2012年1月19日『競技名よりも…』
【10年前の2012年1月19日のコラム】
打撃+組技=MMA?まあ、ざっくり説明するならそれでもいいか。何でもあり、とは厳密には言えないし。でも、MMAはMMAなんです。
和名の競技名は要らないか?
「総合格闘技」。競技名って感じがしない…。いや直訳なら「混合格闘技」。一人の人間の視点に立てば、「統合格闘技」って感じもする。
MMA=Mixed Martial Artsのままで、僕は良いんだけど嘉納治五郎師による「柔道」だったり、正岡子規による史上最高の超訳「野球」だったりのような、グッとくる和名が付けられないでいくのも国内的にはなあ…と思わないでも、ない。一般にわかるかな、と。
要らぬお世話か。「修斗」はその点凄くイイんだよな…。柔道以来のベストネーミング、かつナイス当て字だと思う。ただ、厳密には「斗」に闘いという意味はないんだけど。
アメリカだとカジュアル層にも「UFCやる?やらない?」みたいにそのまま呼ばれてるみたいだ。いいね! サッカーみたいにリーグの名前で呼ばれるのが普通になるかな。
徒手による格闘という本来の意味ではMMAこそ正に「柔術」なんですが、日本ではやっぱり「総合格闘技」ですかね。
究極的には携わる「人」と「本質」の方がより、大事。自然に委ねます。
初出:2012年1月19日のウォール