【🎶】 幻奏 解説

お疲れ様です。 神ひです。

今回は、新規カードで強化された幻奏について解説したいと思います。
極力無駄な文章を削って しっかり解説出来たらと思うのでぜひ最後まで読んでください。

1.デッキコンセプト

まず、新規カードを手に入れた幻奏というデッキが何をしたいデッキなのかだけ軽くお伝えします。

簡潔に言うと、
''場持ちのいい妨害持ちの融合モンスターと盤面に耐性を付与するモンスターを並べる''

これが今の幻奏のやりたいことです。
具体的にはこれらのカードです。

幻奏の華歌神フラワリング・エトワール
(以後エトワール)

新規のエースモンスター

幻奏の音女アリア(以後アリア)

盤面をバキバキにしたい女その①

幻奏の音女エレジー(以後エレジー)

盤面をバキバキにしたい女その②

先行でこれらのモンスターとその他の幻奏モンスターを沢山並べて相手に無理な除去を強いて、そこにエトワールの妨害を当てて盤面を維持しきって返しのターンに一気に殴るのが基本戦術になります。

後手まくり札や、エクストラデッキの除去モンスターが豊富になった現代遊戯王においても対象、戦闘効果破壊耐性を持つモンスターを大量に超えるのは難しいです。

且つ、対面が強引に盤面超えてこようとすれば全てのモンスターをエンドフェイズまで逃がしてとにかくそのターンに死なないように立ち回ることで返しのターン確実にライフを取りきることが出来るので、実際に対面するとパッと見の印象よりもかなりめんどくさい盤面に感じると思います。

2.デッキリスト

簡単にカードの効果だけ覚えて貰えるように、ギミックのカードだけザーっと解説します。
知ってる人は読み飛ばして基本展開からどうぞ。

幻奏の歌姫ルフラン(以後ルフラン)

新弾で登場した、1枚初動のモンスターです。動きに関しては下記の展開のところで紹介します。

幻奏の歌姫クープレ(以後クープレ)

こちらも新弾登場したカード。
スケール効果、モンスター効果共に優秀で、
スケール効果でサーチするのは主に後述する
''幻奏協奏曲'' です。
ルフランからそのままサーチして墓地から
モンスターを特殊召喚する動きがかなり強力です。

これらの2種の新規により、今まで墓地から回収した幻奏モンスターを吐き出す手段がなかった幻奏というデッキに、P召喚という新たな召喚方法が加わったことで、今までとは桁違いの展開力を手にしました。

幻奏の音女ソナタ(以後ソナタ)

BFのブラストみたいなやつです。
全体にかかるバフ効果もキルラインを
かなり楽にしてくれるのと、
特殊召喚にターン1がないのが強いです。

今回は採用されていませんが十分採用圏内のカードなのでソナタの類似カードも紹介します。

幻奏の音女カノン(以後カノン)

弱い番ソナタです。
バフ効果もなくて、ssもターン1です。

幻奏の歌姫ソプラノ(以後ソプラノ)

幻奏界のカルテシアです。
墓地から回収する効果もあって、
デッキを回す上でかなり重要なカードです。
ただ、古いカードなのでチェーン2で
特殊召喚してしまうの回収効果のタイミングを
逃してしまうので気をつけましょう。

幻奏の音姫ローリイット・フランソワ(以後フランソワ)

エトワールの融合素材にする為に
メインデッキに1枚は、
''幻想の音姫''モンスターを採用しないと
いけないのですが、その中で1番優秀で
リソース回収効果を持っているので継戦能力を
あげてくれています。
ただ、だいたい先行1ターンの展開では
墓地に回収する幻奏モンスターが居ないのが
たまにキズです。

独奏の第一楽章

幻奏のヒーローアライブです。

幻想協奏曲(以後協奏曲)

幻奏の専用融合魔法です。
スケールを素材にできるのはとても優秀で、
1枚でデッキに戻ってくれるので、
採用枚数を抑えれるのも偉いです。

オスティナート

ハイパー影依融合。
縛りなしの烙印融合はさすがに強いです。
これを引いてるだけで妨害の踏み方も
誘発のこえ方も全然変わるくらい、
プレイを楽にできるカードです。
ちなみに余談ですが、訳の分からないテキスト
のせいでなぜか屋敷わらしを食らうので
相手にバレないように祈りましょう。

幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ(以後バッハ)

