、といわれています
「〇〇に効果があるといわれています」
「××は△△の原因といわれています」
サプリメントとか健康情報とかで
そんな文言を目にします。
「〇〇といわれています」
という言葉の内容ですが、
多くの観察や実験結果をもとに検証され導き出されたものなのか、
どこかの誰かが思い付きで語ったものなのか、
全く区別がついていません。
サプリメントの広告などで目にする多くの
「〇〇に効果があるといわれています」などは、
ただ「言われている」だけで「効果が確認された」わけではありません。
同じような言い回しに
「〇〇という説があります」
というものがあります。
これも「言われています」よりは多少マシな程度で
その説が証明されているわけではありません。
内容の信ぴょう性には関係ないのです。
例としては
「地球は球体ではなく平面である」(フラットアース説)
などがあります。
まあ、このような「説」や「いわれていること」を根拠に効果があると言われてもねえ。
元々の「説」や「言われていること」に根拠がないのにどうしろというのでしょう。
このような文言をわざわざ書くということは
「アピールできるものがなにもなかった」
ということを自ら証言しているようなものです。
ちゃんと効果があるのならきちんと
「〇〇に効果があります」と書くべきです。
医療系や健康系のもので
「効果があります」
と書くと薬機法(旧薬事法)に抵触してしまうのでそうそう表記できるものではないですが。
最近はちゃんとした医薬品メーカーがサプリメント等を出しているものが見られますが、
これも
「効果が確認できなかったので医薬品ではなくサプリメントとして製品化した」
ものではないかと思われます。
同じ商品であれば、医薬品にした方が長期的に安定した利益が出ると思うのですが。
「製薬会社が出したサプリメント」
というのは
「試験・調査した結果、効果がないと確認された」
とほぼ同意なのではないかと思います。