パラダイムダイブの紹介
こんにちは、パラダイムダイブ編集長の由城たけるです。
本記事では、パラダイムダイブの立ち上げの経緯や概要を紹介します。
立ち上げの経緯
私は元々はイノベーションに強い興味があり、テックやエンタメ関連のスタートアップで働いているのですが、最近はイノベーションに加えて歴史や哲学、宗教などの人文領域の関心が増してきた結果、世の中のスタンダードな価値観や常識が大きく変わる「パラダイムシフト」がどのようなメカニズムで起きるのかについて、非常に大きな好奇心を持つようになりました。
ただ、いざ勉強しようと調べてみると、「パラダイムシフト」という観点に特化した情報が思いのほか少なく、事例を調べたり、分析を進めるのに苦労しました。そこで、今後同じようにパラダイムシフトに興味を持った人のために、自分の独学の過程をログとして発信をしておくと良いのではないかと思い立ち、このメディアを立ち上げることにしました。
メディアの名前については、私自身もまだまだパラダイムシフトのメカニズムを解明したといえる段階には達しておらず、これから自分自身がこのテーマにより深く没入していくのだという意図を込めて、「パラダイム」という言葉に、没頭するという意味の「dive in」のダイブを組み合わせて、「パラダイムダイブ」という名前をつけました。
パラダイムダイブで扱うトピック
パラダイムダイブは、「パラダイムシフトの専門誌」をコンセプトに、分野横断的にパラダイムシフトに関連する様々なトピックを扱う予定です。
一般的に有名なパラダイムシフトの代表的な事例としては、天動説から地動説への転換のような科学分野におけるトピックに加えて、フランス革命による近代国民国家への移行のような社内的なトピックや、産業革命以降の資本主義社会への移行のようなビジネス面のトピック、さらには宗教革命をきっかけとする近代の科学的な価値観への移行のような複合的な事象などがあります。パラダイムシフトは歴史上の大きな転換点ではほぼ必ず存在しているといえるので、こうしたマクロ視点でみた事例について、事象が発生した背景やその後の社会への影響を深掘りしていきたいと考えています。
また、マクロ視点のみではなく、ミクロ視点で捉えた具体的な事例も扱っていきたいと考えています。例えば、ココ・シャネルが全く新しい女性服のデザインを提唱したことでジェンダーに対する世間の価値観が変わるきっかけとなったように、ある企業や製品のイノベーションが人々の固定観念を覆すことに繋がった事例を探求していきたいと考えています。他にも、例えばアートやカルチャーの分野について、あるアーティストの作品が世間の価値観を一変することに繋がった事例なども深掘りしていきたいと思います。
今後の活動方針
以上のようなマクロ・ミクロ双方の視点からの深掘りを通じて、現代社会で暗黙の前提や常識となっている価値観について、改めて問いを投げかけ、その結果としてより柔軟な発想やアイデアを生み出すきっかけを増やしていくことを目指して活動をしていきます。
なぜ今パラダイムシフトが重要なのかについては、どこかで詳しい記事を書きたいと思いますが、非常に変化が激しい現代においては、リベラルアーツや人文知の重要性の高まりと共に、パラダイムシフトに関する知見もより重要になってくるのではないかと私は感じています。
今後は、まずは月に数本程度の緩やかなペースで記事を発信していく予定ですので、ぜひご覧いただけると幸いです。
まだパラダイムダイブに関するSNSアカウントなどは設けていないため、もし感想などがあれば、note記事のコメント欄にいただけると嬉しいです。
それでは、今後とも「パラダイムダイブ」をお楽しみください。