Robloxで自作アバターを作ろうとしてズタボロになった話
※ここでは制作面の話は簡単にしかしません。また別記事で書こうと思っています。なおBlenderです。
はじめに
自作が好きです。
Minecraftではクラシックスキンを自作し、VRCHATではBlender・Unityと格闘しながらワールドもアバターも自作してきました。
Robloxも数年前、テクスチャで衣装が作れたころは自作衣装を作ったりしたものです。
時は流れ。
子どもがふたりとも小学生になったので「Robloxやりたい」と言い出しました。
私は言いました。
「プライベートサーバー限定、アバターに課金もしない。そのかわり君たちの書いたキャラデザでオリジナルのアバターを母ちゃんが作ろう」
日頃からオリキャラを描くのが好きな子どもたちはうきうきで紙に女の子を描き始めました。
まさかこれが私のへそくりと時間を吹っ飛ばすことになるとは、あのときの私は思わなかったのです……。
仕様が変わりまくっていた
なんかモデルデータの制約が厳しい
公式で一応たくさんサンプルデータが用意されているのですが、どうもワールド用NPCとしてのアバターとプレイヤー用のアバターは別らしく、最初ベースにしていたのが前者のサンプルデータだったために認証チェック(Validation Check、これが通らないとプレイヤー用のアバターとしてアップロードできない)から弾かれまくる羽目に。
早く気づけって?日本語の情報がほとんどないんだよォ!!!
主に引っかかりまくったのは以下の項目でした。
・アタッチメントの存在
アバターには物を持ったり帽子をかぶったりなど、別に用意されたアクセサリーをくっつける場所があります。これがアタッチメントです。
これはそれぞれ「身体のパーツのどの範囲に入れる」という決まりがあるんですが、その通りにモデリングしてもRobloxStudioにインポートするとあらぬところに吹っ飛ぶことが多くて参りました。
また、パーツとアタッチメントを紐付ける必要があるんですが、Blender上でのやり方がわからなくてしばらくRobloxStudioの中で手動で紐付けてました。気が狂う。もうやりたくないこの辺は制作面での話を細かくまとめた記事で触れます。
・FACSポーズ最低17項目を含めるhttps://create.roblox.com/docs/ja-jp/art/characters/facial-animation/facs-poses-reference
「視線を上に向ける」など、顔のメッシュを動かすボーンを使って表情を作ってから頭パーツに割り振る必要があります。いや一言で言うと簡単ですけどここまでたどり着くのに1週間くらいかかった気がする
VRCHATやMMDなんかでいうシェイプキーみたいな扱いをするらしいんですが、実装の仕方にクセがあってアニメーションのフレームひとつひとつに1個ずつ表情を分けて挿入するんです。は?
それから頭パーツのカスタムプロパティに何フレーム目がどの表情かを登録します。え?
そうするとRobloxStudioにインポートしたときに表情データとして登録されるんですが、なんとある程度の動きがないと認証チェックで怒られます。えーっ!?そこまで見る!?
今回のモデルでは表情パーツを分けなかったので、最終的に髪の毛を揺らして誤魔化しました。聞くところによると取り込んだときにアニメーションデータのフレームをいくつか見て、動きに差があるかで判断しているらしいです。
えっ、アップロードだけでも金とるの
Robuxってご存知ですか。Roblox内の通貨です。
だいたい1Robux=2円です。
出店しなくてもアップロードするのにまず750Robuxかかります。なんだと!?
しかもアップロードする段階で免許証とかマイナンバーカードとかの登録を求められます。ここで私は「子どもらのアカウントにそれぞれアップロードするだけでええか」という考えを捨てました。こんだけ厳しいなら複アカを匂わせる行動はBANされそうだし……
しかたねえ、出店して商品として登録するか……となったときにまず「Robloxプレミアムに登録しないと出店させへんで」と言われます。月額1600円。
更に更に、フルボディのアバターひとつにつき前払い4000Robuxかかります。えげつなすぎんか?
というわけで
(4000+750)×2+1600=11100円ぶんどられました。
Robux購入はきっちり日本円で買えるわけではないので(ソシャゲの課金方式)ちょっと多めに取られて15000円。
家計からはとても出せないので私のへそくりから出しました。
データの差し替えができない
と、ここで一番最初に公開したアバターがウェイトの設定ミスで頭の地肌丸見えになっていることに気づきました。うわー!なんでアップロード前に気づかなかったんだよ!!!
これは確実に子どもたちに突っ込まれると思いデータの差し替えを……と思いきやなんと一度アップロードしたものは差し替えできない。マジで?
しかたない、差分を改めてアップロードしようとしたらまた750+4000Robuxかかるとのこと。正気か?
幸い頭だけ公開して頭だけ購入してから交換する、というキメラ方式が使えるっぽかったので頭だけ公開したけどそれでも750+1500Robux取られました。もうヘソクリすっからかんだよ。
「Roblox は、プラットフォームとコミュニティの安全を守るシステムのバイパスを許可しません。」
とここまで書いたところでRobloxにログインしたところこんな警告文とともにアップロードしたアバター2体が公開停止処分に。
もうやめてくれ。もうボロボロを越えて灰になってんだよこっちは。
何があかんかったんや。あれか?同一IPから購入したからか?
ここまで2万円近く出費してるし、子どもたちは自分の考えたデザインのアバターを楽しみにしているわけです。心の中で泣きながらサポートセンターに許しを乞いました。
まだ返信は来ません。私これからどうなっちゃうんですか。待て、続報。
よかったらワンコイン投げてくれると助かります。心の傷が癒えます。
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