オリンピック 男子サッカー 日本代表
かなり長いことサッカーを見てきているが。
オリンピックに出場することが悲願だった時代もよく覚えているのでこうしてメダルにチャレンジできるようになったことは本当に素晴らしい進歩だと思う。
そして今回の日本代表ほどその可能性を感じたチームはなかった。
それだけに残念に思える要素も沢山あった。
ここまでのチームを作ったことは素晴らしいが短期決戦を戦うマネジメント力が無かった。
ほぼ固定メンバーで戦うチョイスをしたのである程度ローテーションしながら戦って来ていたメキシコに比べ3位決定戦はわかりやすく動きの質の差が出ていた。
ボールに絡めなくなったスペイン戦の後半から自分はしきりに久保と堂安は下げるべきと主張してきたが。
過密日程を考慮して直前に拡大された22人枠の選手を森保監督は使えず結局18人で戦ったようなものだった。
三笘や前田というようなあまりにわかりやすい武器を持った選手を使う決断力も不足していた。
久保と堂安のコンビネーションが良いのでどうしてもそこに依存してしまった印象。
自分は3位決定戦のスタメンを見た時に、下手したら0-4、0-5で負けると予言したのだけど、それに比べれば頑張ったと思うけど予想したくらいの差はあった。
メキシコ戦の終盤の三笘を見た時に、スペイン戦に三笘が居たら、、、というifはどうしても悔やまれてしまった。
好みの選手に依存するのは監督の特権だと思うので仕方ないけど、それはジーコジャパン時代の頃の風習な印象。
ここ数年の世界のトレンドを見た時にはあまりこの手の采配をするトップチームは無い。
惜しくもなくなるべくしてなった圧倒的4位だった。
この経験が未来につながるはずなのでいつかはスペインやメキシコに対しても対等に試合を支配する日本を見たい。