新弾で登場した融合モンスターです。
ss時にデッキから特殊召喚、
墓地に行った時に墓地からの蘇生、
とさすがの現代スペックで強力なモンスターです。
ただ、いかにも無効系誘発を喰らわなそうなテキストなのに、
泡影ヴェーラーを食らうと無効になってしまうのが
可愛いポイントです。

幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト
(以後シューベルト)

ギミック内の数少ない妨害持ちモンスターです。
1度使った後にエトワールで出しなおして
もう一度再利用できるのが強力です。
また、オスティナートから直で出すことで炎王などの
墓地のモンスターを起点に妨害してくるデッキに
対して強くでれます。

幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト
(以後ハーモニスト)

幻奏が弱かったことによって作られた
超強力リンクモンスターです。
昔の幻奏はこれがあっても誰にも
見向きもされてなかったと思うと、
どれだけテーマとして弱かったのかが、
ひしひしと伝わってきます。

以上で解説を終わります。

3.基本展開

①ルフラン1枚展開

1.  ルフラン召喚 クープレをサーチ

2. クープレをスケールに発動 協奏曲をサーチ

3. 協奏曲発動 場のルフランとスケールのクープレでバッハを融合召喚

4. ルフランとクープレの効果でスケールに2枚を貼りつつ、バッハの効果でデッキからエレジーを特殊召喚

5. ルフランのスケール効果でアリアを墓地に落とす

6. バッハとエレジーでハーモニストをL召喚して、デッキからソプラノとフランソワを特殊召喚しながら、バッハの墓地効果で墓地からアリアを特殊召喚

7. ソプラノの効果で墓地のエレジーを手札に回収して、フランソワの効果でバッハをデッキに戻す

8. ソプラノの起動効果でハーモニスト、フランソワ、ソプラノの3体を素材にエトワールを融合召喚

9. 手札のエレジーをP召喚

アリアで全体に 対象、戦闘破壊耐性
エレジーで全体に効果破壊耐性
エトワールで3枚まで相手の表側バウンス
スケール、1ドロー

この盤面を最低限の盤面として設定してます。

妨害としてはエトワールのバウンスのみの1妨害で現代水準にするとかなり薄いので、こちらの耐性超えてこようとする動きに的確に誘発やエトワールのバウンスを当てないといけないです。

②オスティナート1枚初動

1. オスティナート発動 アリアとクープレを素材にバッハを融合召喚

2. バッハの効果でソプラノを特殊召喚して、ソプラノの効果でクープレを墓地から回収

3. クープレの効果で墓地からアリアを特殊召喚

4. ソプラノとバッハでハーモストをL召喚して、デッキからルフランとフランソワを特殊召喚しながら、バッハの墓地効果でソプラノを特殊召喚

5. ルフランの効果でエレジーをサーチ

6. クープレをスケールに発動 協奏曲をサーチ

7. 協奏曲発動 ルフランとクープレでシューベルトを融合召喚して、ルフランとクープレをスケールにセット

8. ソプラノの起動効果で、ハーモニスト、ソプラノ、フランソワの3体を素材にエトワールを融合召喚

9. 手札のエレジーをP召喚

さっきの盤面に墓地3枚除外がつきました

展開の基本的な流れは先程と同じで、最終盤面にシューベルトが立ちました。

基本的にマスカンになる、ハーモニストへの無効系誘発をアリアが既に盤面にいることでケアできているのでメイン戦はこの展開をするのが丸いと思います。

オスティナート1枚は展開パターンがいくつかありますが、基本的にできる盤面に違いは無いので後述する誘発の受け方のところで解説します。

③ハーモニスト1枚展開

※仮にソナタ2体初動とします

1. ソナタ召喚 ソナタ特殊召喚 ハーモニストL召喚

2. ハーモニスト効果でルフランとエレジー特殊召喚してルフラン効果でクープレサーチ

3. クープレ効果で墓地からソナタを特殊召喚

4. クープレをスケールに発動 協奏曲をサーチ

5. 協奏曲発動 クープレとルフランを素材にバッハを融合召喚

6. バッハ効果でデッキからソプラノを特殊召喚して、クープレとルフランをスケールにセットして、ソプラノ効果で墓地のソナタを回収

7. ルフランのスケール効果でデッキからアリアを墓地に送る

8. ソプラノ起動効果で、ハーモニスト、バッハ、ソプラノの３体を素材にエトワールを融合召喚

9. バッハの効果でアリアを特殊召喚して、協奏曲の墓地効果で1ドロー

基本盤面にモンスターが+1しました

あくまで1番最低限のパターンなので、この盤面ですが初動のリンク素材にソプラノが絡んでいたり何かを素引している場合は盤面にシューベルトが追加されたりします。

ここまで基本展開を見ていただいてわかる通り、どんなに強い初動でも最大値がほとんど変わらないことを代償にかなりの再現性を手にしています。

どんな入り方をしても動けさえすれば、最初に設定した最低限の基本盤面には到達できるのでここに手数が+1された時にどんな誘発をケアできるのかを考えながら展開するといいと思います。

