LGBTTIQ -トランスジェンダーとトランスセクシュアル
ドイツではtrans sexual と trans genderの対立が激化。
TがTTに分裂、LGBTTIQに。
広義のtrans genderは、両者を含みますが、狭義の trans genderは身体的な性別移行を望まない人々。
まあ、パス度さえ高ければ、下半身なんて「どうでもいい」(なぜなら、いちいちチェックすることもないし、パス度が高いような常識的な人は、下半身にアレがついた状態で公衆浴場に入ったりしない)。
じっさい、普通に埋没している狭義のtransgenderもたくさんいらっしゃいます。
しかし、あえて権利主張する人(狭義のtrans gender)は、えてしてパス度が低かったりするわけです。
それで、「頭ではわかってても。受け入れられない」という感情を大衆に抱かせます。
当然、trans sexualの人々も、「一緒にされちゃたまらんし」で、狭義のtrans genderに嫌悪感を覚えます。それで分裂ですね。
しかしLGBTIQではなく、LGBTTIQって。ドイツらしい厳格さのようなものも感じます。(とはいえ、ドイツに限った言葉ではないようです。もう少し調べたいです。)
(参考)「狭義のTransgender派」のTessa Gansererさん
(参考)Monika Barz氏による論稿
Körperloses Geschlecht – LSBTTIQ auf dem Irrweg. Persönliche Reflexion aus dem Innern der LSBTTIQ-Bewegung. In: Jan Feddersen, Marion Hulverscheidt, Rainer Nicolaysen (Hrsg.): Jahrbuch Sexualitäten. 2023, S. 82–110
http://queernations.de/wp-content/uploads/2023/10/5482-1_jb_sexualitaeten_2023_endf_Barz_korr.pdf
(冒頭写真は2024年のアテネの地下鉄。記事内容と関係ありません。)
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