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50島以上の離島に行ったライターが【息をのむほど美しい海を持つ】離島ランキング作ったよ~ベスト10前編~

50島以上の国内の離島を旅してきたので、色んな切り口で島の記事を書いてみようかなと思います。

離島というと、デフォルトできれいな海がセットでついてくるものですが、今回はその中でも特に超絶きれいな海が楽しめる島を厳選してみました。

心の洗濯がしたくなったら、訪れてみて損はありません。

※ちなみに、今回あくまで、自力で行ける範囲で楽しめる海、ビーチを対象にしています。船に乗るツアーなどでとっておきの絶景ビーチに行ける、みたいなのは今回考慮していません。

第10位 利尻島(北海道)

北海道のさらに北側に位置する利尻島。
稚内から船で行く方法もありますが、新千歳空港から飛行機が出てるので、関東からなら、羽田⇒新千歳⇒利尻という方法が、アクセスしやすくておすすめ。

白い恋人のパッケージに描かれてる山、実は利尻島の山なんですよ。
「利尻富士」という山で、まさに富士山のような美しい形の山です。
利尻富士近くのおみやげショップで、ホタテを焼いていたおじさんが、「この間天皇陛下がお越しになったんだよ~」とうれしそうに話してくれてかわいかったな。(コロナ禍になる前の話です)

これが利尻富士。きれいですよね!

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そんな利尻富士を筆頭に美しい自然があふれる島ですが、海の透明度も抜群!場所によってはエメラルドグリーン色の海も目にしました。

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沖縄のようにきれいな熱帯魚がいるわけではないし、シュノーケリングやダイビングができるという感じではないのですが、日本の北の最果ての地で、こんなきれいな海に出会えるんだな~という気づきを得ることができます。笑 私は結構感動しました。

第9位 種子島(鹿児島県)

ここから一気に九州へ飛びます。

日本最南端の宇宙センターがある種子島。ロケット飛ばしちゃってます、この島。かっこよすぎか。とにかくこの宇宙センターに行くだけでも種子島に来る価値があります。
しかもこの種子島の宇宙センターは「世界一美しい宇宙センター」と呼ばれていて、宇宙センターのまわりの海がとても美しいのです。透き通るグリーンの海の上に巨大なロケット発射台が浮かぶ光景が見れるのは、きっと世界でここだけでしょう。


こんなところからロケット飛ばしちゃって、海がオイルとかで汚れちゃったりしないんだろうかと素人は思っちゃうのですが、多分大丈夫なんだろうね。
実際のロケット発射台の近くに行けるバスツアーなどもあるので、ぜひ参加してみてください。要予約ですが無料です。素晴らしいですね。

あと個人的には、種子島の魅力は「自然が造りだしたダイナミックな造形物」がたくさんあることだと思っています。ぜひ見て欲しいのは、宇宙センターのすぐそばにある、象が水を飲んでいるような形をしたその名も「象の水飲み岩」と、種子島最大の海蝕洞窟である「千座の岩屋」。

「千座の岩屋」は本当におすすめ。洞窟と言っても海とつながってるので、閉塞感はなく、その洞窟から覗く種子島の海は圧巻。洞窟内は海の音しか聴こえなくて、すごく落ち着くのです。個人的には非日常を飛び越えて異次元に来たとすら思える、とても良い体験でした。

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あと安納芋もおいしいよ。

第8位 直島(香川県)

瀬戸内海に浮かぶ小さな島。若者を中心にここ数十年で人気が爆上がりした、アートの島です。
草間彌生さんの「赤かぼちゃ」「黄かぼちゃ」のオブジェが有名ですよね。

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安藤忠雄さんが手掛けた地中美術館をはじめ、屋内外問わず、たくさんのアート作品を要する直島。
個人的に大好きなのは施設そのものがアート作品になっている銭湯「I♥湯」。天井も湯舟の中もトイレも隅々までスタイリッシュなアートが施され、とにかく楽しいです。

とまぁ、アートという点に注目されがちな島ですが、自然もとーーっても豊かな島なのです。ぜひ直島に来たら、電動自転車をレンタルして島を回ってほしいです。(普通の自転車はダメ、絶対。山道がわりとあるのでおすすめしません。)

直島に限らず、私は瀬戸内海が大好きです。とにかく波が穏やかで、ゆらゆら~とかすかに波打つ海は見てるだけで癒されます。こんな海のような人間になれたらいいよなーとぼーっと考える時間がなんかたまらんのです。

直島の海は特に透明度が高くて、きらきらしたグリーンの海。
港からベネッセハウスミュージアムに向かう途中、軽い山道を登るのですが、その高台から見る海が本当にきれいです。あたたかい季節にぜひ直島にGO!

