性別変更後の基礎年金番号

結論として、性別変更の手続きをしても、基礎年金番号は「そのまま」です。

また、基礎年金番号によって「性別」が知られることも「おそらく」ないかと存じます。

もしかしたら性別の情報も含まれるのかもしれませんが、少なくともインターネットで探して簡単に見つかるものは見当たりません。よって、事業者(雇い主)等に年金番号を通して性別変更の事実が伝わることは、ほぼないかと思われます。


なお、2013年に一時的に、性別変更を判別できる仕組みになったようです。4桁の共通番号というやつですね。が、それも1年もたたずに廃止になったようです。(廃止に向けて動いてくださった方々ありがとうございます。また、柔軟な日本年金機構にも感謝)


ちなみに、「悪用され、それにより不利益を受けた場合は、基礎年金番号の変更の申出を行うことができる」ようでもあります。

(参考)

○基礎年金番号の実施に伴う年金関係個人情報の保護について
(平成八年一二月二五日)
(庁保発第三五号)
(各都道府県知事あて社会保険庁運営部長通知)
三 年金関係個人情報取扱いの原則
(六) 年金関係個人情報の訂正の請求等
国民年金、厚生年金保険の被保者及び年金受給権者は、自らに関する年金関係個人情報が誤りである場合、その訂正を求めることができる。この場合、当該情報の保有者は、その訂正のために必要な書類の提出を求めることができる。
また、国民年金、厚生年金保険の被保険者及び年金受給権者は、基礎年金番号が悪用され、それにより不利益を受けた場合は、基礎年金番号の変更の申出を行うことができる。


そういえば、2022年4月から「年金手帳」が廃止になるようですね。これからは基礎年金番号だけが通知されるようです。

今は「マイナンバーカード」で、年金の情報照会もできます。

マイナンバーについてはまたの機会に。

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