応用①ニビルケア展開

まず展開ルートを紹介する前に、何を持ってニビルケアとするかですが、
相手に妨害がなければ最低限の盤面にたどり着ける上で、5回以内にエトワールを着地させることをニビルケアの最低条件と定義します。

5回以内にエトワールを着地させれば相手のニビルにチェーンして自分の盤面を全てエンドフェイズまで飛ばすことで相手のニビルを不発にすることが出来るのでこれをニビルケアと定義します。

展開例
オスティナート1枚+特殊召喚できる幻奏モンスター(幸魂でも可)

※ここではソナタとします。

1. オスティナート発動 ルフランとクープレを素材にバッハを融合召喚

2. バッハの効果でソプラノを特殊召喚 ソプラノの効果でクープレを回収

3. クープレの効果でルフランを墓地から特殊召喚

4. ルフランの効果でアリアをサーチ

5. ソプラノ起動効果で、バッハ、ルフラン、ソプラノの３体を素材にエトワールを融合召喚

6. バッハの効果でソプラノを墓地から特殊召喚して、ルフランをスケールにセット

7. ソナタ特殊召喚 ソナタとソプラノの2体を素材にハーモニストをL召喚….

この展開では4回目でエトワールを着地させながら、何も無ければ基本盤面に到達出来ます。

バッハに対する無効系誘発→天使族追加でハーモニストL召喚で貫通。

バッハの効果が通った場合は、
ハーモニストにチェーンでニビルを打たれても、エトワールの効果でエンドフェイズまで除外した後に、クープレをスケールにセットしてアリアをP召喚。
そのままクープレの効果で幻奏曲をサーチから発動でシューベルトを特殊召喚。

まで行けるので、オスティナートを引いているだけでかなりの誘発を受けれます。

応用② 後手ワンキル

幻奏にはテーマ内の除去がエトワール以外に存在しないので、前盤面を剥がしてワンキルするのは難しいです。
ただ、相手が事故った時とか誘発で止め切った時にライフを取り切れるということ自体が大事だと思うので簡単にルートを紹介します。

ルフラン1枚初動

1. ルフラン召喚 クープレをサーチ

2. クープレをスケールに発動 協奏曲をサーチ

3. 協奏曲発動 場のルフランとスケールのクープレでバッハを融合召喚

4. ルフランとクープレの効果でスケールに2枚を貼りつつ、バッハの効果でデッキからエレジーを特殊召喚

5. ルフランのスケール効果でアリアを墓地に落とす

6. バッハとエレジーでハーモニストをL召喚して、デッキからソプラノとフランソワを特殊召喚しながら、バッハの墓地効果で墓地からアリアを特殊召喚

7. ソプラノの効果で墓地のエレジーを手札に回収。

8. ソプラノの起動効果でアリア、ソプラノの2体を素材にシューベルトを融合召喚

9. フランソワの効果で墓地のアリアを回収

10. 手札のエレジーとアリアをP召喚

エレジーの300UPが全体に入るので、

ハーモニスト 1300
エレジー 2300
アリア 1900
シューベルト 2700 (効果を使うと3600)

合計8200(9100)

でライフを飛ばすことができます。
ソナタが絡むと打点アップが入るのでもっと楽になったり、
オスティナート初動だと、かなり打点に余裕が出るので相手の盤面が空ならライフを飛ばすこと自体は出来ます。

4.捲られ方を考える

アリア、エレジーの耐性がかかった盤面を複数体こえられるカードは現代カードプールでも限られるので、対面のデッキを確認した上で捲られ方を考えて妨害を当てることが必要になります。

例1)ジーランティス

捲られ方としては最悪の部類に入ります。
盤面全体を裏守備にされて、エトワールをバウンス等の除去手段で除去された上で盤面を剥がされるとライフを取り切られてしまうケースがあるので、リンク値4体分のモンスターが盤面に着地したら警戒しましょう。

