Monza×Udinese
こんにちは。コロナ陽性判定から数日。まだ万全とまではいきませんが,試合を見れるほどには回復したので記事を改めて書いていこうと決意したぱぴよんです。
きりよく3節から復活しようと思い,復帰初戦はこの試合。
Monza×Udineseです。
2連敗中のMonzaと,1分1敗のUdinese
互いに勝利のない状態での対決となりますが,果たしてどのような結果になったのか。見てまいります。
<前半>
アウェイのUdinese,右のウイングバックにPereyraがはいるという珍しい並びでしたが,全く違和感なくプレーしていました。
一方のMonzaはスタメンを入れ替えているのみで変わった配置はなく。
立ち上がりから両チームとも悪くないプレーでしのぎを削っていました。
MonzaはPetagna,Caprariが前線でためを作ってうまくつないでBirindelliやMolinaの上がりを中心に生かして積極的な攻めを見せていました。
そして32分。Augustoの長距離の運びからCaprari,molinaと経由してもう一度ペナルティエリア内でAugustoへ,折り返しのボールの跳ね返りがCaprariの足元に,冷静なCaprariはColpaniに渡してそのColpaniが決めて先制。最終ラインの選手も中盤の選手も攻撃に絡み見事にUdineseのブロックを崩しました。
一方のUdineseもすぐさま攻勢をかけて同点に持っていきます。
Lovricの鋭いスルーパスからオーバーラップしてきたBecao,折り返しをBetoが決めて同点に。
今季のUdineseは右のセンターバックが積極的な上がりを見せるという特徴があります。その特徴を見事に生かした同点ゴールでした。また,センターバックが上がった穴にはすぐさまインサイドハーフがカバーに入るという流動性をもち,かなり戦術性に長けているといえます。
Monzaにはまだ戦術的な特徴というものは見受けられませんが,この試合の選手同士の距離感が間延びしておらず,いい関係にあるので後半も期待できます。
後半の結果がどうなったのか,見てまいります。
<後半>
後半は立ち上がりからアンカーのSensiがボールに良く絡み試合を動かしました。しかしその中でも得点シーンに持っていくことはできず。
Caprariも前半よりも低い位置でボールを受けることが多くなり,Petagnaも
シュートシーンを作れず。攻撃陣が奮わなかった一方で,守備陣はよく踏ん張っていました。
攻撃の中心となるBetoはCaldirolaがシャットアウト。
そして途中からサイドに開いたAugustoは前線の選手よりも攻撃面でも輝きをはなっていました。
しかしファイナルサードでの決定力は課題。
まだまだ個人個人の戦術理解が必要不可欠な感じでした。
アウェイのUdineseは後半Makengoの活躍がさらに目立ちました。
ボールキープ力の高さはもともとかれの持つ魅力の最大の一つですが,それが
最大限に発揮されていたのがこの試合の後半でした。
78分にゴールを決めたUdogieもさすがの活躍。自分自身のドリブル突破の長所を生かしての決勝弾。
しかしこちらも活躍した選手は後半はこの程度。
互いに途中交代の選手も流れをかえるには至らず,結果はこのまま1-2
競り合ったいい試合になった一方で課題点は明白となったでしょう。
それでもUdineseにとって勝ちは勝ち。
Sottil監督SerieA初勝利おめでとうございます。
<試合総括>
後半の最後に書いたように互いに死力を尽くした接戦ではありましたが,裏を返せば塩試合。
Monzaは後ろからの組み立てを意識して相手をもっと崩すことが必要だと感じます。
Udineseは後ろからつなぐ意識はかなり高く,いいビルドアップの形でしたがファイナルサードでの創造性に欠ける印象。Betoがこの試合で初先発だったこともあると思いますが,今後の成長に期待したいところです。
以上になります。
コロナの症状もあとは咳だけ。
今節に限っては全試合の振り返りは難しいとは思いますが,気長に待っていただけると幸いです。
ありがとうございました。