人類は菜食ではない という話

菜食、特に穀物食は人間にとって負荷があるのでは?という話。

人類の歴史を考えた時、獣肉や魚介、木の実などを食べるという生活を何十万年もしてきたと考えられます。
穀物食(米や麦など)を始めたのは1~1.5万年前。
たかだか1万年程度で人間の生態、特に食に関わる消化系や酵素系の進化が起こるとは考えにくいです。
これだけ穀物食が普及した現在においても、いまだ人間は穀物を無加工で食べることができません(物理的に食べることができても、栄養学的に食べることはできません)
肉や魚は生でも食べられるのに、、です。

果物や野菜は生でも食べられるように思えますが、あくまでも人間の手で品種改良されたものに限られます。それでも「あく抜き」だったりの処理を必要とするものも多々あります。

穀物食というのはあくまでも一時的に空腹を満たすための非常食。獲物がとれなかったときに餓死しないで済むようなセーフティーネット。そういうものだったのではないでしょうか。
あくまでも主食は獣肉や魚介。それらが食べられないときの「つなぎ食」が穀物を中心とする菜食だったのではないでしょうか。
人間の身体は獣肉や魚介を効率よく利用できるように進化したのではないでしょうか。
ましてや穀物は1~1.5万年前にできた新しいもの。穀物に対する体の変化(進化)など起こっていないと考えるのが妥当だと思います。



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