例2)アーゼウス

基本的にエトワールで盤面を逃がすことで、死にさえしなければリソースを確保できるのでアーゼウスで捲られるパターンとしては一滴や結界で盤面を逃がせなかったパターンです。

ただ、アーゼウスでの捲りに関しては死なないことが確定している且つエトワールの相手によって除去された時の効果で、

1. バッハを特殊召喚して効果でルフランを特殊召喚

2. クープレをサーチ 効果で墓地のソプラノを特殊召喚

3. ソプラノの効果で任意の幻想モンスターを回収

の流れで盤面を再形成できるので結構耐えていることが多いです。

例3)クルヌギアス

クルヌギアスで盤面を除去されて、盤面を全体無効にされて盤面を剥がされるという流れも考えられます。

これに関しても、エトワールでの盤面再形成が有効でクルヌギアスでリンク素材にしたモンスターは相手によって墓地に送られたことになるという裁定が出ています。

クルヌギアスでアリアを除去して戦闘でこちらの盤面を超えてくる流れにおいても、
エトワールからバッハ、ルフラン、クープレを経由してアリアを釣り直すことができるので、この捲られ方に関しては相手が相当なゴリラデッキじゃない限りは大丈夫だと思います。

5.相性のいい先行札

①群雄割拠

幻奏モンスターは全てが天使族で構成されています。
且つその他のモンスターを出すことすら縛りによって厳しいので、基本的に自分に群雄割拠が刺さる瞬間がありません。

現環境においては、かなり通りのいいカードで誘発を受けて止まった時の止まりどころとしては最上級のパワーなのでメインに採用しています。

②カイザーコロシアム

貼るだけでお手軽にニビルケアが出来るカードで、
展開が終わったタイミングでは面が広がっていますが
エトワールの効果で盤面を好きな数エンドフェイズまで飛ばせるのでしっかり相手を縛れます。

ただ、大抵盤面を維持した方が強くてカイコロを強く使う為に盤面を飛ばすみたいな使い方をしないと先行札としての役割を果たさないのでニビルケアの側面以外は、他のカードの方がいいのかなと思います。

