スターオブベツレヘムの芽
ふと、気付くとスターオブベツレヘムの芽が出て知らぬ間に成長していました。
昨年の10月に植えて、春に咲いてくれて、終わっていくのまで見届けたスターオブベツレヘムです。
また芽吹くことを願いながら、すっかり自分の忙しさやらにかまけて、忘れていたのにスターオブベツレヘムはまた芽を出してくれました。
咲き終えて土に還っていき、跡形もなくなった(ように見えた)ところから、再び芽吹いてきてくれた姿は本当に心を動かされました。
夏が終わり寒さが深まるにつれて目に見えて周囲な自然は『陰』という『静』や『死』や『眠り』や『急速』などに向かっていく、そのなかで青々とした芽を出すスターオブベツレヘムの姿は、本当に小さな希望の象徴のように感じました。
この球根を植えた昨年の10月から、振り返ると私の人生も変わっています。
日々必死で変化に気づかなかったけど、スターオブベツレヘムの球根を植えたあの時と、今は全然違うなと改めて気付かせてもらいました。
変化ってそんなものなのかもしれません。
目には見えなかったけど、芽吹くまでも土の中ではスターオブベツレヘムにたくさんの変化があったのだろうなと思いを馳せると、改めて目に見えないことをしっかり感じていきたいなとも思いました。
また、土に還ってからは放ったらかしだったにも関わらず芽を出してくれたスターオブベツレヘムの強さ、しかも押し付けがましくなく、誰が見ても見てなくても、ただそのままで在ろうと、生きようとする姿に、心を打たれました。
また春に空から降ってきたような柔らかい白い光を放つようなお花を咲かせてくれるとこを今は楽しみにしつつ。
その強さと美しさこそ、私たちの心の傷を柔らかい光で包んでくれるエッセンスの要素なのかななんて改めて感じ、また久しぶりにスターオブベツレヘムのエッセンスを摂ろうかなと思いました。
私の心の中に今なら光を当てられる場所があるのかもしれません。