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ルアンパバーン 〜フアイサーイのスローボートとパークベンのスローライフ ラオス紀行文Ⅵ
ルアンパバーンも名残惜しかったのですが、次はタイ国境を超えるためにフアイサーイにスローボートで向かいます。途中でパークベンという村で1泊しなければならないらしく、渋々向かうことにしました。
ルアンパバーン市内の代理店で予約し、港までの送迎付きで60万キープ。スローボートが2区間でそれぞれ20万キープであることを考えるとまあ妥当かななどと感じました。
スローボートで代理店のドライバーの兄ちゃんにチケットを買ってもらい、ルアンパバーンに別れを告げ出発。船の人に聞くとパークベンまで8時間らしい、、
simカードも切れていたので船の上は本当にする事がなく、英語の勉強をしたり寝たりしました。
しかし船から外を眺めると、川沿いで何やら洗濯している姉ちゃんがいたりボートで遊んでいる少年たちがいたりして、現地の生活を感じられてとても良かったです。
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そしてたまに手を振られるので手を振り返す。何とも言えない感情に心が温かくなりました。
途中で謎に泊まった(誰かが降りた?)場所では、船に5歳くらいの子供たちが群がってきてミサンガ的なのを売りに来ました。値段次第で買おうと思いましたが、値段聞いてやめるのは申し訳ないというか恥ずかしいのでやめることにしました。
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買っている人がいたのを盗み見た感じ1万kipかな?それなら買ったら良かったと後悔。
空腹と格闘しながら長い時間を過ごしパークベンに着きました。
港ではホテルの客引きがひしめいていました。どうにか掻い潜り、少し100mくらい歩いた場所の宿に荷物を落ち着け、散歩に出かけます。
ルアンパバーンやビエンチャンやバンビエンでは見なかったパン屋がすぐ近くに3件くらいありました。バナナの蒸しパンみたいなのが美味しかったです。
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もう少し行き、大きめの道路から外れると、食事中の少年たちにhelloと声を掛けられました。笑顔でサーバイディーと返し、少し歩くとまた1人の少女がこっちに駆け寄ってきます。
何だろうと思うと、掌をこちらに向けてくる。ハイタッチすると、満足したようにどこかへ行ってしまいました。言葉は通じませんが、言葉よりも大事なものがあの少女には通じた気がしました。
また歩くと、少年が声を掛けてきて、持っているデカペットボトルの水をくれとジェスチャーしてきました。
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渡すと、滝飲みで5口くらい飲み、友達のような人に自分の許可もなく渡していて、全部飲みきってしまいました。余りの図々しさに元気を貰いました。
夕食はフォー的なものとココナッツジュースで3万kipでした。
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水が無くなってしまったのでまた買いに行った店でお金を渡すと、受け取った少女がふざけて?セクシーにThankyouと言って受け取り、周りはくすくすと笑っていました。
おばちゃんがお釣りをこちらに渡そうとすると、また別の少女が貸してとそれを受け取り、お札にキスのようなジェスチャーをしてthankyouとこちらに渡して一同は大笑いしていました。
自分がこのコミュニティに属していないことに寂しさを覚えながら、私もコープチャイと呟きその店を後にしました。
パークベンという街に寄れたことに、感謝。