最近の悩み 努力と「強者」

最近の悩み、というほどのものではないのですが。

真面目に突き進んできだ結果、気づいたら大半の人を追い越してしまっていた、と感じることがあります。

同時に、共感力が下がってしまっているなという問題があります。

困っているならがんばればいいし、その方法も確立してるのに、なぜ頑張らないんだろう、と。

一昔前に、勝間和代さんが「女性は頑張って自立しよう」と言ったとき、「みんながみんながんばれるわけじゃない」という反発が表れ、当の勝間さんはその反発の意味すら分からず、議論が平行線に終わっていたのを思い出しました。「がんばればいい」と言ってるだけなのに、「がんばれない」という。いやいや、がんばれない話をしてるんじゃなくて、がんばれば良いことがあるという話をしているだけなのに…と。

トランスの場合は、「頑張らなくても良いなら頑張るだけ損では」、という問題に行き当たるのが難しいところです。

トランスの場合、頑張るとは、お金をかけて手術をしたり、ダウンタイムをこらえたり、(最低限の)ファッションセンスを磨いたり、ボイトレを頑張ったりすることですから。

難しいです。
こういう議論ってされてるのかな。
あんまり言うと、ルッキズムとかジェンダーバイナリーとかで批判されるのかな。
正直、ジェンダーバイナリーとか言っている人の中には、単に努力が足りてないだけのように見える人もいるんですよ。そういう人の声が、大きく見えてしまう。
努力した人が「強者」になってしまうという問題ですね。

難しいです。

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