米子松蔭高校の件について
【一連の騒動を知らない人へのあらすじ】
17日の初戦を目前にした16日深夜に学校関係者の感染が判明
→午前8時10分のオーダー交換の時点で保健所が開いておらず、公的機関の疫学調査で安全を証明することができなかった。試合延期も認められず本来なら出場辞退
→米子松蔭主将が18日にツイッターで「試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛(つら)いです」と投稿
→日本高野連や主催者の朝日新聞社から県高野連に対応の変更を求める連絡が19日にあったことに加え、学校で感染拡大がなく21日に授業が再開されることも決まったため、不戦敗を取り消して異例の大会復帰が決まった
【米子松蔭高校野球部とは】
県大会優勝を春7回、夏3回、秋6回経験した鳥取県屈指の野球の強豪校。
【本題】
一連の騒動の流れをざっくり言えば、「野球の強豪校が本来のルール規定なら出場辞退になるはずが世論巻き込んで一転出場を認めさせました」というもの。
普通にクソですよ、今回の案件。
そもそも何でルールというものが存在する必要があるか考えてくださいよ。秩序を守るためでしょ?大会ルールは大会の秩序を守るために必要だから存在している。今回のケースはその秩序を堂々と破った悪しき前例です。
世論に訴えかければ、同情を誘うことが出来れば秩序を乱しても許される?そんなわけないでしょ。バカかと、アホかと。
この件のタチの悪さは、米子松蔭が許されたんだから私達の高校だって許されるよね?という高校が出でくる可能性を生み出してしまったこと。
今回は野球部以外の感染者だから許してくれだったけど、ベンチ入りしてない選手だから許してくれ、ベンチ入り選手だけど試合日だけベンチから許してくれ……と徐々にルールの捻じ曲げが加速する可能性は否めない。
タイトルの画像にも置いておいた某政治家もこの件に一枚噛んでるからもう救いようがない。
境高校がそもそも大会復帰を了承したんだから良いじゃないかと言う人もいるだろう。
そういう人は、万が一対戦相手の境高校が米子松蔭の大会復帰を許さない姿勢を見せていたら、私罪を働く連中が後を絶たなかったであろうということも頭の片隅に置いておいてもらいたい。
いずれにせよ今回の件、これ以上大会ルールを破る高校が出てこないことを祈る。
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