スモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)にハイアットの上級会員が宿泊する際のメリットは?
2018年に、ハイアットはスモール・ラグジュアリー・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド(SLH)と提携を行い、ハイアットのポイントを利用してSLHのホテルに宿泊できたり、ハイアットのサイトから直接予約ができるようになりました。
ハイアットのサイト経由で予約できるSLHのホテルは徐々に増えており、2021年8月現在世界で350軒を超えています。
それでは、ハイアットの上級会員が実際にSLHのホテルに宿泊した場合、どのようなメリット・特典があるのでしょうか?
経験談も交えて、お伝えします。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
SLHにおけるハイアット上級会員の扱い
SLHのホテルは、SLHの公式サイトからももちろん予約は可能です。
ですが、ハイアットのサイトから予約をするとハイアットの情報が引き継がれ、以下のような特典があります。
・USD1ごとにハイアットのベースポイント5ポイントを獲得
・無料のコンチネンタルブレックファースト(大人2名分)
・無料のWi-Fi
・アーリーチェックイン 12.00(チェックイン時の空室状況に基づく)
・レイトチェックアウト 14.00(チェックイン時の空室状況に基づく)
・客室の1カテゴリーアップグレード(チェックイン時の空室状況に基づく)
・上級会員資格取得のための宿泊実績獲得
・ワールドオブハイアットのポイントは客室料金に対してのみ付与され、ダイニングやスパなどのサービスはポイント加算対象外です
・SLHホテルのポイントによる予約は、大人2名様でのご利用となります。子どもが追加される場合は、施設によって追加料金が発生する場合があります
これらの特典は、ハイアットのステータスの有無に関わらず受けられるものなので、SLHにおいてはハイアットのステータスによる扱いの違いはありません。
強いて言うなら、ハイアットの上級会員は、対象となる客室料金に対してボーナスポイントを獲得できることくらいです。
(ディスカバリスト10%、エクスプローリスト20%、グローバリスト30%)
そのため、グロバーリストのステータスを持っていない場合、SLHホテルでポイントを利用することは非常に価値があります。
特典の有無にかかわらず、SLHホテルは通常のハイアットホテルよりも(常にではありませんが)、ワンランク上のサービスを提供していると思います。
SLHのホテルとして名を連ねるためには、厳しい基準がありますからね。
(朝食が素晴らしいこと、など)
実際のところどうなのか
規約上は上記のようになっていますが、実際の運用はどうなのでしょうか?
自分は少し前、ヘルシンキと東京のSLHホテルに宿泊しました。
ヘルシンキのThe Havenでは2ランクアップグレードがありましたが、スイートルームではありません。
また、東京ステーションホテルではアップグレードはありませんでした。
ヘルシンキの方は規約以上の対応をしてくれましたが、東京の方は規約通りでした。
この辺りの運用はやはり、各ホテルの裁量なのでしょう。
まとめ
ハイアットで予約したSLHホテルは、ハイアットの上級会員ステータスがなくても、アップグレード、朝食、午後2時のレイトチェックアウトが受けられます。
また、ハイアットの予約は大人2名様のみで、子どもは追加料金が発生する場合がありますので、お子様とご一緒に旅行する場合は、お得な特典はありません。
個人的には、グローバリスト会員であるならば、同じ場所にハイアットブランドがあればそちらをお勧めします。
もしハイアットのホテルがない場合は、SLHを利用して、制限を頭に入れながらも滞在を楽しんでください。
SLHのホテルはハイアットの中では最上級のカテゴリ8に属しているホテルが多数あります。
ポイント数もそれなりに多いですが(40,000ポイント/泊でスイートルームのポイント宿泊はできません)、1ポイントあたりJPY2以上の価値が出せるホテルであれば、ポイントを使用して宿泊する価値は十分にあるホテルだと思います。
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