お気に入り
お気に入りはいつもコロコロ変わる僕に大切なお気に入りができた。
カメラという宝物だ。
あまり他人を期待しないから最初は風景を撮り続けた。
自分の中では良い出来なのだけどSNSにはギラギラと輝きを放つ写真がスクロールをするたびに僕を攻撃してくる。
いいねの数、フォロワー数、数字で確認できる自分の存在価値。
数字は目標にするのに最適だけど時に人を狂わせる。
自分の写真に自信がない時は誰かの評価を基準にして撮っていた。
その時にいつも自分の写真を見てくれて「すごい綺麗」とどんな写真も褒めてくれる友人がいた。
カメラを始めた時、あまり写真にハマっていない時、ポートレート写真を始めた時、全ての瞬間に友人はいた。
その友人に褒め続けてもらっているうちに僕は、
「フォロワー数とかいいねとかより僕の写真を好きでいてくれる人に写真を届けたい。」と思うようになっていた。
そこから数字ではなく自分の表現したいこと、カメラで撮りたい場所、人を誘い写真を撮るようになった。
中学校の頃の友人を誘い、高校の頃の友人とその彼女さんのカップルフォトをしたりと気づけば他人を深く感じたいと思うようになり、疎遠な人たちをカメラは繋げてくれた。
ここまでカメラに熱中しているのはずっと近くで見てくれた友人のおかげといっても過言ではない。
これから書く記事も撮る写真も自分を好きでいてくれる人に見てもらいたいし、僕はあなたに見てもらいたいのです。
好きなことができる幸せ、それを楽しみにしてくれる人がいる喜びが僕の足が止まらない理由なのです。