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第7位 式根島(東京都)

ちょっと東に戻って、東京の島をご紹介。

式根島は、新橋駅から歩いて15分くらいのところにある竹芝港からフェリー、または高速船でアクセスできる、伊豆諸島の島。島を走る車は品川ナンバーです。
都内に住んでいる人にとって、伊豆諸島はわりとアクセスがしやすい島ですよね。

東京の海はあまりきれいなイメージないですが、伊豆諸島は別!透明度も高くて、シュノーケリングやドルフィンスイムが楽しめる島もたくさん。
私はまだ体験できてないのですが、いつか野生のイルカと泳いでみたい~。

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↑式根島の海水浴場。

その中でも式根島はユニークな島で、海のすぐ側に湧き出す温泉があるのです。海の側っていうか、正確には海の中に一部温泉があると言った方が正しいかもしれない…。
混浴なので水着を着用すれば、24時間入ることができます。しかも無料。

何か所かあるのですが、個人的におすすめなのが「地鉈温泉」というところで、その名のとおり鉈で割ったような巨大な岩をくぐり抜けた先に待っている絶景温泉です。

この温泉の何がすごいかって、ほぼ海ってことです。海と温泉がつながっていて、ざっぱんざっぱん海水が温泉に入ってきます。でもそれでいい。なぜなら温泉の温度がめっちゃ高くて(推定50℃)、純粋に温泉だけじゃとてもじゃないけど浸かっていられない。海水が入ってくることで、ちょうどよい温度にしてくれるんですね。自然だけが知っているこのバランス感覚、素晴らしいね。

欠点としては、波がわりとダイナミックなので、落ち着いて入っていられないのと(油断してると流されそうになる)、フナ〇シと混浴しないといけないところ。私のように虫が苦手な方は、彼らが側にいるという事実を忘れるしかありません。ひたすら海を眺めていましょう。でも気持ちいいよ!

第6位 黒島(沖縄県)

美ら海界のキング、沖縄県の登場です。
やっぱり海のきれいさで言ったら、沖縄の右に出るものはいません。

黒島は石垣島から船で約30分でアクセスできる小さな島です。
黒島がどんな島かを一言で例えるならば「沖縄の中の北海道」と言っちゃうかも。

黒島は牛の飼育が盛んで、和牛の名産地。島のあちらこちらに牛がいて、なんだか景色が北海道みたいなんですよ。牧場や畑が多くて、どこを旅してるんだかわからなくなります。 

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ちなみに、黒島は人口約220人に対して、牛の数は3000頭を越えるそうです。

で、海なんですがね。数ある沖縄の離島の中で黒島を選んだ理由は、黒島の海がファンタジー感強めだからです。
そもそも離島って、非日常感とか異国感を味わえるから好きなんですが、この黒島は、なんとなくアニメとか映画の世界に飛び込んだような世界観を楽しめる島だなと個人的に思います。具体的にどの映画かと言われるとわからないのですが。w

海にたどり着くまで、緑のトンネルを幾度となく、くぐります。

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そこまで観光地化されてなく、整備された道があんまりなくて、「なんか波音が大きく聞こえるようになったし、海の匂いもしてきたし、きっとこの木をくぐりぬければ海だろう」という己の勘を頼りに海を目指す感じが、最高に離島です。好き。

あと、絶対に行って欲しいのが「伊古桟橋」という海にかかる桟橋。全長354mの桟橋で、まるで海の上を歩いているかのような感覚が味わえます。

干潮時は海の水が干上がっちゃうので、満潮になる時間帯にぜひ。

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5位以降は後編で!


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