展開を通した上で使う先行札に関しては、このデッキの場合大抵がメインに入っている手札誘発が持つ役割で十分だと思っています。

理由は、前述の通り相手がこちらの盤面を捲るための動き方を、カードプールを知っている事によって理解できるので、そこに妨害を当てるだけで充分だと思っているからです。

実際にアリアエレジーの耐性を超える手数を複数持っているデッキは少ないのでこの考えは間違ってないと思います。

上記の理由により先行用に採用するカードは、

①誘発で止まった時に優秀なカード
例)群雄割拠、神智、異次元グランドなど

②展開を通す役割を持つカード
例)カイザーコロシアム、三戦など

がこのデッキにあっているのかなと思います。

6.幻奏に対する誘発評価

各誘発の評価と、幻奏側がどのように受けるかについて解説します。

①灰流うらら  △ そこそこ受けられる 

打ち方ですが、相手の入り方によって変わります。

まず、オスティナート初動の場合確実に打ちます。
オスティナートを通してしまうと基本的にその先の展開にうららを打つところが無くなってしまいます。

バッハ→打っても意味が無い
ハーモニスト→バッハでチェーンを組むので打てない

展開の起点になる2種のモンスターに打つことが出来ないので初動にしか打つところがないと言っていいと思います。

続いてルフラン初動の場合ですが、
ここはスルーした方がいいです。
打つ場所ですが、次のアクションであるクープレのスケール効果に使うのがいいと思います。

これはうららを打たれた時の受け入れ枚数の話ですが、

ルフランに打った時は、

1. 指名者を引いている

2. 幻奏モンスターを追加からのハーモニクスで貫通

3. そもそもクープレを素引している

4. 協奏曲と幻奏モンスターを素引している

の4パターン貫通が考えられるに対して、

クープレに打った場合、協奏曲は大体の構築で1枚採用なので、

1. 指名者を引いている

2. 幻奏モンスターを追加からのハーモニクスで貫通

3. ルフラン2枚目を発動してソプラノをP召喚

の3パターンしか貫通ルートが存在せず、貫通の受入枚数を減らすことが出来るのでここに打った方がいいという結論になりました。

②泡影、ヴェーラー △ そこそこ受けられる

基本的には、ハーモニストに打つのがいいと思います。

先程書いた通り、ルフランに対する誘発は結構貫通率が高いです。

ルフラン初動の場合バッハに対する誘発への貫通は、

1. 幻奏モンスターをP召喚からのハーモニクスで貫通

2. 指名者を引いている

の２パターンの貫通が考えられる且つ、汎用で耐えられてしまった時にバッハが残っていることが負けに繋がりやすいです。

それに対してハーモニストに打つ場合の貫通は、

1. バッハからアリアを特殊召喚して、幻奏モンスターを追加してからハーモニストを出して受けなくする

2. ソプラノとフランソワを素引していて、エトワールは着地する

3. 指名者を引いている

の３パターンで要求値が高くなります。

ただ、オスティナート初動の場合は基本展開のところに書いた通り確実に先にアリアが着地するのでバッハに打つしかないのを覚えておいてください。

ここまででわかったとおり、幻奏モンスターを追加できることがかなり誘発の貫通において重要なので出来ることならソナタ3枚に加えて、カノン3枚、幸魂3枚と追加できる貫通札は沢山入れたいです。

③増殖するG ◎ ほぼ受けられない

デッキの性質上、回しきってこそな側面がかなりあって、Gに対しての止まりどころが作りにくいデッキです。

なので、せめてサイド後はGを受けれるように先行用の理不尽カードは入れておいた方がいいのかなと思います。

④原始生命態ニビル ○ 受けれる手札が限られる

展開のところで記載した通り、ニビルを受けれるパターンは存在するし現実的な要求値の範囲内ですが、クリーンヒットした場合に本当に何も残らなくなってしまうのでかなりきつい誘発の一種です。

ニビルを受けれる手札のパターンは

①オスティナート＋幻奏モンスター

②ルフラン(第一楽章)＋特殊召喚できる幻奏モンスタ

で、①のパターンが応用展開で紹介したパターンです。

②のパターンに関しては、この手札のパターンはハーモニストに対する無効系誘発の方を重く見た動きをする且つ最大値を下げることになるので、ほとんど使うことがないと思っておいてください。

展開パターンは、エトワールを先出ししてからハーモニストに向かうだけで簡単なので割愛します。

⑤DDクロウ、ビーステッド △ そこそこ受けられる

アリア決め打ちで、盤面を作られることは許容するけどアリアを消したいという意図での採用ならいいと思います。

展開を止めたいという意図での採用は、他にもいくらでもあるので微妙な場面が多いと思います。

⑥屋敷わらし × 打てはするが効かない時が多い

一応バッハの蘇生効果や、クープレの特殊召喚に使えばしますがこの2つに打っても基本的にほとんど影響がないです。

ルフラン1枚初動のパターンはどうせフランソワの回収効果が浮いているので、蘇生できなかったモンスターを回収してP召喚で吐き出すだけになるし、オスティナート初動に関しては言うまでもなくモンスターが一体減ったくらいでは何も変わらないので打つ意味があまりないです。

ただ、オスティナートに打つことができる点だけは評価できます。

⑦ドロール＆ロックバード △ そこそこ受けられる

自分の構築では壺を4枚採用していることから若干入れてない構築よりは刺さりやすくなっていますが、本当にほかに何も無いルフラン1枚初動以外では食らっても大丈夫なことが多いです。

ハーモニストを出してからの動きは墓地を経由して手札に回収するので、実質的にデッキからサーチする行為はルフラン、クープレのサーチの2つしかないので他に入れるカードがない時以外はわざわざ入れなくて大丈夫だと思います。

ある程度主要な誘発の受けに関しては、話せたと思うので以上にします。

7.幻奏に対する捲り札評価

効くカード、効かないカード、おすすめのカード
まとめてザーッと紹介していきます。

①拮抗勝負 × 効きにくい

幻奏の基本プランが''展開した盤面を維持して勝つ''
というプランなので、
拮抗勝負にチェーンでエトワールで盤面を全てエンドフェイズまで逃がしてしまえば死なないことが確定して幻奏の目指すプランを成立させてしまうので、
基本的にはあまり強くない捲り札の部類だと思います。

②結界波、一滴 ◎ 効きやすい

ただし、これはエトワールをバウンスで除去できるデッキに限ります。
エトワールを破壊や除外で処理してしまうと盤面が再形成されてリソースも確保されてしまうので、まずエトワールをバウンスしてから残りの盤面を剥がすという行為ができるデッキにおいてはこの2種のまくり札はかなり強い部類だと思います。

