[相談30] DV男・ヤリチン・ストーカー男としか付き合ってこなかったけど、ちゃんとした人と結婚したい。

書籍『妖怪男ウォッチ』発売後・初のお焚き上げにふさわしい、百鬼夜行ぶりのご相談です！短期間にDV男・ヤリチン・ストーカー男を制覇した相談者さん、ノン妖怪男との結婚を望んでいるとのことで、退魔爆破GOGO！

本相談のテーマ

・婚活
・妖怪男ホイホイ
・DV男
・モラハラ男
・ストーカー男
・ヤリチン

このnoteは相談者以外も読めます。上記テーマに悩んでいる人、あるいは分析に興味がある人は、購入してお読みください。

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『妖怪男ウォッチ』ぱぷりこの「お焚き上げ恋愛相談」始めます
https://note.mu/papuriko/n/n98f0f45c01f9

本お焚き上げの筆圧：☆☆☆

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お焚き上げ内容

相談者の年齢と職業／職種

・相談者：クミン。26歳、非正規の司書。激務のため、彼氏なし。外見は目鼻立ちがはっきりしていて、そこそこモテるタイプ。最近、民間企業に転職した。

◎自分について
・性格は、基本的に好奇心旺盛で努力家。興味を持った資格は学生時代にほとんど取得し、尊敬する人が勧める本はとりあえず買って読んでみる。土日でも勉強するし、学生時代から望んでいた仕事につけた。
・一方で、休むこと、遊ぶこと、知識でなく外見に時間とお金をかけることに、罪悪感と抵抗がある。
・コミュニケーション能力が高いと思われるが、恋愛や人間関係においては不器用で素直になれない。
・海外一人旅をするようになってから、初対面の人と話すことの楽しさを知る。一方で、「なんでこんな言い方しかできないんだろう」という言葉を、親しい人・心を許した人にはしてしまう時がある。
・顔立ちのせいか、飲み会などで話しかけてくる人は多いが、妖怪男に遭遇する率も高いので、あまり良い思いはしていない。
・「さびしい」「助けてほしい」など弱みを見せることができなかった。今は少しずつ言えるようになった。

◎恋愛について
・過去に好きになった男、付き合った男性の話をすると周囲に引かれる。昔は不思議だったが、今は「男も悪いが、クズ男の振る舞いを許した自分も重症だ」と自覚している。

待ち男その1
・大学1年の頃「友達が紹介してくれって。連絡してみる？」と、サークルの先輩の友人を紹介される。当時、片思い相手に彼女（しかも自分の友達）ができて失恋していた私は、「私、まだいけるじゃん」と舞い上がった。連絡を取って何回か遊びに行ったがまったく好きになれなかった。
・車酔いしやすい女と、ドライブデートで山のヘアピンカーブをぐんぐん登っていくのが好きな男が結ばれると思うだろうか。答えは否だ。しかし、当時の私は断りきれずに付き合ってしまい、1か月後に別れを告げた。

DV男
・大学2年の頃、歓迎コンパで唐突に告白してきたDV男と付き合った。
・とても絵がうまく、才能ある人だったので、好きになった。当時の自分は「才能」に弱かった。
・しかし、優しくなかった。初セックスの時、自分はインフルエンザから治りかけで、まだ熱で朦朧としているときだったにもかかわらず、処女を喪失。今なら思える。ないわー。
・彼は精神的に不安定で、自分に自信のない人だった。自分が「サークルの人と飲んでくる」と言うと、「男所帯なサークルなんかやめろ」と言ったり、口をきかなくなったりした。なぜか言葉を発しなくなり（でもうーうーと唸る）、家に軟禁され、首を絞められた時もあった。しかし、なんだかんだ3年ほど付き合った。

ヤリチン
・DV男と別れ、大学院に進学した先で出会う。最初はおとなしかったけれど、じわじわヤリチン口説きモードを発揮して、困惑しながらもまんざらではない気分になっていた。
・当時、新しい環境での生活や、非常にショッキングなこと（親しい友人の死）があり、ヤリチンを心の支えとしていた。
・ヤリチンは自分と出会う前にストーカー被害にあい、言われのない強姦罪で訴訟を起こされていた。それもあり「ストーカーの問題があったばかりだから、今は付き合えない」というテンプレを信じてしまった。
・その後、「それでも好き」と思っていた私はヤリ男に「修了研究について相談もできるセフレ」という都合のいい女扱いを1年ほど受ける。

待ち男その2
・ヤリチンとの仲は進展しないし、就活も修論も終わりがなかなか見えない私は、「職場の研修で近くに来ている」という待ち男からの食事の誘いに乗る。
・「車で送る」と言って聞かない彼に折れ、「これが俺の実家」「俺の通った小学校」という謎の回り道をされた挙句、彼は「コンタクトを外したいから部屋に上がってもいい？」と言ってきた。
・下心が見え隠れする言動が面倒くさく、ドアの外で仁王立ちしたまま、彼が出てくるのを待っていた。
・メガネになった彼は車に乗り込み、エンジンをかけたのでようやく帰ってくれるわーと思ったら、なぜかそのままアイドリングしている。疲れた私は見送りしきらず、部屋に入ってくつろいでいた。
・1時間後、さすがにもういないだろーコンビニに行こーと思ってドアを開いたところ、アイドリングしている車が、同じ位置に停まっているのを見てしまった。
・「断りきれない自分」のせいで恐怖体験をした。待ち男とは二度と接触しないと心に誓った。

