新型コロナの論理的考察

2020年4月1日

世界中、新型コロナが大きな問題になっています。
この状態がいつまで続くのか?どうすれば解決出来るのか?
今ある未来を元にどうする事が最適なのかを整理してみたいと思います。

そして今の政府の発信は場当たり的な対策で
ゴールを決めた上で戦略を持ちながら逆算した提案にはなっていないように感じます。

ゴールを決めるならどんなゴールか?
ゴールへ到達する方法やKPIはどう設定するのか?
そしてお金を出せばそれだけで解決するのか?
今の状況で経営者が持たなければならないマインドはどんなマインドか?
を「今ある未来」を元に考えてみました。

■新型コロナが解決するには?

現在の騒動が収束するには大きくわけると3つの方法があります。

1.新型コロナに対して免疫を持つ人が60%を超える
2.新薬が開発される事によりインフルエンザと同じ状況になる
3.すでにある薬が新型コロナにも効く事が判明する

番外

番外:全世界一か月引きこもる

問題の解決=1or2or3という公式になります。

■新型コロナはインフルエンザと同じか?

新型コロナとインフルエンザの違い

1.インフルエンザは間接的に命を奪うが新型コロナは直接的に命を奪う
2.ワクチンも治療薬もない
3.致死率はインフルエンザの10倍以上ある

どれだけパニックを抑える為と言え発言力がある人が
「風邪のようなもの」や「インフルエンザのようなもの」といっていましたが、新型コロナは一般的な風邪と言われる症状やインフルエンザとは明らかに異なります。

■解決のための方法はあるのか?

解決の方法は
問題の解決=1or2or3という公式という話しをしましたが、ひとつひとつ内容を解体していくと

1.新型コロナに対して免疫を持つ人が60%を超える
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今回の問題を解決するとすれば最も可能性が高い方法ではないでしょうか?


2.新薬が開発される事によりインフルエンザと同じ状況になる
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新薬の開発はワクチンも含め「最低でも」2年近くはかかる為、短期で解決する事は不可能になります。


3.すでにある薬が新型コロナにも効く事が判明する
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短期で収束する可能性があるとすればこの方法ですが、今の状況では完全に治療可能な薬が出てくるとは考えにくいでしょう。

■解決方法は?

解決方法としては軸として
1.新型コロナに対して免疫を持つ人が60%を超える
という事を前提として進める以外の方法はないと思います。

1憶2680万人×60%=約7300万人

もしこれを1年でおこなうとすれば1日あたり4,380人が感染する必要があります。

2週間で61,320人の感染になります。

2週間単位で区切っている理由ですが、新型コロナで今ある事実は、感染した人の20%重症以上になるという事がわかってきています。
※呼吸器を使った場合は2週間1人が利用するという前提
イタリアでは人口呼吸器が足りない状態になり、高齢の方へは呼吸器を利用しないという選別をおこなわなければならない状態になります。

感染者の人数×20%=呼吸器が必要

1.インフルエンザは間接的に命を奪うが新型コロナは直接的に命を奪う
新型コロナは年齢に関係なく呼吸を出来なくなる可能性がある為

感染者の人数×20%>呼吸器の数

の状態になった際には致死率が20%ほどまで上がる可能性もあり、年齢に関係なく命を危険にさらす事となります。
体力の弱い人や免疫力が落ちている人が別の感染症などを併発し命の危険をさらすインフルエンザと絶対的に異なる点です。

■今後の取り組みについて

1.免疫を持つ人が60%を超える目標を設定したとすれば免疫を持つ人がわかる仕組みを作る
2.感染者のベットを確保
3.呼吸器の数値目標を定めた台数の生産
1.免疫を持つ人が60%を超える目標を設定したとすれば免疫を持つ人がわかる仕組みを作る
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これは血液検査をする事で新型コロナの抗体があるか調べる事が出来るキットがあるので生産を増産していただく事で抗体を持つ人の数を把握していく事で現状のゴールの目安を確認していく必要があります

2.感染者のベットを確保
3.呼吸器の数値目標を定めた台数の生産
医療の受け皿の大きさへ合わせながら重症患者数以上の呼吸器を確保し重症でない人は医療機関近くのホテルなどを使い待機してもらうという体制を作る事で受け入れ出来る人数を担保していく

■他に取るべき取り組みは?

