イベント報告note-【01Night】アートと事業創造と妄想の良い関係　〜未来を作るビジネスマンが未来を 描けなくてどうする！？〜

2020.5.19に開催したイベント【01Night】アートと事業創造と妄想の良い関係　〜未来を作るビジネスマンが未来を 描けなくてどうする！？〜が、オンラインイベントの壁を超えてインタラクティブだった。妄想という、一見ビジネスシーンからは遠いように見えるこのテーマ。しかし、この妄想こそが、我々の中で凝り固まっている固定概念を取っ払う手助けをしてくれるし、アートシンキングで重要な"脱常識"や"物事の再定義"を促してくれる。

2050年の日本

内閣府が出している、ムーンショット計画を知っているだろうか？

１．2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現  
２．2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現  
３．2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現  
４．2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現  
５．2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出  
６．2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現  ・イベントを経てからアップデートされた妄想

この中の1.の世界観はこんな世界観である

（https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/sub1.htmlより）

✔️空間、時間の制約からの解放
✔️脳の制約からの解放
✔️身体の制約からの解放

「政府が大真面目に、何をドラ●もんの世界のようなことを言っているんだ」と初めは思うかもしれない。2050年まで30年。引き算して30年前の1990年に、コロナの流行、スマホの登場、街中のショッピングモールや美術館で姿を見せはじめたVRやAR…誰が予測できただろうか。全然起こりうる、想定の範囲である。

イベント前に妄想していた2050年の未来

私は、上記の３つの制約を外してできるものとして、タイムマシーンが存在すると想像する(というか生み出したい)。その前提の元、こんな妄想をイベント前はしていた。

娯楽や息抜きに関する移動や旅行の概念が変わる。（今みたいに感染症が流行ったとしても、身体を持たずに旅行できるかもしれない。）
例えば・・・
・コンビニに行く感覚で、江戸時代の団子食べに行く
・運動不足解消にフィットネスクラブに行く感覚で、縄文時代にマンモスを捕まえに行く
・今の時代の海外旅行の感覚で、宇宙旅行へいく

イベント中にアップデートされた妄想

この妄想を元に、参加者のみなさんにも妄想をしてもらい、共有してもらった。そして、他の参加者の妄想を元に、またみんなで妄想を繰り返す…そんな中で、色々なアイデアへと、生き物のように妄想が成長していった

・脳の制約が外れて犬の気持ちがわかるようになると、人権ならぬ犬権（けんけん）の重要性が上がる→さらに、道端のタンポポにも権利が生まれる？
・量子力学のような超ミクロの世界観を体験できるようになる→宇宙などのマクロの世界観だけでなく、体内旅行も実現可能？
・自分の身体を18才を超えるとカスタマイズできるようになる→シャネルやヴィトンが服を売らずに体のパーツを売る時代が来る？

＜当日の様子＞
Youtube
質問と妄想に関するコメント一覧　(閲覧期間アリ

妄想が事業開発に役立つ理由

Bulldozerには、こんな悩みを持った担当者の方からの問い合わせが多い。

新しいものを生み出そうとして、ありきたりなものや、こじんまりしたアイデアしか出てこない

これは、一言でいうと、常識に囚われているからです。
とても重要なことで、多くの方ができないことなので繰り返します。

常識に囚われていると、新しいものは生みだせない

新しいものを生み出すのであれば、方法も新しくする必要があります。これが、アートシンキングで重要な"脱常識"や"物事の再定義"をする、ということです。ここから、良質な問いが生まれるわけです。そして、常識の枠を外す方法として、オリジン（≒自分だけの哲学、美意識）を見つけるという方法があります。それに難しさを感じる、もしくはある一定の深さまでオリジンを抽出して、少し実践してみたいという方に、イノベーション創出の準備運動として、妄想をオススメします。

未来を作るために重要な妄想力を身につけるための方法

ここまでのまとめになりますが、下記の三つを意識していくことで、イノベーション創出に重要な妄想力は高めていくことができます。

①常識に囚われないで発想できる時間をもつ
②リベラルアーツ的に広い知と関心を持ち、物事を立体的に捉える
③オリジンを見つけていく

こういった妄想スキルはもちろん一人でも習得できます。しかし、誰かの妄想に妄想を重ね合わせることで、妄想の幅を広げていくこともできます(上のイベントレポート参照)。そんな場所を、国内最大級のイノベーション創出企業である01Boosterさんと一緒に作りました。その名も"妄想SF　LABO"です。

妄想をサポートしてくださるメンバーも、とっても豪華です！定員は30名で、わずか2日で1/3埋まりました。今回は第1期特別価格です。お申し込みは、こちらより。また、参加前に体感してみたい方は、体験イベントにご参加ください！

ーーーーーーーーーーーーーー
●Udemy　アートシンキング入門講座
https://www.udemy.com/course/bulldozer_originbased_artthinking/?couponCode=OBAT20200508

●アートシンキングとは？（朝日新聞社記事）
https://www.asahi.com/ads/start/articles/00271/

●株式会社Bulldozer 代表取締役運転手　尾和恵美加について
https://an-life.jp/article/1207

●メディア等掲載実績
https://note.com/paradigm_shifter/n/n8a0ce750f9d6
ーーーーーーーーーーーーーー
Twitter : https://twitter.com/emiwatson1
FB : https://www.facebook.com/Bulldozer2018/