している姿すら目にしたことがなく、「いつのまに!?」と子どもながらに驚きました。
同じく小学校時代に、私の担任と隣のクラスの担任が結婚したことがありました。その時は、学年が変る節目だったので転任は自然でした。学校の先生は、結婚の時期を配慮しないといけないって大変だなあと思ったのを覚えています。

結婚したら同じ部署にはいられない、という暗黙の了解のようなルールがある一般企業もあります。

周りが気を使う、不正・癒着しやすい、など様々な理由があるようです。
上下関係や異性関係など、周りが気を使ったり、仕事のことも家庭のことも筒抜けでやりづらかったり、する可能性がありますね。

私が新卒で入社した会社は社内結婚組が多く、夫婦で働き続けている人がほとんどでした。隠し事をしたくてもできない夫婦関係が良いのか悪いのか疑問でしたが、それ以外は夫婦の会話が家庭のことなのか仕事のことなのか、ちょっと気になる程度で、お互いの仕事を理解できる環境にあり、社内の人間関係も良好だったので、仕事でやりづらいことはなかったと思います。

でも、中には退職する人もいました。ただ、退職するのは決まって女性でした。

「今後、妊娠・出産して、育児しながら働くのは大変だから、結婚を機に辞めます」
「結婚を機に心機一転!転職します」
という感じです。
今は、仕事と家庭を両立できる制度が整ってきたので結婚を機に辞める人は昔ほど多くはないかもしれません。が、育児をしながら働く大変さはあまり変わっていないので、「出産を機に辞める」人は相変わらずかもしれません。

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