③超融合 ○  結構効く

出す先の候補としては、主にガルーラになると思いますがもっと幻奏が流行ってくれば幻奏対面専用に、エトワールやシューベルトが採用される時も来るかもしれません。

今回はガルーラの前提で話を進めます。

超融合を打つ側は、
エトワールは手数で超えてアリアとエレジーを消すか、
エトワールだけを消すかを選択することになります。
→エトワールと一緒に吸ったモンスターは、エトワールの効果で蘇生されるので。

1枚で耐性と妨害を全部踏めるカードでは無いですが単体のカードがする仕事としては優秀な方なので、効く方のカードだと評価しています。
使っているデッキが面処理を苦手とするデッキなら、1枚で完結している超融合はおすすめできるカードてす。

④皆既日食の書 (おすすめ枠) 効きやすい

同じ1枚で捲れる冥王結界波と違って、ライフも取れるのがかなり強いです。わざわざ、このデッキをメタるためだけに入れるのは違うと思うので他にもこのカードが刺さるテーマが環境にいる時は採用を検討してもいいと思います。

⑤壊獣、ラヴァゴ、ラー玉 ◎ 効きやすい

いくら盤面に耐性があるモンスターを並べても、この辺のカードには抗えません。
アリアに壊獣を投げられてしまうの少し硬いだけの、1妨害盤面に早変わりしてしまう他、エトワールを消されることで盤面を逃がすことも出来ないので投げられると厳しいことが多いです。

この辺のカードをケアできるのも相まって、群雄割拠の評価がかなり高くなっています。

7.サイドチェンジについて

抜きやすい順にサイチェンで触る枠を並べてみます。

左上から抜きやすい順に並べています。

エレジーを抜くかに関しては、自身のサイドプランと相談ですが、冥王結界波や拮抗勝負などのターンを返す前提のプランを組んでいる場合は触らない枠になるので残した方がいいと思います。

幻奏は第一楽章やオスティナートの発動条件の問題で、原始生命態ニビルやファンタズメイ、深淵の獣みたいな盤面にモンスターが残る手札誘発を使いにくいです。

また、壊獣や超融合もハーモニストの制約で使えないので基本的には伏せ割りと誘発をメインにサイドを組むことになると思います。

その為、先行用カードにサイドデッキを割く枠を作りやすいと思うので、上記の相性のいい先行札を参考にサイドデッキを組んでいただければいいかなと思います。

8.採用カードの細かな話

①ソプラノ2枚目の採用

基本幻奏ネームは1枚の採用でも、クープレやバッハの蘇生や、フランソワ回収効果で使い回すことができるので初動以外の幻奏モンスターはピン投に抑えて枠を開けたいのが本音です。

ただソプラノに関しては、深淵の獣やクロウを食らってしまった時のリカバリーがかなり難しくてここだけは2枚採用にしたいです。

また2ターン目にデッキの2周目を回し始める時の動く起点は、

1. クープレのスケール効果から協奏曲をサーチしてバッハを特殊召喚する

2. ハーモニストをL召喚する

の2パターンありますが、
1ターン目の強欲で金満な壺でバッハが2枚飛んでたりするとソプラノの2枚目が無いとデッキが回らなくなったりするので、必要な場面がそこそこ来ると思って採用しています。

②強欲で金満な壺の採用

強金の枠は準初動を採用する枠になるので、
ss幻奏モンスター(カノン)、幸魂辺りのカードとの選択になると思います。

それぞれのメリットデメリットの比較ですが、

強欲で金満な壺

メリット
1枚で仕事が完結している
単体初動になり得る且つ汎用を探せる
灰流うららを吸ってくれる
後手時も捲り札を探しに行ける

デメリット
ゴミしか引かない可能性がある
エクストラの飛びがやばい時がある
協奏曲のドローが消える

ss幻奏モンスターの傘増し

メリット
G以外の誘発の受けが基本よくなる

デメリット
単体では仕事をしない
後手時は別に手数にならない

などが挙げられます。

ここを比較した際に、自分は強金の方が勝っている部分が多いのかなと思い採用しています。

最後に

幻奏というデッキは、基本的に誰が組んでも同じようなデッキになるタイプのテーマで考えていてあまり楽しくなかったです。

ハートマーク押していただけると励みになりますのでお願いします。

それでは。