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クルマで一人旅 岐阜~愛知~三重~滋賀【DAY3②】
クルマは南下する。
国道23号線をひた走り、津市に入る。
本日の目的地に到着。
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高田本山 専修寺。
なぜ、ここに来たのか?
それは、祖父が納骨されているからだ。
僕の祖父は、孫を見る前にこの世を去った。
つまり、僕が生まれたときには、すでに亡くなっていた。
数年前に、本山に納骨をしたことを母親から聞いたことがあった。
いつか行ってみたい。そう思っていた。
今回、東海地方に行くと決めたとき、
本山の場所を調べていた。
その結果、距離的に「意外と行けるかも?」と思ったので、旅の目的地に決めたのだった。
![](https://assets.st-note.com/img/1669899817197-2qupgsfXzm.jpg?width=1200)
唐門をくぐると出てくる御影堂、如来堂。
国宝建造物だ。大きさと偉大さに、見るなり圧倒された。
来て知ったことだが、歴史のある建物が多い。
いかに昔からこの場所が大事にされてきたかが分かる。
訪れた日は日曜日。祭りが行われていて、人が多かった。
唐門も歴史のあるもので、素晴らしい建物だった。写真に収めたかったが、雨宿りする人々がいたので撮るのはやめた。
祖父がここに納骨されている。
そう思うだけで、妙に穏やかな気持ちになる。
来てよかった。ここに祖父がいると思えば、寂しくは無い。
ただ、欲を言えば。
会って話がしたかった。
もし、ドラゴンボールの神龍のように、
何でも願い事を叶えてくれるものがあるとしたら。
「祖父と話をさせてほしい」
と願うだろう。
そうは言っても、叶わぬことだ。
僕がやれることは、40代半ばで早逝した祖父のためにも、自分の生き方を貫いて、悔いのないよう生きていくことだ。
父親も、70歳を迎えることは出来なかった。
人の一生は、一人ひとり違う。
他人がどう思うか、ではなく、自分がどうしたいか。
そう考えて日々を過ごすことを目標に掲げた。
上手くいかないこともあるだろうけど、やってみるよ。おじいちゃん。
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専修寺を後にした。
縁があったら、また来るだろう。
その時は、またよろしく。
ここから滋賀県を目指す。
高速は使わず、下道で行ってみることにした。
雨脚は強くなる。
晴れていれば、もっと気分がよかっただろうけど、
こればっかりはしょうがない。
クルマは国道1号線に入る。
ここから、鈴鹿峠を抜けるルートをとった。
標高が増すにつれ、霧がかってくる。
雲が低く覆っているのだろう。
あまり景色は見れなかったが、霧の合間から紅葉が見えた。
晴れていたら、景色は良かっただろう。
雨で路面は濡れている。
慎重に、でも楽しく運転した。
こういった峠道は、スイフトスポーツの機敏さ、軽快さが生かされる。
楽しい。いつまでも走っていたいと思わせてくれる。
さすが地元ドライバー、ミニバンで颯爽とスイフトスポーツを抜いていく。
通り慣れているのか、地元の走り方なのか…😅
麓に降りてきた。甲賀市に入る。滋賀県だ。
この旅もラストスパート。
さらに北上するため、クルマを走らせた。
【DAY3③】へ続く⇒https://note.com/pappy248/n/n98a801f95723