ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)の特典航空券向け座席解放数が増加
2020年から2021年にかけて、ある意味予約し放題だった特典航空券も、ここに来て少しずつ取りづらくなってきています。
これからの旅で一度予約をしたのですが、旅程が変更となったのでちょっと便を取り直そうと思い検索をしたら同じ便の空きがなく、しかも、一度キャンセルしても再度同じ席が特典航空券の解放座席として戻るとは限らない、ということで、止むを得ず別便を予約しました。
そんな中、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、Aviosで予約をする際の特典航空券解放座席の数を増やすことにしました。
その狙いや、増加した数などをお伝えします。
日本人初のBoardingAreaオフィシャルブロガー PAR@Seasoned Travellerです。
特典航空券の解放座席
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は以前から、他のマイレージプログラムとは異なり、BAの各フライトで一定量の特典空席を保証しています。
(Aviosで予約をする場合)
この度、BAが1フライトあたりのAvios特典座席数を2倍以上に増やしたという素晴らしいニュースがありました。
BAでは、出発の355日前のスケジュール開始時に、すべての座席を保証します。
この新しい特典座席保証は(半)永久的なもので、2021/7/28以降のフライトが対象となります。
そのため、この変更を反映して、合計25万席の特典シートが追加搭載されました。
増えた座席の詳細は以下の通りです。
短距離路線
短距離路線では、ビジネスクラス・エコノミークラス合わせて1フライトあたり12席以上の特典座席が確保されます。
エコノミークラスの特典航空券は、従来の4席から8席以上になりました。
ビジネスクラスの特典座席が2席から4席以上に増加しました。
長距離路線
長距離路線では、1フライトあたり14席以上の特典座席が確保されます。
・エコノミー特典座席を1フライトあたり8席以上(従来は4席)
・プレミアムエコノミークラスの特典座席が0席から2席に増加
・ビジネスクラスの特典座席を1フライトにつき4席以上に増加
・ファーストクラスの特典航空券の座席数は保証されません
なお、BAでは、出発日が間近になると、より多くの特典座席が解放される傾向にあります。
まとめ
こちらが、BAの公式発表です。
https://mediacentre.britishairways.com/news/28052021/british-airways-doubles-avios-reward-seat-commitment
航空会社のマイレージを利用する際にはイライラすることがあります。
多くの航空会社は期待値の管理を怠り、少なくとも事前にはピーク時の特典航空券を提供しません。
ですがBAの取り組みは実に見事だと思います。
355日前には、確かにいくつかの特典座席には多くの競争があるでしょうが、少なくとも4つのビジネスクラス特典座席が用意されているということは、どのフライトも特典の可能性があるということです。
一方で、BAは高額の燃油サーチャージを徴収することで有名です。
ビジネスクラスを4席解放したとしても、1人あたりJPY50,000くらいの燃油サーチャージを獲得できるので、座席の「原価」を考えた場合に、収益は低くなるものの、確実な収益となるのではないでしょうか。
とはいえ、すべての路線で燃油サーチャージが高いわけではないので、もっと多くの航空会社が見習ってほしいところですね。
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