バリキャリママは大変!⑨待ってられない20年
育児は夫と妻の協働事業であるべきですが、圧倒的に夫が子どもにかかわる時間が少なく、どうしても妻が育児を担う結果となっています。それは、時代背景や歴史から見ても、仕方のないことではないかと思います。
男性がバブル期の頃のように24時間しっかり働いて稼ぐ時代、イイものを作れば売れる時代は終わりました。
男性は仕事、女性は家庭、という常識も時代と共に変わっています。
特にコロナ禍で、働き方や家族の在り方などが見直され、生活様式が変っています。他人軸ではなく自分軸で意思決定しなければいけません。また、それを批判するのではなく、お互いに認め合うこと、尊重し合うことが重要だと感じます。
男性も女性も、性別関係なく、仕事と家庭を自分らしく生きることが大切である、ということを今の子どもたちは学んでいます。
SDGsについても学んでいます。おそらく、子どもはこのSDGsについて、大人よりもきちんと理解し、意識して行動できていると思います。
誰一人取り残されることなく持続的に自分らしく生きることができる社会では、どんな場所、場面でも自分の意思で選択できることが一番大切だと思います。
「育児は協働事業」が当たり前の社会にならない限り、女性が男性と同等に働くのはかなり厳しいでしょう。法律が整い、制度ができたとしても、育児協働の意識が当たり前になるのは20年ほどかかると思います。20年も待っていたら子どもが大人になってしまいます。
その現状を受け入れた上で、女性の理想の働き方を考えてみます。