天然塩ってこんなもの?

お仕事の関係で新規のメーカーから業務用の天然塩を取り寄せたのですが、その商品の規格があまりにざっくりでびっくりしてしまいました。

通常使用している精製塩(海水塩)の場合
NaCl%
水分(乾燥減量)%
カリウム、マグネシウム、カルシウム、硫酸塩の含有%
ヒ素、重金属の有無
の項目がついています。
まあ、原材料であると同時に食品添加物でもあるので、成分規格、表示は必須項目になります。

精製塩のほかにも天然塩も購入しています。

結構有名なメーカーのものですが
NaCl%
水分%
カリウム、マグネシウム、カルシウム、硫酸イオン、塩化物イオン、
その他に一般細菌数、大腸菌群といった微生物検査の結果もついています。

ところが今回入手した「天然塩」については
NaCl%も水分%も各種ミネラルも微生物検査の結果もなく、
ただ
「湿り気のある白色の結晶」
「塩味を感じる」
という表記のみでした。

これでは本当に塩なのかどうかもわかりませんし、砂糖や石灰が混じっていても規格上は「合格」になってしまいます。
水分も0.1%なのか5%なのかわかりませんし。。。

これで市場に流通しているというのがちょっと信じられません。
一般的にはこんなものなのでしょうか。

「しょっぱい白い粒」ならOKというのはあまりにざっくり過ぎて。。。

この天然塩は「食品」扱いなのでカビや大腸菌が1gあたり何百億いても違法にはならないし。。。
炭疽菌とか酸化ウラニルとか含まれている可能性も。。。。
それでも「天然だから安心・安全」とかいって喜んで購入する人はいるのでしょうね。


今回の「天然塩」については協議の結果「不採用」となりました。
まあ、個人的にもこの「天然塩」は使いたいとは思いませんが。



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