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もう一度たべたいあのお菓子
小学生の頃に、大好きでよく食べていたお菓子がある。今はもう販売されていない「焼きチョコ」というグリコが作っていたお菓子だ。ネットで検索してみても、2002年ごろまでは売っていた様子であるが、どこかのタイミングで終売してしまっている。
家からいちばん近いコンビニに置いてあって、何度も何度も買っていた。うちはお小遣い制ではなかったので、お年玉の残りとかを注ぎ込んでいたわけである。
簡単に言うと、チョコのメレンゲ菓子にココアがまぶされているもので、さくっとして、しゅわっとして、とろけるような味わいなのだ。いまも、焼きチョコという名のついたお菓子が様々あるが、それらとは全然ちがうのである。ヤフー知恵袋などで、「焼きチョコに似た商品ってありますか?」という質問に対して、今売っているような、〜っていう焼きチョコがありますよ!と自信満々に答えている人たち、なにもわかっちゃあいない。
焼きチョコが大好きだったわたしは、300円という制約がある遠足のお菓子に100円の焼きチョコを選んでいた。もちろんチョコなので、おやつタイムには、溶けて何個かまとまってしまっていた。そして、ココアが塗されてるので手はベタベタ、口の周りはドロドロで最悪なのである。それでも、そのおいしさには変えられなかった。
いつのまにか、売られなくなって、買えなくなって、食べられなくなってしまった。
だれか、あの焼きチョコを復活させてはくれないだろうか。