3密̟+感染の急激な広がりを防ぐ追加対策

1.手洗いうがい
2.咳、熱、ダルさがある人はマスクをつける
3.2メートル以上の距離を保つ
※2メートル以内で対話をする場合にはマスクをつける

対面の販売など2メートル以上を保てない場合

1.マスクを販売をする側も販売をされる側もつける
2.出来れば花粉対策のメガネをつける
3.手袋の利用

ここへなにかしら消毒をおこなっていれば大きな経済活動の損失を出す事はなく緩やかに免疫保持する人数を増やしていけるのではないでしょうか?
総理や知事の会見も自粛というお願いだけでなくどういう対策を取らない活動は自粛というどういう事はダメでどう対策をすれば自粛しなくてもいいかもセットでお願いすべきです。

■政治家の覚悟の確認が出来きる機会

テレビを見ていると自粛とセットで損失補償をつけなければいけないという話しが良く出ますが、問題はそんな簡単ではないというのが本質だと思います。

出すべきはお金ではなく知恵
知恵のまかなえない部分をお金を使って補填すべきではないでしょうか?

そして知恵をアナウンス出来るのは「政治」しかありません。

その発言には「責任」がついてきます。
責任を気にしない発言というものは抽象的で保身を考えた覚悟を持たないアナウンス!
誰がこんな覚悟を持たないアナウンスで納得や安心をするんでしょうか?

政治家も補填の話ししかせずお金以外の知恵を出せない人間は単なる無能というレッテルをご自身でさらしているだけでしょう。

■経営者は創意工夫で乗り越えていこう

仮に飲食店の経営者だとすれば今の新型コロナの状況はチャンスです。
顧客の不満や不安や不快は?を徹底的に考えます。
なぜ若い人は外に出るの?自粛っていつまで続いてそれまでみんな外出をしないで耐えれるの?外食しない理由はなに?

例)
仮説
お客は外食にいきたくない訳でなく自粛の高まりや感染の不安により店内での飲食が出来ない状態になっている

お客の不
①外食はしたい
②友達と対面で話したい
③自炊では食べれない料理を食べたい

解決
→テーブルをすべて使うのではなく間隔をあけて席の確保をする
→スタッフの調理の状況、提供などオペレーションでの感染リスクが少ないことをお客が確認出来る仕組みを作る
→みんなで取り分けるのでなく個別のお皿でグループで来店しているお客でも料理を提供する
→感染リスクを避ける為透明のアクリル板などを使い1人1人を同じテーブルだったとしても飛沫感染を防げるようにする

というように飲食を専門で経営している方であればこんな知恵よりももっとたくさんの知恵を出す事が可能なはずです。

出来ない事ではなくどうすれば出来るかだけに徹底して頭を使えば解決は見えてくるかもしれません!

リスクを避ける為、もし回転率が下がって売り上げが・・というようであれば、単価をどうやって上げるかを考えれば良いのでどうすればふだんと変わらない売り上げをあげていけるのか?を経営者が知恵を出し合えば感染を最小限に抑え、いつもの日常に近い世の中を作りだす事は可能なはずです。

政治家がなにもできないのであれば世の中を変えるのは経営者しかいません。
日本初の感染対策と経済活動を両立したイノベーションを経営者の方にはぜひ起こしていただきたいです。

追伸
先日、ジョンソンエンドジョンソンがワクチンを臨床実験にうつるとこまで開発が進んだという報道がありました。
早ければ来年の前半にワクチンが出来上がり10憶人に提供する事が出来る可能性があるようです。
またアビガンなど新型コロナに一定の効果があるのではないかという薬も出てきています。
仮にアビガンが効果があるようならPCR検査は出来るだけすぐに誰でも出来るようにする方が良いでしょう。
アビガンは治療ではなく増殖を抑えるモノなので初期もしくは軽症の場合には効果が出るというものなので感染状況をどれだけ早く発見出来るか?そこがポイントとなります。
ドンドン新しい発見がこれからも出る事は確かなのでフェイクに流されないようにしながら臨機応変に対応する事で今回の問題を乗り切れるはずです。

■結論

結論として、ワクチン開発が1年以内に出来る可能性があるという希望を抱きながら、国内の免疫保持の人数を60%まで高める戦略を呼吸器+医療機関へかかわっているスタッフの数+ベット数のバランスを考慮しながら、感染状況をコントロールしていく事で収束を狙いつつ、経済活動を出来る限り正常な状態で担保できるように、感染を広げず経済活動をおこなえる指標をアナウンスする。
知恵を出してどうする事も出来ないとこはお金で補填するという
ここへ経営者の知恵をあわせみんなでこえていくしかないのではないでしょうか

今ある未来を見つけ
知恵を使って未来をよりよきものに
変えていきましょう


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