英語を学んで良かったこと

NHK(日本は昼ですこんにちは)、ジェシカです。

今日は大学の専攻科目だった英語のことについて書きます。

まず、これはツイッターでも時折自分に言い聞かせるように書いていることですが、英語ができて得することは非常に多いんですが、そのメリットはGoogle翻訳など機械翻訳の制度がどんどん上がっていくことにより、徐々に享受できるものではなくなっていくと思われます。

多少英語の文献が読めたり、外国人に道を教えることができたり、海外旅行で何かと便利だったり、そんな程度です。仕事でバリバリ英語を使うのでも無ければ、ほとんどの日本人が英語ができることによって得られる実用的なメリットは無いのです。

私は月に数本は英→日、西→日の翻訳仕事を受けていますが、だいたいの翻訳は元の文をGoogle翻訳にかければ9割方作業が終わってます。多少不自然だったり、日本語としてわかりにくいところを直すぐらいで、それでもここ数年で機械翻訳の精度が格段に上がっているため、「このレベルの翻訳でも金出して発注するところあるんだね」って思うぐらい、翻訳は簡単なケースが多いです。

もちろん文学だったり、映画の字幕のように口語が中心のスクリプトだったり、機械翻訳がなかなか追いつけない翻訳の領域も存在しているのですが、それも昨今の機械翻訳の制度の高まりを見る限り、翻訳や通訳の仕事はこれからどんどん無くなるのだろうなと予想しています。

そんな普通の人にとって実用的なメリットはほとんどなく、「語学は娯楽だ」とまで言うこともある私ですが、勉強していた英語やスペイン語は好きですし、今でも勉強を続けていますし、同時に勉強していて良かったなと思うこともたくさんあります。

さて、前置きが非常に長くなりましたが、本題の「英語を学んで良かったこと」について書いていきます。

ドヤれる

これがやっぱり一番ですかね。何せ日本人は英語が全然できないので、多少できるだけでめちゃくちゃスゲーってなりますし、運よく自分が英語できる瞬間を知り合いに見せることができれば、めっちゃドヤれます。

ゲームが楽しくなるし、勝てる

私はFPS系のゲームを好んでよくやるのですが、それ系のゲームはボイスチャットでのコミュニケーションがかなり大切です。ゲームを一緒にやる友達がいない私は野良でチームを組んで外国人と一緒にやることがほとんどなのですが、そのときにボイチャできると普通に楽しいですし、敵の位置や装備の確認、役割分担などがスムーズになり、勝率もかなり上がると思います。

中国人・韓国人はだいたい英語できますし、東南アジア系は聞き取りにくい人も多いですが英語はだいたい通じるので、やっぱり野良でチーム組んでやるゲームは英語できると楽しくなりますね。

外国の文化がわかる(気がする)

日本ってやっぱりガラパゴスな国で、それがいいところでもあると思いますし私は日本が大好きですが、やはり海外への理解が乏しい人が多いなという印象を受けます。まぁ事例はあえて出さないですけど。

そういう私も英語などの外国語をちゃんと学び始めたのは大学からですが、外国語を学ぶことで外国の文化に触れ、外国語を話す人の考え方に触れ、そして歴史に触れることで「海外から見た日本」というものを意識する機会も増えました。

特に宗教って、日本人にとっては本当に難解な部分だと思うんですよ。でも、英語やってれば英語を話す人にとっての"GOD"の意味が(ざっくりですが)わかりますし、彼らの生活にどれだけ宗教観が反映されているかも垣間見ることができます。

そして、彼らの感覚から見ると日本人がどのように見えるのかもざっくりとですが知ることができますし、自分が暮らす社会を客観的に見るということは中々機会がなければしないことですが、私は英語がきっかけになりました。

まぁこれも誰にとっても必要なことかと言えば、そうではないのでしょうが。

終わりに

私は、過去に家族のある人物が「チョン」という言葉を平気で使ってたのがめちゃくちゃ腹立って、それにブチギレたことがありました。正直書くのも憚られる最低な差別用語ではあるのですが、あえて書きます。

それを指摘すると、その方は「差別的な意味で使った訳じゃないから問題ない」と押し通していました。確かにその場にこの言葉を聞いて嫌がる人がいた訳ではなく、また誰か特定の人を指して侮蔑するようなニュアンスで使っていた訳でもないのですが、自分の身内がそういう言葉を使うのは非常に残念ですし、そういう人に限って「ババア」と言われたらブチギレしたりするのが滑稽に思ってしまった自分自身も悲しい存在だなと思ったことがありました。

英語とは少し離れた話にも思えますが、日本人って「絶対タブーなワード」への嫌悪感が薄すぎて平気で使っちゃう人が多い気がするんです。「差別は気にしすぎるのもよくない」なんていうのも一理あるとは思いますが、(特に西洋の)外国語と文化を学ぶと、差別用語を口にすることの恐ろしさを身にしみて感じるところがありました。多分世界の多くの人が「この嫌悪感」を知ってるんだと考えると、同じ日本人同士の冗談とかでも全く笑えなくなっちゃうんですよね。

我々人間は幸か不幸か「鳴き声」ではなく「言語」を通じて様々なことを思考し、伝達する力を発達させてきました。ぜひそれを今後ポジティブな方向に活かさなきゃなと、英語の実用性を見いだせておらず日本語すら不自由な身ではありますが、私はそう思う次第です。


GG

ジェシカでした。

😘