・大学院時代の後半は、修論、就活、ヤリチンのトリプルコンボでほぼ鬱状態になりながら修論を書き上げる。
・希望する就職先を見つけて、地元に戻る。実家に電話するたび一言目から号泣していた。
・就職してしばらくは「今、彼氏ができてプロポーズされたら、この仕事を続けられなくなる」と、恋愛を遠ざけてきた。
・しかし、最近「なぜ自分はこの仕事で正規採用を目指しているのか？」を考えるうちに、就職→収入安定→「結婚！」→「育児！」というように、「家庭を築く」ことが最終的な願いだと自覚した。
・自覚したのは1か月ほど前。それ以降、「結婚したい」という気持ちに素直になった。
・現在、婚活中。

婚活について
・自分の家庭像・パートナー像を書き出し、優先順位をつける。
・「これだけは譲れない」という最低条件は「「一緒に子どもを育てられる＝経済的・精神的に自立し、パートナーの人格を認めることができる人」「数年のうちに子どもを欲しいと考えている人」
・一人で飲み屋さんに行き、老若男女問わず友達をつくる。話せるタイミングで「結婚したいんですけどいい人いません？」と言ってみる。
・街コンや婚活パーティーには参加せず。かつて某企業のクリスマスパーティーに参加して、男性陣のコミュニケーション取れなさ加減にしびれを切らした。大人数でのコンパは疲れるだけで恋愛に発展しない場だと感じている。
・すると友人が「お客さんでいい人います」と紹介してくれた。この調子で、ゆるやかなペースで出会えるといいのだが、この考えは甘い？

仕事について
・非正規が多い業種。正規採用はあるが、倍率が高い。
・好きなことを仕事にできる楽しさで仕事に没頭していたが、「家庭をもちたい」という願いをはっきり自覚すると「この業界でいいのだろうか」と思うようになる。
・「この働き方では、将来的に子どもなんてもてないよね？下手したら結婚も難しくないか？」と思い始める。実際に、職場にそもそも既婚者が少ないが、女性で子どもを生んでいる人がいない。
・なぜ正規雇用になりたいのかを掘り下げていくと、「さっさとどこかに定住して結婚したい」「今は次にどこに採用されるかわからないから結婚できない」というものだった。「こんな企画を実現してやる！」といった仕事への熱意あふれるものじゃなかった。
・仕事より結婚の優先度が高いなら、結婚すればいいじゃないか、と思い始めるようになる。
・そんな折、知り合いがやっている店の販売員に転職が決まる。司書から民間企業に行くので不安もあったが、給料が司書よりも良く正規雇用で、職場の人間関係も良く精神的に安定。

今望んでいること
・お互いに依存するのではなく、支え合い、子どもを一緒に育てていける人と結婚したい。

ぱぷりこに望むこと
・相談者の心理分析

感想＆ざっくり総括

クミンさん、素晴らしい行動力だと思います！何が素晴らしいって、ずっとやりたかったことを仕事にし、自分の望みを把握し、転職という行動にまで移しているところ。「結婚したい」と思ったら「優先順位」を決めて出会いを探しに行く行動力もパーフェクト。いやもうそのまま頑張れ！応援するよ！とぶん投げてまとめたいところではありますが、それだとお焚き上げどころかマッチ売りの少女レベルの火力なので、もうちょっと見ていきましょう。

懸念があるとすれば、クミンさんは社会人になってから彼氏がいたことがなく、大学～大学院に付き合っていた男たちは「DV男」「ヤリチン」「ストーカー男」という、分かりやすい妖怪男であることです。いやーすごいコンプ率。才能にあふれてる。

で、こういう妖怪男をバッサバッサ引き寄せる女性って特徴があるんですよね。さらにクミンさんは自分の「結婚願望」「仕事願望」については分析が細かいですが、「なぜ妖怪男を引き寄せるのか？」についてはあまり具体的な分析をしていません。

クミンさんが求める「お互いに依存するのではなく、支え合い、子どもを一緒に育てていける人と結婚したい」という望みと真っ向正反対を行く男たちと付き合ってきていたのはなぜなのかを知らないと、婚活中にうっかり妖怪男ばーん！どーん！と爆発四散する可能性があります。

というわけで今回は「なぜ妖怪男を引き寄せてしまうのか？」「婚活で妖怪男を引き寄せないにはどうすればいいか」をメインに考察してみましょう！

妖怪男にはまる女性の4つの特徴

まずは、妖怪男にはまる女性の特徴を挙げてみます。