自分の言葉でまっすぐ語れる才能

69歳の女装愛好家・キャンディさんと27年ぶりに再会 密着Dが共感した“好きなことに打ち込む楽しさ”7/31(土) 18:00配信

1.自分の言葉でまっすぐ語れる才能

60分番組。おもしろかったです。

「女装を一生懸命やって、いい人生だった」、って感じ。

自分の言葉でまっすぐ隠すことなく語れる、っていうのは、才能ですよね。

裏表なくまっすぐで、温かさを感じ、人を惹きつけるものがあります。
(ただ、思春期にゴミ箱をあさってたとかムラムラしたとかは放送していいのかな⋯)

2.LGBT問題にかかわるけどLGBT問題ではない

三橋さんとの再会のところで「トランスジェンダーがどうの」というのが一瞬出てきたけど、そこはちょっと外してた感じ。

やっぱり、ガチで性別移行する人と、(本気とはいえ)女装でいる人とは、遭遇する困難というのが異なります。女装が手段であるか、目的であるか、というくらい、違います。

とはいえ、番組全体としては、LGBTやトランスの話としてまとめてなかったのは良かったです。

ただ、妹さんの「これで収まってくれれば」の後に続いたであろう言葉が気になります。なんか、あえてカットしたような編集のようにも感じましたが。。

おそらく、「これで収まってくれれば」のあとに続いたのは、「見た目だけだし」。

体をかえて、女になってしまおう、という人ではなかったので、妹さんも受け入れられたのでしょう。本当にお顔がそっくりでしたので、老いれば見た目は関係ない、というのは実際真実なのかもしれません。

番組の最後に「(生まれ変われるなら)また男性として生まれて、キャンディキャンディの女装を楽しみたい」ということをおっしゃっておりました。

3.時代の空気感の貴重な資料として。

あと、30年前撮影時の映像を見るだけでも、30年前の空気感が今とは全然違ったのが分かります。

女装どころかコスプレすらも、そのへんの人たちに絡まれるレベル。

そういうのも意味でも、貴重な映像。

それでも、当時も今と同様にまっすぐに自分の言葉を語っていたキャンディさんはすごいなあと思いました。きっと、そういう時代でも、その真面目な言葉とひたむきさに惹かれた人たちも多かっただろうと思います。

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