エスノメソドロジーの「アグネス」

私は宗教研究を志す前に、社会学に入れ込んでいた時期がありました。

「ジェンダー研究といったら社会学」、という、浅はかな(?)思いがあったわけです。

どの社会学の教科書にも必ず出てくる人物に、ハロルド・ガーフィンケルがいます。
エスノメソドロジーの人ですね。

その人の「古典」とされるものに、「トランスジェンダー」の「アグネス」と言う人を観察するような本がありました。
読んでみたところ、アグネスを面白おかしく観察するような本で、なんとも腹が立ったのを覚えています。(もっとも、そもそもエスノメソドロジーは「あえて」腹を立たせるような奇怪な行動をして相手の反応を見て「社会」を分析するような学問なのですが⋯)

さすがにやはり、このガーフィンケルのやり方はおかしい、という方たちも出ているようで、映画がつくられたようです。"Framing Agnes"


楽しみですね。

(それにしても、こうした情報に追いつくのが大変です。。)

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