3章⑦【不思議貨幣】 Season2 パラレルワールドの事実 09/29/2017
不思議貨幣[平成30年9月29日(金)]
この日初めて、ユーチューブの都市伝説カテで「パラレルワールドの仕組み」を知った。
SFアニメや映画で漠然と聞いたがあったけれど、こんなに具体的で、現実的なことがあったら、面白いなあと思う。
異次元の世界。
パラレルワールドって聞いたことあるだろうか。
世界は、実は一つではなく、いくつもの世界に分かれている。
ひょっとしたことで、違う世界に迷い込む。
アニメや小説でよくある、ミステリー的なこと。
一度迷い込むと帰れない、とか。
行方不明者の多くは、パラレルワールドに迷い込んだ人たちである、とか。
T字路の一方がパラレルワールドだったり、石を蹴ったら、パラレルワールドに行ってしまったり…。
ニュースの動画を発見した。
UHB北海道文化放送の実際のニュースの動画である。
ニュースになるなら、都市伝説ではなくて、現実ではないのか?
ニュースは以下のような内容である。
「北海道でも!?偽1万円 昭和65年記念硬貨 コンビニで買い物 バレて逮捕 函館市。派遣社員の男がコンビニで、実在しない昭和65年の1万円硬貨を使用した詐欺容疑で逮捕された。」
ニュースはたったそれだけの内容である。
しかし、異様なことが後からわかったという。
ここからは、都市伝説である。
このニュースには、3つの不可解なことがあった。
1つは、その偽1万円硬貨の製造技術が素晴らしかったことである。
造幣局で作るレベルの精巧さで、とても1万円以下で作れるものではない高度な技術だったそうだ。
2つ目は、仮に大金叩いて偽造したとしても、なぜ、すぐに偽造と判明してしまう、存在しない「昭和65年製の1万円硬貨」を作ったのか。
3つ目は、何故すぐに判ってしまうコンビニで使ったのだろうか?
この3つの疑問が残る中、
「実は、パラレルワールドから来た青年なのではないか」という説が浮上したのだ。
昭和64年1月で、昭和は終わり、平成元年1月になった。
しかし、実は、「昭和64年以降も昭和が続いた世界」「昭和65年がある世界」から、こちらの世界に迷い込んだのではないかというのだ。
彼は、昭和65年に造幣局で製造された、普通の1万円硬貨を普通に使おうとしただけだったのかも知れない。
ましてや、実在しない、誰でも知っている、子供のいたずらでも、あまりにも稚拙な行為。
彼は、1万円硬貨を平然と出して、店員さんに指摘されたら、キョトンとしていたそうなので、全く悪義なく、なぜ不審がられるか理解できない風だったらしい。
昭和65年の存在する、もう一つの世界から来た青年。
その後、どうしたのだろう。
彼の行方は、わからないそうなので、元の世界に戻ったのかもしれない。
パラレルワールドっていうと、全く違う異次元の世界かと思いきや、実は、何か、ほんの少しだけズレおり、ほんの少しだけ、何かがおかしい、世界なのかもしれない。
これが、「8分違いのパラレルワールド」と言う都市伝説で、ネット上で話題になったことがある、そういう説なのだ。
ワクワクする、現実っぽい都市伝説である。
本当かなあ、と、1万円硬貨が本当にあるのか調べてみると、何かの記念の際に、度々1万円硬貨は発行されている。
昭和61年には天皇陛下御在位60周年記念1万円硬貨や、平成になってから、長野オリンピック記念硬貨、FIFAワールドカップ記念硬貨、などあるが、普通に1万円硬貨は無い。
都市伝説なのだ。
この、なんの変哲もない詐欺犯のニュース動画が、単なる都市伝説ではなく、実際のパラレルワールドに関係しているのかも知れないという事実が突き付けられる。
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